美術のサイトを見ると、皆さんすご~くお奨めの展覧会
『空海と密教美術』公式サイト を見ると国宝・重要文化財98.9%なんてキャッチコピー
展示物は入れ替えがあるので本日は100%が国宝・重要文化財でした。
期間は7月20日~9月25日 「混雑が予想されるから早めに見に行くことをお勧め」なんて記事を読んで早めに行ってみました。 確かに混んでいます。平日の午前中です。
空海=弘法大師
- 沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉 (徳間文庫)/夢枕 獏
- ¥700 Amazon.co.jp 2010年読了『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』
巻ノ1は唐の国へ行く船のシーンもあり、やっと着いた唐の国では役人に足止めをくらいます。
第一章 空海ー日本密教の祖
性霊集 空海著
このなかに長安に入るため福州行政官に宛てた手紙がありました。
ー日本国留学沙門空海ー
この文字が読めて、空海が実際にやったことなんだと感激しました。
第二章 入唐求法ー密教受法と唐文化の吸収
御請来目録 空海選・最澄筆
「密教は奥深くて言葉にしただけではわかりにくいので絵や図にするよう」と書かれているそうです。
写本がたくさん書かれ、最澄も持っていたとか。
三鈷杵(飛行三鈷杵) 7月31日~8月11日まで展示
唐の僧恵果から授かったこの三鈷杵(和歌山・金剛峰寺蔵)
空海が帰国するときに、密教を広めるのにはどの地が良いか?と明州の港から三鈷杵を空中に投げたところ、それが遠く飛行して高野山の松の枝に懸かったという伝承があるそうです。伝承ね
私、夢枕獏さんの本を最後まで読んでないので、そのエピソードも描かれているのかな?
このコーナーは空海が唐から持ち帰った絵画・仏像など多々展示されています。
第三章 密教胎動ー神護寺・高野山・東寺
曼荼羅…これが理解できないといけませんね
仏教、特に密教において聖域、仏の悟りの境地・世界観などを仏像・シンボル・文字などで表したもの。
両界曼荼羅(高雄曼荼羅) 金剛界
説明等が映像でも展示でもありましたが、絵が薄くかすれていてわかりません。
★本日展示されていたのは(高雄曼荼羅)の金剛界です。8月2日~8月15日まで
『高雄曼荼羅』の胎蔵界はもう終わってます。
8月16日~9月4日は両界曼荼羅(血曼荼羅)の胎蔵界
9月6日~9月25日は両界曼荼羅(血曼荼羅)の金剛界
(血曼荼羅)ってどのようなもの 『清盛が胎蔵界の大日如来の宝冠に自らの頭の血をまぜて彩色したとの伝えから「血曼荼羅」とも呼ばれる。』 説明がありました。 すごい呼び名でびっくりしました。
第四章 法灯ー受け継がれる空海の息吹
蘇悉地儀軌契印図
これは興味ありました。印の形の一覧とでもいっていいかな。
密教=真言=印を結ぶ ちょっと飛躍しすぎた妄想ですかね。
薬師如来座像
大阪・獅子窟寺蔵の国宝です。 衣の流れがきれいです。
このコーナーは仏像がたくさんです。
第五章 仏像曼荼羅
やっとお目当て
ポスターにもありましたが、京都東寺から8体の仏像
公式サイトで人気投票がありました。事前に見たところ『帝釈天騎象像』が一番人気 ポスターでも一番前に
東寺での立体曼荼羅の図
①金剛法菩薩坐像(五菩薩のうち)
②金剛業菩薩坐像(五菩薩のうち)
③隆三世明王立像(五大明王のうち)
④大威徳明王騎牛像(五大明王のうち)
⑤梵天坐像
⑥帝釈天騎象像
⑦持国天立像(四天王のうち)
⑧増長天立像(四天王のうち)
一番人気に納得 いいお顔の帝釈天 乗ってる象の彫りもすごい。 素敵でした。金剛法菩薩もいいお顔してます
帝釈天は阿修羅と戦いますね。…高田崇史さんの『鬼神伝』 ですが。
- 鬼神伝 (講談社ノベルス)/高田 崇史
¥1,155 Amazon.co.jp
会場出たら雨でした。朝はいい天気だったのに。
行くときに科学博物館の前を通ったら『恐竜博2011』チケット買う人も入場する人も行列
帰りもまた、並んでいました。30分待ち!
ポチっとしていただけるとうれしいです。
追記8月7日からNHKBS
で『空海 至宝と人生』が3夜連続で放送されます。