「過去から来た殺人者 残されたDNAの謎」
ある廃虚で、大学生・松岡(翔太)が椅子に縛り付けられた状態で死亡しているのが見つかる。マリコ(沢口靖子)は、被害者の首に二重の索条痕があったことなどから、犯人の強い殺意を感じていた。その被害者の衣服のボタンに毛髪が巻きついているのを乾(泉正行)が見つけ、マリコは犯人のものである可能性があるとみる。
また早月(若村麻由美)の検視により、スタンガンの痕跡だけでなく、両手・両足にひどい内出血の後があり、椅子に縛られてから殺されるまで長時間経過していることが分かる。
携帯の履歴などから、殺される直前に、友人5人に電話をかけていた。「殺されるから、十万円を貸してくれ」と言う電話だったが、誰も信用しなかったようだ。声を聞けば本当か分かりそうなものだが、そこまで親しい友人ではなかったという。
松岡は、親がレストラン経営の金持ちで、病気の友人のために募金を集めたり、ボランティアをしたり、真面目な大学生だった。
そんななか、同じ手口の絞殺死体が発見される。被害者は、女子大生・芹沢奈央(田中良子)で、その現場にも、ボタンに巻きついた毛髪が残されていた。
毛髪のDNA分析により、2年前に死んだと認定されている今村尚之(柄本時生)と判明する。
横浜市在住の高校生3年生の今村が、担任教師・小原哲也(野々村仁)を殺した容疑で警察が追っていたが、伊豆の崖から飛び込んだという目撃情報があり、残された携帯電話・所持品などから被疑者死亡で、事件は書類送検されたのだった。
だが死体が見つかっておらず、当時の事件と同じ殺害方法であるため、今村が生きている可能性も考え、捜査が開始される。
芹沢奈央は、来年テレビ局のアナウンサーとして、就職が決まっていた。真面目な学生で、同じように友人に電話があったが、誰も本当とは思わなかったという。
ネットでは、今村が神と呼ばれて、復活したとBBSで祭りになっていた。教師の小原は、引きこもりの生徒を立ち直らせ、テレビでも取り上げられる評判の熱血教師で、綺麗ごとばかり言うウザイ説教する先生と嫌われていたようだ。
その直後、京都府警のホームページの少年課の相談窓口にメールが送られてくる。それは犯行を認める、今村を名乗る人物からのメールだった。
メールには、公表していない毛髪の事実も書かれていた為、明らかに犯人からのメールだと思われた。
調査を進めると、メールの発信元は、被害者・松岡の通っていた京都国際大学だった。犯人は松岡のIDカードを使い、大学からメールをしているのが判明。
再びメールが送られてきた。そこには、椅子に縛られた男の写真が添付されてあった。
すぐに科捜研で写真の分析が行われ、寺社データベースで写っている建築物から居場所を特定した。
土門(内藤剛志)らが乗り込み、被害者を見つけて、犯人を逮捕したが島崎拓海と言う、使われたロープも違っていた。模倣犯の男で、前の2件をマネしただけだった。
やがて、マリコは、毛髪に違和感を感じ始める。毛根の渇きから、最近抜けた物でも、2年前に抜き経過した物でもないのか?真空パックか、缶詰に入っていたように。
早月がタイムカプセル缶を配達するサービスがあるといい、捜査をすることになった。
そして、「思いで缶パニー」で、今村が缶詰を送った人物が浮かび上がってくる。日下部真治(森廉)という、今村の同級生の男だった。土門・マリコ・吉崎(奥田恵梨華)の3人で、日下部の自宅に行き、部屋を調査とすると、今村に送られた箱が残っていたが中身は無かった。マリコは今村と日下部の写真を発見した。机の中から廃墟に関する住所と写真のリストが出て、吉崎が照合分析、下見した場所を突き止める。
土門から、新情報。松岡は募金をしていた金を着服していた。芹沢奈央は、女子アナに合格するために、ライバルの女性の悪口をネットで流していた。
日下部は犯行を重ねていた。大学でカツアゲをしていた男を呼び出して、縛り上げ、電話をかけさせていた。
今村から日下部への手紙で、缶詰は日下部の誕生日プレゼントだった。今村の犯行の動機は、小原哲也が、ただ世間に注目を浴びたいだけで、相談する女生徒に手を出し、自殺に追いやったからだった。くだらない人間のはびこる世の中で生きるのに耐えられなかった。自分が死んで泣いてくれるのは日下部だけ、幸せか?心から信頼できる友達は出来たか?自分の髪の毛で葬ってくれというものだった。
土門たち刑事とマリコが駆けつけ、日下部をマリコが説得。被害者は、自分のイベントのために友達から金を巻き上げていた。今村と自分のような本当の友達はいないことを分からせたかったという。
日下部がナイフで首を切り、権藤(高橋光臣)が日下部を取り押さえて逮捕。(いつのまに、そんな近くに!)病院へ連絡して、日下部を連行した。
缶詰には、今村の髪の毛が残されていた。
日下部は一命を取りとめた。土門は、日下部は今村の死で孤独になり、人生に絶望していた。今村からの手紙が引き金になって、日下部の孤独は徹底的になったのだろうとマリコに話した。
大都会で、誰からも受け入れられず、誰からも必要とされない孤独は、誰かを愛し、誰かから愛されればいいだけなのに・・・とマリコは言った。
衣服に付いた涙に含まれるカリウムやナトリウムの量や成分から、その時の感情までわかっちゃうですね。カリウムが少なくて、ナトリウムが多いと極度に緊張した状態の涙になる。「臨場」でも出ていましたね。
寺社物件データべースで、建物検索、方向から廃墟を特定。京都のデータ化は、凄いなあ。乾と吉崎があんな、ネッラーだとは・・・。BBSチェックを仕事中にするんだね。怪しいサイトに、犯行予告が多いからな。
科捜研は部屋を捜索したり、刑事と同じ仕事をしている気がする。
髪の毛が新しいものか、抜けてから時間がたっているものかが分かるんですね。大事にしているものを、缶詰にして指定した日に送るタイムカプセル業者とか、夢のある仕事なのに、送られたのは死んだ人の髪の毛。本当にホラーっぽい。不気味な親友ですね。
大学生にもなって、友達がいないとか、一人でご飯を食べていると白い目で見られるとか、自意識過剰で、しかも友達の多い人間を逆恨みっすか。そんなことで、殺されちゃ浮かばれないね。もっと、別の方法で制裁できるはずだ。
携帯電話で、「助けて」とメールしても誰も冗談と思ってやってこない。友達だから、性格を分かってのこと、友達じゃないなんて言い切れません。大学の友達なんて付き合い始めたばかりだから、そんなもんでしょう。
引っ込み思案な、オタクは友達や知り合いにも多い。天文オタクとか(苦笑)。自分を卑下して孤独になり、他人を妬み、世間を恨んで、仕置き人気取りの、猟奇殺人は特殊な人間で、気持ちは理解できないけど、模倣犯抑制にはなるのかな。
タイムカプセルで親友に、「友達できたか?」と言われて、親友に成りすまして、同じ犯行を重ねて楽しむ。玉手箱を開けて、亡霊に取り憑かれて、開けてはいけないパンドラの箱で悪魔となる。まさしく、夏のホラー回でした。あの廃墟とか、ホラー映画に出てきそうだったでしょ。画像を載せたのはさらに、愉快犯で感染する。「シバトラ」の鬼神みたいにね。
ただね。今村くんが柄本時生くん、日下部くんが森廉くんと、徳山秀典さんの共演者ばかりで、よく知っているんでね、入り込めず複雑だったな。アニキの共演者は、同じ枠なので共演することは多々あるんだけどね。
秀友ちゃんたちは、名前ですぐ気づいたでしょ。柄本くんは「傍聴マニア」で、森くんは「東京プロムクイーン」で、そんなに絡みは無いけど、アニキの回は何回もリピートして見るからさ。TPQはまだユーチューブで見れます。TPQでも、森くんはおとなしいパソコンオタクで、ホラードラマ。
オタクでも、一人でも、モテなくても、愛するものがあって、夢中になれる物さえあれば、生きていける。そのために、頑張れるっつうことだね。他人と比較すると絶望する。マイペースが一番。大人になるともっと、知りあいは増えるけど、親友なんて出来なくなるんですよ。仕事と家族で手一杯だから、一人になりたくもなる。まだ、大学生って、子供なんだな。
ゲスト:森廉、野々村仁、翔太、田中良子、柄本時生
視聴率12.5%。ちょっと下がりましたね。護身用武器がナイフのみ、逃走経路も考えていない素人で、いつ死んでもいいと思っている犯人。もう少し、ゴシックホラーにしても良かったかもね。
