英国の夢 ラファエル前派展 bunkamura ザ・ミュージアム | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと



渋谷bunkamuraザ・ミュージアムには美人の絵がたくさん展示されていました。

産業革命で豊かになった19世紀のイギリス
ラファエル前派と称する7人の若い画家のグループが現れました。
彼らは聖母子像などで有名なラファエロ以前の絵画への回帰を唱え、絵画によって民衆を教化できると信じて作品を民衆にできるだけ届くように努めました。
ルネサンス以降の絵画が様式化し過ぎたという意見のようですね。

その後、進む道がそれぞれ違う方向へ行ってしまったそうですが。

ラファエル前派というものは何? という疑問がこれでわかりました。


この時代、ヴィクトリア女王が君臨し、ヴィクトリア朝と呼ばれイギリスは絶頂期
この大英帝国こそ古代ローマ帝国の後継者と思う気持ちから
風俗画も古代世界に設定して描かれています。


ローレンス・アルマ=タデマ作お気に入りの詩人
この絵はきれいでした。
服の表現もやわらかそうで、見とれます。

また古典主義の強い画家のグループとして19世紀末から20世紀初めに活躍した
ジョン・ウイリアム・ウォーターハウスの

エコーとナルキッソス
ギリシャ神話
エコーはナルキッソスに恋したけれど、自分からは話すこともできません。相手の言葉を繰り返すだけ。
ナルキッソスは自分の姿に恋してしまいます。やがてエコーは声だけの木霊になってしまうのでした。
哀しい場面ですが、
とても素敵な絵です。

ロセッティの作品もきれいな女性の絵

なにしろ見惚れる女性の作品が多かった美術展でした。