「殺人DJ」
中央公園でイラストレーターを目指して勉強している20歳の専門学校生・北原明日香(沢井美優)の死体が発見された。毒物をコーヒーなどに混ぜて飲まされたらしい。ポケットの中にはコミュニティFM局の周波数に合わせたラジオがあった。公園近くのビルにはそのFM局があり、青柳(吹越満)と同棲している妙子(遠藤久美子)のレギュラー番組が、毎晩深夜0時から放送されていた。事件とは関係はないとは思うが、青柳は何か引っかかる。
倫太郎(渡瀬恒彦)はラジオの裏に描いてある消えかかった絵が気になった。
倫太郎と直樹(井ノ原快彦)は明日香の部屋から妙子宛の大量のリクエストハガキとラジオ局のステッカーを発見する。どうやら妙子の番組のヘビーリスナーだったようだ。ラジオ局で社長の藤並俊一郎(小市慢太郎)らに話を聞くと、ラビットというラジオネームでほぼ毎日リクエストハガキを送ってきていた。しかも深刻な悩みを相談してくることから、妙子も気にかけていたという。
青柳と矢沢(田口浩正)らの調べで、事件があったころ妙子に似た女性が公園で深夜1時前に目撃されていたことがわかった。矢沢が目撃者から聞いて似顔絵を描くと、妙子にそっくりだった。
明日香と妙子の番組との関係を聞かされた青柳は矢沢(田口浩正)と、ライブハウスへ行き、妙子から直接話を聞くことにした。
しかし、妙子は事件現場の公園には行ったことはないと証言し、ハガキに書いてあること以外は分からないという。
青柳は妙子の不自然な態度に不審を抱くが、あえて何も指摘せずその場を去る。
明日香のリクエストハガキの文面から村瀬(津田寛治)は、明日香が異性関係で悩んでいたのでは、と推理。志保(羽田美智子)もそのトラブルが事件の原因ではないかと考え、明日香の交友関係を洗うことにした。
倫太郎はリクエストハガキがうさぎのパラパラマンガになっていて、宛名とうさぎを先に書いていたことが分かる。うさぎはどこかで見たことがあるようだが・・・。
ラジオ局を訪ねた青柳と矢沢は、事件当夜、妙子があわてて局を出たことを知らされる。まるで誰かと待ち合わせでもしているかのようだった。藤並はラジオリスナーとDJに接点は無いと言う。ラジオネームでどこの誰かも分からない。
妙子はウソをついている。ただ、何か理由があるからだ。苦悩する青柳は本当のことをいえないワケがあるはずと懸命に妙子を理解しようとするのだが…。
倫太郎と直樹は、専門学校で聞き込みをする。
専門学校の講師の野村修(建蔵)によると、自分のイラストにこだわりがあり、他の生徒とトラブルを起こして、友達も知り合いもあまりいない。
村瀬と志保は、レストランでもあまり話をしないが、ホールの女性が中年男性に北原明日香かと聞かれたり、店の前で明日香が中年男性と言い争っていたことがわかり、その男を怪しむ。
倫太郎は明日香のリクエストハガキがラビットのパラパラ漫画で、一枚ハガキが足りないのに気付いた。藤並が一枚抜いたと推理して、藤並がストーカーのように明日香につきまとっていた。
青柳は再びラジオ局で、藤並と妙子が話し合っているのを見て、任意同行を求めて、話を聞くが2人は何も話そうとしない。
村瀬は藤並が破いて捨てたハガキを突きつけた。ハガキには中央公園の金のオブジェの前で待っていると書いてあり、藤並が明日香と会っていたと考えていた。しかし、動機が分からない。
浅輪は、明日香の部屋に“FMオリオン”のステッカーがあることに気付いた。
藤並は5年前“FMオリオン”のラジオディレクターだった。
青柳はマネージャーの藤並の妻・京子(堀内敬子)に話を聞き、5年前にFMオリオンでDJをしていた時もラビットのペンネームで、イラスト付きのハガキを送っていたリスナーがいて、藤並との子供が授かったがDJを止めなかったのは、妙子の時と同じように相談されていたので、しばらくそのハガキを読まなかったため、ラビットはある場所に来てくれないと自殺をするという内容のハガキを送ってきた。
京子がその場所に行くと、人形が置いてあり、「バーカ!」と京子を罵倒する貼り紙が付いていて、京子はショックと走った影響で体調を崩して子供を失っていた。
妙子に同じように、ラビットが会いたいというハガキが来ていた。藤並はそれを見て破り捨てていた。京子も妙子もそのハガキを見ていて、妙子は京子の件を聞いていたため、公園でラビットと会い話を聞こうとしていた。公園に向かう途中で京子を見たので、京子が復讐したと思っていた。
藤並は京子が明日香に会うのを見て、京子が犯人と思い、口をつぐんでいた。
しかし、京子は明日香が悩んでいると思って会いに行っただけで、明日香は5年前のイタズラを、ハガキを無視されて寂しかったからと謝っていた。人に迷惑をかけないで、優しくしっかり生きていくと約束をしていた。
藤並は妙子がまた同じ目に合わされると思い、リスナーの明日香を探しだしたが、会えなかった。口論をしていたのは藤並では無かった。
倫太郎はうさぎのイラストが何かに似ていると思っていた。浅瀬がおみやげで持ってきたスイーツで思い出し、スイーツの本でうさぎのイラストがそっくりのスイーツが載っていた。
明日香はこのイラストをマネして描いていたのか?
洋菓子店のうさぎのイラストを描いたのは、明日香の講師の野村で、明日香のイラストを盗用したのだ。野村は学長の娘との縁談が決まりそうだった。野村が自分のイラストを勝手に使って怒って訴えて学長話すと言ったからだった。野村は締め切りが迫り、いいイラスト案が出なくて、恋人のお気に入りのイラストを使った。
明日香は京子に会い、人を許す広い心を持とうと、野村を許していたが、野村は明日香が邪魔になって缶コーヒーに毒を入れて殺したのだ。
野村は逮捕された。
妙子をDJにと誘ったのは京子だった。妙子は京子に心の傷の全てを話して無理だと断ったが、京子は心に傷の無い人なんかいない、頑張って生きているかだと言った。
事件は解決し、妙子の容疑は晴れて、青ちゃんが何とかしてくれるって信じていたって、ラブラブじゃん。「殺人DJ」ってタイトルがまずミスリードだ!妙子が殺人なんかするわけないじゃん。
最後の青ちゃんが屋台のラーメンをすすりながら、妙子のラジオを聞いて、笑顔になってほんわかするシーンだった。
事件は所長たちがミスリードに翻弄される中、倫太郎さんが他と別の箇所にこだわり、皆があきれながら事件解決の糸口を見つける、いつものパターンのベタだけど、皆が妙子の無実をはらそうとして、ラジオ局の夫婦の愛情、リスナーへの思い、青ちゃんと妙子の愛情、浅野と倫子が仲が良く、倫子のスイーツを父・倫太郎に買って来て、お店にも行ってあげてといい、倫太郎はパティシエ・倫子のお店の載っている本を買って読んでいて、今回のうさぎのイラストに導く、親子愛まで入ってテンコ盛りでした。妙子の回だから、力入っていた感じだ。
北原明日香は暗く人見知りで友達もいないし、自分の才能をパクられて人嫌いになり、恋人の講師とは不安で、ラジオのDJに相談のハガキを送り、ラジオが癒しの時間でたった一人の相談相手。
都会の寂しい女子学生の話で、そんな寂しさを感じ取っていた京子は騙されていたけどラビットが気になっていた。そんな京子の優しさに影響されて、明日香は恋人を許そうとしていたが、自分の立場を守ろうとする講師に毒殺されて、恋人に裏切られる。うさぎも才能も愛していた恋人は、出世の邪魔になると切り捨てて、リセット。むなしいですね。
青ちゃんは毎日ラジオで妙子の声が聞けて、癒されていたのに、一ヶ月でラジオDJは終わりだそうです。ジャズシンガーだから、毎日ラジオはきついよね。エンクミの声っていい感じだった。
毎日好きな人のラジオ生放送で、声が聞けるなんて、うらやましい話だった。
結婚しちゃえばとも思うけど、結婚したほうが会話が少なくなるって言うし、お互い仕事ですれ違うと心もすれ違うっていうから、今のままの方が幸せなのかなとも思います。
堀内敬子さんは、「イケ麺そば屋探偵」のレギュラー樋口イタ子役だったよ。
視聴率は13.7%。9係は変らず、常連さんが付いているよ。
- 警視庁捜査一課9係 season3 [DVD]/渡瀬恒彦,井ノ原快彦,羽田美智子
- ¥14,900
- Amazon.co.jp
- 久美子―にっぽんの美少女 遠藤久美子写真集/沢渡 朔
- ¥2,854
- Amazon.co.jp
- イケ麺新そば屋探偵~いいんだぜ!~Vol.3 [DVD]/藤木直人,古田新太,堀内敬子
- ¥6,090
- Amazon.co.jp
