「二百年野望(にひゃくねんやぼう)」
アクマロが現れた場所に、再び外道衆が現れたことが気になった彦馬は、アクマロにとって、人々を襲った方法ではなく“場所”が重要なのではないかと考える。そこで、アクマロが絡んでいたと思われる場所だけを地図に記してみたところ、すべてが一直線上に並んでいた。日本を真っ二つにするように。偶然ではないと考えたシンケンジャーは、過去の資料を調べてみることにした。源太は侍の修行をしていないために、昔の文字で書かれた資料が読めずに、寿司をみんなに振舞うことにした。ダイゴヨウが注文していたモミの木が届いたと言う。源太がクリスマスツリー用の木を志葉家に持っていくための木だった。
アクマロは、打った楔(くさび)が後一つ、アヤカシ“ツボドクロ”に装置の示す場所で人間を襲うように言った。
シタリはアクマロに“裏見がんどう返し”を使い、地獄がこの世に現れれば人間だけでなく三途の川もアヤカシも消えてしまうかもしれないというと、アクマロは地獄が見られれば些細なことだと言う。シタリは人間でも外道衆でも無い者を使わないと“裏見がんどう返し”は成立しないという。シタリは十臓を思い出した。シタリが「十臓が協力するはずがない」というと、アクマロは「致しまする。十臓さんの泣き所は我の手に」と言い放ち笑いながら去った。
シタリ「アクマロめ」。ススコダマたちも「アクマロめ」と口々に言う。
薄皮太夫の元にいるススコダマも「アクマロめ。アクマロめ。」と言った。
十臓は太夫に裏正が戻らないうちは手を出すなと言った。
痛みを与える虫を人の体内に放つアヤカシ“ツボトグロ”が出現し人々に虫を放った。虫を飲み込んだ人たちは苦しみもがいた。
場所は例の一直線上に位置していた。
駆けつけたシンケンジャーが応戦するがナナシ連中が現れ戦うと、アクマロが現れ人の嘆き、苦しみ、悲鳴で楔が打ち込まれるところだと言う。アクマロは仕事を続けろとツボトグロを逃がした。そこでレッドとピンクとイエローがツボトグロを追い、アクマロにはゴールドとブルーとグリーンが応戦することにした。
しかし、アクマロの背後で剣を突き立てて、裏正を取り戻そうとする十臓が現れた。
ゴールドたちと十臓を前に、アクマロは己の企みを明らかにする。アクマロは、極上の嘆きと苦しみを味わえる地獄を見るため“裏見がんどう返しの術”を200年前にほどこしていた。
人の嘆きや苦しみを土地に直列に刻み付けると、それが楔(くさび)となり、この世に大きな隙間が出来る。その隙間の中心を一気に斬り割くと、人の世が裏返り地獄が現れるというのだ。
一方、レッドたちは、スーパーモウギュウバズーカでツボトグロを爆破。
人々は苦しみから解放された。
二の目で巨大化したツボトグロには、シンケンオーで応戦。大ナナシ連中とノサカマタに兜折神、舵木折神、虎折神を次々に武装して応戦、さらにテンクウシンケンオーで空中からの攻撃、そして最後はダイカイシンケンオーの「オリガミダイカイホウ」でツボドクロを撃破する。
しかし、すでに最後の楔(くさび)は打ち込まれてしまった。
後は地獄の隙間を斬り割くのみ。
ゴールドたちはアクマロに向かうが、攻撃されて倒されてしまう。
地獄の隙間を切り割けるのは、人と外道の隙間にいる者だけ。アクマロは、このために十臓を必要としていたのだ。
アクマロは、治した裏正を十臓に見せ、これで地獄をこの世へと言うと、
十臓は「興味ないな。俺はただ裏正が戻ればいい」という。
アクマロは、裏正のため、十臓の家族で作った裏正に閉じ込められた魂を解放するには、裏見がんどう返しを使うしかないと告げる。最後まで人斬りに走る十臓を止めたいと願った家族の魂嘆きのこもった裏正と、裏正のために外道に下がった十臓が地獄を呼ぶにふさわしい。
アクマロ「魂を救うためにも我の望みを!」
ついに地面から瘴気が吹き出し、楔の打った各地から地獄がこの世に出現し始めた。
アクマロ「十臓さん、きっと来ていただけるものとお待ちしております。シンケンジャー、もう止められは致しませぬゆえ、邪魔立て無用。」
シンケンジャーは止めることが出来るのか!?つづく。
今週はアクマロがツボドクロを使い人々に痛みを与えて楔をうち、邪魔するシンケンジャーを軽くあしらって、十臓の家族の魂の入った裏正を墓で治して返し、十臓に地獄の隙間を斬り割いて地獄を呼び出そうとしました。
ドウコクも恐ろしかったけど、アクマロの地獄への欲望はただならぬ物がありますね。
200年前にすでに十臓を使うことを企んで、ドウコクがいないうちに仕事を仕上げようとする。家族の魂のために外道に落ちた十臓が全てがなくなると知って、アクマロに力を貸すでしょうか?
ツボドクロは虫を人の体に入れて苦しめる恐ろしいアヤカシでしたが、二の目で巨大化したツボドクロが虫を放っても、折神合体には効き目がないから大ナナシとノサカマタを出しました。ピンクとイエローが兜、舵木、虎と次々に合体して戦うことないよね。最初からダイカイシンケンオーでいいから、やっぱり年末で、今まで出た折神合体のおさらいだったのだと思います。
アクマロの楔で日本を真っ二つ。地獄の瘴気で火柱のように地面から湧き出て街もビルも壊されていく様はすでに地獄絵図で、「日本沈没」のようでした。これで十臓が地獄の隙間を斬り割くと世の中が真っ二つになるのかな。
ツボドクロは、うねる触手のような、和服のしわのようなアヤカシで、触手の中に無数に小さな絶痛虫を飼っており、「痛いのいらんかね」とこれをばらまいて歩き回る。絶痛虫は人間の体の中で暴れて、痛くて苦しむらしい。ツボドクロは幾重もの触手で体を守っているので、あらゆる攻撃にも耐えられる。
「飛頭蛮(ひとうばん)」という中国の妖怪がいて、胴体から離れ空を飛ぶ頭の化け物が、絶痛虫を飛び回すツボトグロがルーツのようだ。(公式より)
飛頭蛮はろくろっ首の一種で、伝説や絵も多く中国の逸話では耳でパタパタ飛んでいるらしい。
「ゲゲゲの鬼太郎」では、妖怪マップに福井県の妖怪と出ていました。ググッたら、江戸時代の橘春暉の随筆に、越前国(現・福井県)ある家の下女が眠っている間に枕元に首だけが枕元を転がっていたという。魂が抜けて首の形を作っているらしい。
蜂のようでしたが虫といえば、蟲毒を思い浮かべます。これも中国の呪術の一つで、ムカデや毒虫や毒蜘蛛を使ってまじないや呪いをする呪法です。
壷に毒を持つ生き物を大量に入れて土に埋めて、共食いをさせて生き残った強い生き物は食われた者たちの怨念が宿り蟲毒になり、毒にもなり人に憑かせる事も出来るという話は有名です。
アクマロが200年の野望なので、アヤカシも200年前からの術を使うようですね。
「ハムナプトラ」では皮膚の下を這い回る虫が出てきましたね。
怪しい術を使うアクマロは、「妖怪大戦争」にも出ていた「帝都物語」のあらゆる魔術に精通する超人的能力の魔人、加藤保憲を彷彿させます。
次週は、地獄からの瘴気で吹っ飛ばされて倒れたシンケンジャーのなかで、十臓より先に意識を取り戻した源太が今のうちにと十臓に挑みます。十臓は家族の魂のために、アクマロの思い通りに地獄を呼び出してしまうのか?
12月27日は放送がお休みのため、次週が今年最後の放送となります。後編をお楽しみに!








