光と陰の画家
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
大好きな画家なので、楽しみにしていました。
入口の絵はバッカス ポスターは果物籠を持つ少年
籠の中のぶどうとか リアルです。
シャツの感触もすごい!
カラヴァッジョ 絵も劇的な雰囲気で光と影 明と暗を印象的に描いていますが
本人の一生も劇的
ミラノで生まれてローマへ
ここでけっこうパトロンにも恵まれ作品も手掛けたけれど、
素行は悪く、けんかっ早い。
とうとう相手を殺してしまうという事件を起こし、ローマから逃亡
ナポリに、その後マルタへ
マルタで騎士団に迎え入れられるも、また問題を起こして除名
どうにか「ローマで恩赦されそうだ」との報にローマへ向かう途中熱病で死亡
数年前、没後400年を記念して作られた映画のDVDを観ました
今回はまさかのナルキッソスが来ています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160304/11/mietyan/3a/86/j/t02000242_0200024213583482545.jpg?caw=800)
もう感激です。
この見るからにドラマチックな表現
暗闇にナルキッソスだけが浮かび上がって
また服の袖の描写などもすごかった!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160304/15/mietyan/b5/64/j/t02200178_0250020213583618036.jpg?caw=800)
エマオの晩餐
キリストの姿が…見ている自分も敬虔な気持ちになる絵
ローマから逃亡した後に描かれた絵ということですが、抑えた動き、光と闇
そして
法悦のマグダラのマリア
逃亡してから描かれ、ローマへ向かう途中に亡くなったカラヴァッジョの荷物の中にあったとされ
長く行方不明だった絵です。
2014年に発見され、真筆と認定されて、世界で初めて公開された絵
恍惚の表情のマリアが闇に浮かびあがり、シャツの描き方も美しい
このほかにも何点もカラヴァッジョの作品を実際に見る機会を得て幸せな時間を過ごしました。