「結婚・・・出産 私には出来ないんだ」
峰岸美丘(吉高由里子)は両親に橋本太一(林遣都)との交際を認めてもらえず、家を出ると言い出す。太一も両親に反対された。美丘はバイトをして太一と一緒に暮らそうと真剣に考えていた。太一はあらためて美丘の想いの強さを感じ、限られた時間を少しでも長く一緒に過ごそうと、太一もバイトをしてお金をためるという。
峰岸佳織(真矢みき)は美丘がバイトをしようとしているのに気付き、学校も辞めさせた方がいいのではないかと峰岸始(寺脇康文)に相談するが、しばらく見守ろうと言われる。
美丘たちは大学野球の応援に参加して、太一と優勝を喜び合っていると笠木邦彦(勝地涼)達に偶然会う。久しぶりに会った友達同士、邦彦がどこかに行こうと言う話になるが、五島麻理(水沢エレナ)は遠慮する。美丘が遠慮するなら自分だと言っていると、その場に倒れてしまい、麻理が美丘を支えた。
病院に運ばれた美丘は大事を取って入院することになった。すると、麻理は美丘が病気であることを太一が隠していると察する。美丘はみんなを病室に呼んで明るく振る舞った。佳織は美丘の笑顔を見てホッとするが、美丘が太一と付き合うことはよくないのではないかと高梨宏之(谷原章介)に相談する。高梨も明確な答えを出せずにいた。
病院からの帰り道、麻理は美丘が大変な病気なのかも知れないと感じていた。
その頃、太一は美丘の病室で話をしていたが、高梨が回診にやってきたので帰ることにする。佳織がどれだけ心配しているのか考えるように言う高梨に、美丘は高梨も普通の大人だと反発するのだった。
太一は佳織と始に会った。
「美丘さんを支えたい。美丘さんがふたりで暮らすことを望むなら、僕もそうしたい」と決意を伝えた。
2人は美丘に対する太一の真面目な気持ちを受け止めるが、太一と付き合えば美丘を奪われる。
「私たちの美丘を奪っていかないで!」と言われ、心が大きく揺れてしまう。
その後、美丘は佳織から「太一とは付き合うな」と釘を刺されてしまう。そして「私には時間がない」と訴える美丘に、始は「美丘はそれでいいかも知れないが、太一は美丘がいなくなった後、大きな重荷を背負って生きていくことになる」と現実を突きつける。
帰宅した太一は美丘にとって何が一番幸せなのか、悩んでいた。父親は太一が本気で美丘との同棲を考えていると知り「本当に好きな人を失えば傷つく。今のうち離れた方がいい」と助言する。
美丘も病室で太一とのことを考えていたが、佳織が世話をしてくれることに感謝しながら「私も誰かのために世話をしてあげたかったけどそれも無理」とつぶやく。
佳織は美丘の言葉を聞き、病室の外で涙をこらえる。
佳織は美丘にも女の幸せを体験して欲しいと思い始めていた。
その夜、メールで美丘が太一の所に来たこと気付き病院に戻るように言う太一だったが、美丘は「星を見に行く」と大学の屋上に向かう。
美丘が屋上でいろいろなことを思い巡らしながら「駆け落ちしようか」と言うと、太一は「いいよ」と答えた。太一の予想外の返事に美丘は驚く。しかし、太一は「少しでも長く美丘と一緒にいたいと思うのは美丘の両親も同じ。自分が一緒にいることで両親から引き離すことになる」と周りへの配慮を見せる。
美丘は太一が周りに気遣いのできる優しい人だと微笑む。その後、太一は美丘を連れて病院に戻るが、太一の両親が呼ばれていて父親に殴られてしまう。
自分の意思で美丘が病院を抜け出したと分かり、佳織や始は太一に謝るが「美丘とはもう2度と会わないで欲しい」と頭を下げる。
太一が黙っていると、美丘が、「2人きりでいられないと分かった。両親は自分の事ばかり考えてくれるし、太一はみんなのことを考えてくれた。だからもう太一とは会わない」と涙ながらに宣言して立ち去ってしまう。
しかし、太一は涙を流しながら「もう会わないなんてできません。ずっと傍にいると約束した」と言って美丘を追いかけた。
太一の両親は「美丘さんには会わないように言い聞かせます」と佳織や始に頭を下げていた。しかし佳織は「2人を許してあげることはできませんか?美丘のために太一との交際に反対してきたが、1日でも長く生きることを考えるだけではなく、美丘の人生を歩ませてあげたい。美丘が結婚も出産も子育てもできないなら、せめて好きな人と一緒にいる幸せを体験させてあげたい。2人の交際を認めて欲しい」と太一の両親に頭を下げて涙を流す。
高梨は美丘と太一の深刻な顔を見て声を掛けた。その後、美丘と太一は再び両親達と話をする。
始は太一の変わらぬ気持ちを確認すると「美丘をよろしくお願いします」と頭を下げた。
太一の両親は、太一があんなに自分の意志をはっきり言ったから、その気持ちを信じようと思ったのだ。2人の同棲を双方の両親が認めてくれるが、美丘は始から佳織が自分と太一の両親を説得してくれたと知って驚く。
佳織は「2人だけで頑張ろうと思わないで。弱音をはいてもいいの。後悔してもいいの。辛くなったらいつでも私たち親を頼って。絶対に遠慮しないで、助けてって言うのよ。」と言った。
太一は「これから迷惑を掛けるかも知れないが頑張る」と両親に宣言する。美丘も「お父さんとお母さんの子共で良かった」と言うと、両親も美丘が子供で良かったと言う。
そして、「家族やたくさんの人に支えられて生きている。この場にいるのも奇跡。太一と出会うことができたのも奇跡」と実感するのだった。
美丘と太一の両親は同棲を許したけど、それでいいの?甘やかし過ぎだよね。
太一との交際を反対して、美丘が出て行くって言ったんだから、交際を認めるだけでいいんじゃないの。
今回も倒れて病院へ行ったし、記憶障害もある。限られた時間を一緒に過ごしたいと両親も思っている。
美丘はバイトは出来ないし、太一がバイトをしだしたら、遊びにも行けないし、一緒にいる時間が少なくなる。
佳織は美丘に結婚を体験させたいと思ってのことだけど、それはおままごとで、病気の事を考えたら、両親が美丘のわがままを聞き入れるわけがない。
一緒に暮らしだすと、相手の嫌な部分がいっぱい見えてくるからね。後悔するのも経験かな。
夜中にこっそり抜け出して、罪悪感がありながら2人の時間を楽しむのが一番楽しい時期って後で分かるんですよ。
皆が美丘のことを思っているのに、美丘は太一のことしか考えていないのが切ないところ。
病気と分かって、治療も出来ず、病院へ行っても無駄だから、誘われたら誰とでも付き合っていて遊んで、好きなことだけしようとしたけど空しくて、心にトゲがあるから友達もいなかった。無意識に自分から離れようとしていたんだね。
太一が人のことばかり、放っておいてくれないから、美丘も人の気持ちが分かるようになったんだね。
20歳といっても、親が心配するのも、家事や好きなものを作ってくれるのも当たり前だと思っていたから、お母さんみたいな大人になれないまま、死んでしまうのが悲しい。
傷つけられるくらいなら一人のほうがいい。好きな人が一緒にいてくれるなら、もっと楽しい。一緒にいられないなら家を出ようとしたら、両親が自分をどれだけ思っていてくれているのかに気づいて、太一のご両親まで。二人の世界だけじゃなく、世界が広がる。
女が男に影響されて、変わっていくのは、よくあることなのよね。
どんなに両親に反対されても、殴られても、正論で理論的に説得されても、美丘を追いかける太一はカッコイイわ。ただの草食系じゃない。美丘の影響で、男も女で成長するのね。
これが本当の結婚で、病気が治るといいのだけどね。
次は最後のキャンプかな。2人の同棲も長く続かないよ。病院に通うようになるんだろうな。
視聴率10.4%。
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