「伝説の85歳の老詐欺師」
ある日、桜井(山口翔悟)はチンピラに恐喝された。桜井は逮捕したが、刑事には見られなかったらしい。
ある路地で荻島吾郎(みやざこ夏穂)という男の刺殺体が発見された。現場に駆けつけた村雨(中村俊介)と桜井は、事件現場近くのアパートから聞き込み捜査を開始。
その一室に住む増山という老人(大滝秀治)に話を聞こうとうするが、増山は警察が嫌いだと協力を拒む。
一方、須田(塚地武雅)と黒木(賀集利樹)は、事件現場近くの雑居ビルの非常階段で、凶器と思われる血に染まったナイフを発見。犯人のものと思われる足跡を調べてみると、屋上の一角で途切れていた。どうやら隣のビルへ飛び移ったようだ。
その翌日、殺された荻島の身元が判明。荻島は元警官で現在無職、闇社会との癒着を噂されて、調査対象の風俗店に接待されていたと当時の同僚に聞いた。
安積(佐々木蔵之介)は須田と黒木に荻島の身辺調査を命じると、村雨と桜井は再度、増山に事情を聞きたいと申し出る。
村雨と桜井が増山のアパートへ向かう途中、大沢佑香(藤田麻衣子)という介護士に付き添われている増山に遭遇。足の悪い増山を桜井が背負って、増山のアパートへと向かった。
2階の部屋まで背負って上がり、増井はお礼にどら焼きを桜井に渡した。桜井が事件のことを尋ねると、具合が悪いと横になり、日をあらためて桜井一人で来てくれと増山は言った。
翌日、桜井が一人で増山を訪ねると、増山は桜井に心を開いたのか、ぽつぽつと身の上話を始めた。それによると、増山は前科者で、長いこと刑務所に入っていたとのこと。桜井と同じ26歳の孫がいるが、家族に迷惑をかけたので会えないという。それで刑事が嫌いになり、村雨は刑事の目で嫌だが、桜井は学生みたいだという。
また、生活保護を受けているが2日後の支給日まで金がないから食費を制限していると漏らす。その言葉を聞いた桜井は、当座の生活費にと、増山に5万円を渡した。すると増山は必ず返すといい、事件の日に揉めていたのは外国人だったと桜井に話した。
意気揚々と署に戻った桜井は、増山の目撃証言を安積らに報告するが、安積から増山が前科7犯の伝説の詐欺師で「ペテンのマス」であることを知らされる。増山の身の上話は、全て嘘だったのだ。神南署を飛び出し増山の姿を探す桜井は、ほどなくパチンコ屋で増山を発見。怒りをぶつける桜井だったが、増山は「デカが簡単に相手の言うことを信用するもんじゃない。5万円なら安い授業料だ。」と涼しく言い放つ。
外国人を見たというのも嘘かと問い詰めていると、ガソリンスタンドの店員の武井亮(泉見洋平)が、揉めていると思い止めに入った。武井は桜井に警察の人だと思わなかったと謝った。
武井は介護士の佑香の友達で、増山は何かの事件に関係しているのかと聞いた。
黒木たちの調べで、荻島は派遣型の風俗店を開く予定で、若い女の子たちを集めていて、昔逮捕した女の子たちを口説いていた聞く。荻島の逮捕者リストに大沢佑香の名前があった。佑香は実家とは疎遠になっていて、武井と9月23日に挙式することが決まっていた。
安積と水野は佑香に荻島について話を聞くと、バイトに誘われたと答えた。佑香は高校の頃、親と仲が悪く何度も家出をして、売春して荻島に捕まり、バイトをしないと結婚相手にバラすと脅された。
荻島は刑事など安い給料で危険な仕事をさせられ、市民の安全のため。逮捕する相手は高いスーツに高価な腕時計、高い外車で高価なマンションに住んでいて、そっちに回ったほうが得だと考えて、佑香も仲間に誘った。
何年経っても過去は消せない、佑香は武井に打ち明けて、それでも結婚をすると言ってくれた。
雑誌記者山口(安めぐみ)は、元警察官の不祥事、元刑事の職権乱用、逮捕した女性を脅かしてビジネスに悪用しようとしていたのは事実かと署長とハンチョウに問いただす。被害者のプライバシーを尊重したいという署長。ハンチョウは口には出来ないが、本当のことをちゃんと書いて欲しいという。
桜井は増山を訪ねて、本当に見たことを話すように言うが、「私が言ったことが本当か嘘か、坊やには見抜けないだろう」と言って、病院へ行くという。
増山がころんだ。助けて手を貸す桜井に、
「本当に心配してくれるんだね。甘い坊やだね」と言って、増山は屈伸運動。足も治っていて杖も小道具。怪我が治ったら、佑香ちゃんが来てくれない。嘘か本当か、二つに一つ。ちゃんと見ていれば見破れると言って増山は杖を担いで去って行った。
村雨は、桜井に「お前を試したんだ、悪い方の足はこの間は右足だった。随分と気に入られたもんだな。」と言った。
桜井はおでん屋で、黒木と須田に刑事に向いていないと言うと、須田は「向いてないと思うならすぐに辞めてくれ」と村雨に言われたといい、ハンチョウのジャケットの着方をモノマネしようとした。
桜井は帰ろうとすると、安積と石倉(唐十郎)がやってきて引き止め、村雨が心配していた、安積も村雨もみんな刑事に向いていないと泣いていたと聞く。
黒木と須田は武井の靴を調べ、足跡は一致しなかった。村雨と桜井は、増山は何かを知っていると、再びアパートを訪ねると、留守だったがアパートの横に裏へ抜ける道があるのに気付いた。前には植木があり気付かなかった。
抜け道があるなら、非常階段を使って、ビルを飛び越えて逃げる必要は無い。犯人は被害者をあの場所に呼び出しているので、土地勘のある人物。
安積と水野は増山のアパートを訪ねた。
増山は誰かをかばっていると思ったが、かばわれていた。犯人は運動神経のいい若者に仕立てられた。
若い親切な介護士の大沢さんが困っているのを知り、結婚間近かな2人のために、一肌脱ごうとして、脅すつもりでナイフを持ったが、荻島は佑香の過去を職場に知らせて仕事を無くさせると聞いて、刺し殺してしまった。
それを知った武井が結婚式に来て欲しいから、老人の仕業と思えないように、裏道があるのに、非常階段から屋上に登り、ビルからビルへ飛び移った。
往復郵便を85年生きてきて、初めて貰った結婚案内状。式に出たかったが、自分が行くと汚す事になる。嘘を見抜かれて捕まるなら仕方が無い、あの坊やに見抜いて欲しかったと増山は言った。お金の5万円も返す用意をしていた。武井も罪になるなら、結婚式を挙げさせて欲しいという。
桜井が部屋に入り、増山に手錠をかけた。
武井から全部聞いた佑香が増山に会いに来て手錠を掛けられているのを見て、「ごめんなさい。わたしのために。」と泣いた。増山は「私が選んだんだ、こういう道を」と」言った。
武井と佑香の結婚式の日、安積は増山を護送中に、教会に立ち寄って、大好きな佑香ちゃんの結婚式を見せてあげた。
今週は、大滝秀治さんがゲスト。85歳の老詐欺師。桜井くんはすっかり騙されて、杖を付いていたのも嘘、右足から左足に代えて、桜井さんを試していたのを、村雨さんが見破っていた。足が治ったら、もう大沢さんに会えなくなっちゃうと思う元気なお爺ちゃんだよ。
観察力の足りない若い刑事・桜井さんに指導。随分気に入られたんだね。
学生時代は売春もしていたけど更正した大沢さんが、詐欺師のおじいちゃん増山さんは大好き。そんな増山さんを武井くんが捕まらないようにして、増山さんはすぐに自首しようとしたけど、大沢さんの結婚式まで自首をしなかった。でも、お人よしの桜井さんに捕まえて欲しくて、植木を移動して、裏道があることを見抜いて欲しかったのに、先に村雨さんが気付いてしまって、先越されちゃって、また実力の差を見せ付けられちゃうんだよね。安積さんも村雨さんも増山さんの気持ちを察して、桜井くんに手錠をかけさせた。
安積さんは早めに出て増山さんを護送中に、大好きな大沢さんの結婚式を見せてあげて優しいね。
被害者の元刑事が一番悪人、真犯人は詐欺師で元気ないいおじいちゃん。
ハンチョウらしい、心温まる話でしたね。銃撃戦も、カーチェイスも、でかい花火も、犯人逃亡もない地味な話だったけど、次も見たくなるのがハンチョウのいい所だ。
ハンチョウのジャケット、バッサーは最後に出てきたね。
今回の茂樹さんはシンミリマジモード。白バイ仲間の前島が追跡したバイクに白バイをぶつけられて入院、前島も結婚間近で車椅子で結婚式になりそう。前島が、「一般人じゃなくて良かった」って、交通課も刑事課も同じ、常に死の危険がある仕事ということでしたね。
白バイに乗る茂樹さんが見られなくなって残念。蔵之介さんとのツーショットも最後でしたね。
「馬の王子様」ももうすぐ終ってしまうらしいし、茂樹さんのコスプレ見る機会が段々減って残念だな。
視聴率は9.3%。
