月曜ゴールデン 夏樹静子サスペンス「見えない貌~イソ弁里村タマミの事件簿~ダムに美しき水死体!出会い系美人妻の孤独と禁断愛…真相を追う母を襲う新たな殺人…真実のカギは親子愛」(6月7日放送)
いつものように長いタイトルで、ほとんどネタバレの2時間サスペンスだけど、真犯人に結びついて立証するのが難しいドラマだった。現実に弁護士が犯人当てまでするかは、分からないけどね。
松賢はやっぱり前半にちょこっとしか出なかったけど、ドラマは面白かった。
松賢の真田はエロイ遊び人風で、死体の奥さんと出会い系サイトで知り合った不倫相手で、別にメル友がいるのを知って、また会いたいって言ったらふられる役。髪の毛をさわると嫌がられたり、捕まっているのにふてぶてしくて、面白シーンがあって良かったよ。えん罪にならなくて良かったね。
もう一人の出会い系で知り合ったメル友は、離婚して結婚したいと思うほど真剣になった相手だった。
出張の多い旦那でほとんど家にいないと孤独で寂しい、遊びのつもりが会ううちにどんどん本気で好きになって、ずっと一緒にいたいと思う。
これからはネタバレになるので、まだ見ていない人はスルーしてください。
山梨県桂山ダム湖から主婦の死体が上がった。主婦溝口晴菜(石原あつ美)が携帯電話の出会い系サイトで知り合い、不倫関係にあった男の真田智一(松田賢二)32歳のフリーライターが容疑者として浮かぶ。当日真田が桂山湖畔で目撃され、車内から晴菜の毛髪が見つかった。
弁護士の里村タマミ(沢口靖子)が男の弁護を担当する。
真田は桂山に行ったのは政治家の不倫旅行を取材するためで、晴菜とドライブには行っていない。
無実を主張し、別に新しいメル友がいると言う。別の日に真田がメールで晴菜を呼び出しドライブに行った時、晴菜は真田とはもう会わない、新しいメル友とは遊びじゃないと言った。髪の毛はその時の物だった。
刑事は捜査中で答えられないと言い、タマミは晴菜の夫(一條俊)に、もう一人メル友がいると知っているかと聞くが、「妻が他の男とも関係があったと言いたいんですか?どれだけ人を侮辱したら気が済むんですか?」と怒った。
晴菜の高校時代からの友達(澤山薫)に話を聞くと、甘えん坊で寂しがりやだからメル友にはまったんだろうけど、メル友については知らないが、幼い頃にお父さんが亡くなってお母さんと仲が良かったと聞く。
真田の無実を証明するために、タマミはもう一人のメル友を知っていそうな晴菜の母親朔子(筒井真理子)に会いに真鶴に行く。
母親と毎日メールのやり取りをしていたのに、朔子はそんな不倫するほど寂しい思いをしていた晴菜に気づいてやれなかったと自分を責めていた。
メル友については知らないと聞いて帰ってきた翌日、朔子がホテルで首を刺されて死んだ。
警察は電話の通話記録などから晴菜のもう一人の不倫相手、妻を亡くして息子と二人暮らしの中年男性の永沢悟(新井康弘)を逮捕する。永沢には、朔子と晴菜の二人を殺した嫌疑がかけられた。
ただちに真田は釈放されるが、タマミは引き続き、永沢の弁護を引き受けた。
永沢は“望”というハンドルネームで初めに26歳と嘘を言って晴菜と交際し、結婚を迫られ断ると晴菜が自分で首をナイフに当てて亡くなったのでダムに捨てたと供述した。殺していない彼女の自殺だと主張。
朔子に呼び出され、ホテルで催涙スプレーをかけられて、目が見えない状態で気がついたら、朔子がナイフで刺されて死んでいたという。目が見えない状態でもみ合ったので、犯行時の記憶があいまいだった。
タマミは永沢の息子、高校生の彰(坂本恵介)から詳しく事情を聞く。彰はピザが好きだが父親は和食好きでピザは好きではないと聞く。
タマミは晴菜と永沢のメールの記録を詳しく調べているうちに、削除されているメールがあるのに気づいた。望は左利きで、メールにイタ飯を食べに行こうという文を読んである疑問がわいてくる。和食の好きな永沢は本当に晴菜の交際相手だったのか?
タマミは出張の多い晴菜の夫・溝口輝男(一條俊)に不倫相手がいることが分かった。
晴菜はそれを知って、“望”と真剣に交際して結婚を考えていたことが判明する。
晴菜のもう一つの携帯電話を朔子が持っていて、そのメル友が犯人と思い、“望”にメールを送ってホテルに呼び出した。
ナイフを買ったのが朔子だと分かり、永沢を呼び出したのは殺害しようとして誤って自分が死んだと推測する。
だが、検察側証人・秋元(中原丈雄)の登場で事態は一変。
朔子の仕事仲間の秋元によれば、朔子は手紙に晴菜殺害犯に復讐する気はさらさらなく、あくまで晴菜の最期について聞きたかっただけだったとつづられていた。
正当防衛が成り立たず、検事により永沢悟に死刑が求刑される。
傍聴していた彰はショックを受け飛び出してしまう。
追いかけるうちにタマミは彰こそが“望”だと気付く。晴菜の亡くなったダムに行くと、彰が自殺しようとして、ダムの職員に取り押さえられた。
自殺しかけた彰を説得しすべてを明らかにするように迫るタマミ。
彰は23歳の新入社員と偽り、晴菜は独身と互いに偽り交際を続けていたが、真実を知っても交際を続けて愛し合い、夫の不倫の証拠を押えた晴菜は結婚を望み彰の卒業を待ちきれないと詰め寄った。
「愛しているなら一緒に死ねる?一緒に死ぬ?」と晴美に言われて彰は戸惑うが、愛していたので少しだけと思い、ナイフを晴菜の首に当てると、死んでしまったのだという。
後から追おうとしたが、どうしても死ぬことは出来なかった。
父親に相談すると、父の悟が身代わりになり、死体を遺棄して、朔子の呼び出しにも出向いたのだった。
晴菜の携帯の削除されたメールは、彰のパソコンに残っていた。
そこには2人の熱い思いをつづったやりとりが残されていた。
携帯のメールを削除したのは朔子で、娘が20歳も歳の離れた中年男に身も心も寄せたメールを世間にさらしたくなかったのだとタマミは考えた。
塔ノ木(古谷一行)は、メール内容があいまいになり、朔子によって中年男が年下の人妻に迫る悪人に仕立て上げられたのだという。
彰は晴菜からの嘱託殺人が認められる。
悟は朔子殺害について無罪を勝ち取るべく控訴することにした。
タマミは秋元を訪ねると、朔子の死は覚悟の自殺だったのではないか話をした。
朔子は娘の晴菜を弄んだと思い込んでいた永沢悟を、確実に死刑に導くために、罪を重ねさせるようにナイフを持参して、自分を悟に殺させ、秋元には「復讐するつもりはない」という手紙を残して、悟が正当防衛でないことを強調する。
永沢が死刑になれば、朔子は法廷を利用した殺人を犯したことになるのではないかと推測した。
タマミの推理を肯定する秋元は、朔子が最後に作った湯のみ茶碗をタマミに渡した。
こうして悟の裁判、その結審の日。死体遺棄については有罪で3年。朔子殺害については無罪の判決がおりた。
悟と彰は喜んだ。
晴菜は不倫が本気になり、浮気をしている夫と別れて一緒にいたいと願うが、相手は高校生で不安になって、心中しようと言って試して、誤って死んでしまったのかもしれません。
母親は携帯のメールのやり取りを見て、娘が弄ばれて捨てられ殺害されたと思い、命をかけて復讐する親子の愛。
息子の不祥事に父親が身代わりとなって、メール相手になりすまして、罪をかぶり朔子の殺害に仕立てられた親子の話でした。夏樹静子さんはいつも親子の話を書いているから。
メールはハンドルネームを使うから、年齢も職業も偽ってメールを書けるからこそ、素直に何でも好きなことを書けるから、相手の顔を知らなくても楽しめる。成りすますのは簡単だし、嘘を書くのも簡単で、本当の交際相手にたどり着くのは警察には難しかったようです。
結局は、出会い系サイトで、現状に不満のある主婦の、小悪魔タイプの肉食系女子の猛烈アピールにその気になって、不倫なんかしちゃダメだってことだね。
若い年下の男の子が後を追って来なくて、晴菜は怒っているだろうし、朔子は晴菜のメール相手が別人で失敗したことで、怨念が残っている気がします。
永沢親子も不運だったね。
今回の真の交際相手は、永沢彰。坂本恵介ってどこかで見たことがある名前だと、ググッたら仮面ライダーディケイドで、夏みかんの高校時代の同級生でTGクラブの一人だった。20話と21話に出た坂田ってネガの世界で仮面ライダーオーガ役。2話のみのゲストだから気づかなかった。
妻が行方不明で捜索願いを出したら、ダムで死体で見つかって不倫をしていて相手に殺されたと思っていたけど無理心中と知ったらかわいそうだね。自分も不倫していた旦那もかわいかった。一條俊・・・「おみやさん」のレギュラー刑事の高岡俊介で、仮面ライダー龍騎の仮面ライダーガイ・芝浦淳じゃないか。
撮影で松賢ちゃんと会うことは無かったと思うけど、TBSでライダー3人に出くわすとは思わなかったよ。裏が「月の恋人」と「スマスマ」だから、松賢ちゃんが出なかったら見なかったかもしれません。
次の松田賢二さんの舞台
舞台「蟹」
真ッ赤ナ太陽、海ニ落チ・・・幾千万の蟹トナレ・・・
〈劇団桟敷童子〉
【作】サジキドウジ
【演出】東憲司
すみだパークスタジオ倉
2010年7月16日(金)~8月1日(日)
詳細はこちらへ
http://www8.plala.or.jp/s-douji/index.html