10月24日(土)ロードショー
渡辺謙主演映画「沈まぬ太陽」(若松節朗監督)の完成披露試写会が9月17日、東京国際フォーラムで行われた。山崎豊子原作のベストセラーで、航空会社を舞台に左遷されながらも正義を貫く男性の生きざまを描く。 渡辺はレオナルド・ディカプリオと共演するハリウッド映画の撮影でロサンゼルスにおり、中継であいさつを行い「この映画が明日への希望のかすかな光になればうれしい」。
また、若松監督は、7月に死去した名脇役山田辰夫さんの名を挙げ「山田辰夫の最後の大芝居、ぜひご覧ください」と話した。
人気作家・山崎豊子の同名ベストセラー小説を、主演の渡辺謙はじめ豪華キャスト陣で映画化した社会派ヒューマン・ドラマ。日本が世界の経済大国へと上りつめていく時代に、腐敗した巨大組織の中で不条理にも翻弄されていく一人の男が、「苦悩」と「葛藤」の中でもがきながらも不屈の精神で立ち向かっていく姿を壮大なスケールで描き出す。
混迷する今だからこそ求められる、「不屈の精神」をもって信念を貫く一人の男の生き方を描き、航空史上最大の事故、御巣鷹山へジャンボ機墜落を引き起こした国民航空側の、社員や遺族たちの苦悩を描き、「不屈の精神」と「命の尊さ」を問いかける作品です。
監督は「ホワイトアウト」の若松節朗。
国民航空の労働組合委員長を務める恩地元。職場環境の改善を会社側へ訴えていた彼はやがて、あからさまな懲罰人事で海外赴任を命じられる。
ストーリー
昭和30年代、恩地元(渡辺謙)は、巨大企業・国民航空の労働組合委員長を務めていた。職場環境改善のため会社側と闘った結果、恩地は懲罰人事ともいうべき海外赴任になった。パキスタンを皮切りに、イラン、そして路線航路も無いケニアへ、転々と赴任を強いられていく。会社側は、本社勤務と引き換えに、恩地に組合からの脱退と謝罪を迫るが、恩地は任地での職務を全うすることで自らの信念を貫き通そうとする。
一方、かつて組合員として恩地と共に闘った同期の行天四郎(三浦友和)は、本社での重要なポストと引き換えに、組合の弱体化に加担してエリートコースを歩んでいく。恩地と行天の同僚で、今は行天の愛人でもある、国際線客室乗務員・三井美樹(松雪泰子)は、対照的な人生を歩むふたりの男の間で、自身の生き方にも迷い、心を揺さぶられていた。
「沈まぬ太陽」公式サイト
http://shizumanu-taiyo.jp/
原作: 山崎豊子
監督: 若松節朗
脚本: 西岡琢也
製作総指揮: 角川歴彦
音楽: 住友紀人
出演者
渡辺謙(恩地元)、三浦友和(行天四郎)、
松雪泰子(三井美樹)、鈴木京香(恩地りつ子)、
石坂浩二(国見正之)、香川照之(八木和夫)、
木村多江(鈴木夏子)、清水美沙(小山田修子)、
鶴田真由(布施晴美)、柏原崇(恩地克己)、
戸田恵梨香(恩地純子)、大杉漣(和光政継)、
風間トオル(沢泉徹)、西村雅彦(八重忠次)、
柴俊夫(堂本信介)、山田辰夫(古溝安男)、
菅田俊(志方達郎)、神山繁(桧山衛)、
草笛光子(恩地将江)、小野武彦(道塚一郎)、
矢島健一(青山竹太郎)、品川徹(龍崎一清)、
田中健(井之上啓輔)、松下奈緒(樋口恭子)、
宇津井健(阪口清一郎)、小林稔侍(竹丸鉄二郎)、
加藤剛(利根川泰司) ほか
10月24日(土)舞台挨拶
有楽町・日比谷、TOHOシネマズスカラ座で、「沈まぬ太陽」の公開を記念して、舞台挨拶の実施が決定!9:45~上映終了後に舞台挨拶。
登壇者は渡辺謙さん、三浦友和さん、松雪泰子さん、鈴木京香さん、石坂浩二さん、若松節朗監督を迎え(予定)、実施いたします。
1995年から1999年まで週刊新潮で連載し、単行本が1999年に発行され、新潮文庫から全5巻で刊行されています。5巻の作品を1本の映画にするのは大変だと思いますが、今まで作品を映像化しなかったのは、フィクションではありますが、モデル企業の日本航空の実在の人物の不条理な扱いが元になって、日本航空と政界を批判ともとれる作品で、1985年におきた御巣鷹山に航空機が墜落した事故のご遺族の方が映画化を快く思っていない方もいるからです。
日本航空が県営松本空港の定期路線からの全面撤退を表明した。
経営不振に陥っている日本航空の再生に向け、前原誠司国土交通相直轄の専門家チーム「タスクフォース」が、主力金融機関に3000億円規模の債権放棄を要請することを柱とした再建計画の素案をまとめ、13日に銀行団などとの間で協議を始めたことが分かった。
日航が債権放棄を要請するのは、政策投資銀行や3メガバンクなどの金融機関。素案では、公的資金や民間出資で1500億円超の資本増強を実施することや、人員削減を日航が従来示していた6800人から9000人超に拡大する方針も盛り込んだ。経営責任を明確にするため、西松遥社長は退任するという記事を読んだばかりなので、大企業日航の暗闇はまだ続いているようですね。
羽田空港がハブ空港になる案もあるし、日航が安全性や、人事削減でサービスが悪くなったり、本数が減っても困りますが、赤字続きなのは不況で観光客が減っているだけでなく、運賃の高い航空券を企業が避けて、研修や出張が減っているのが実態なんだと思います。
政権交代で、癒着していた政治家がいなくなったのかもしれません。新政府の腕の見せ所はこれからですよ。話が映画からそれましたが、空港閉鎖で交通手段が減るのは反対です。成田空港も、羽田空港もハブにして、コンビニみたいに24時間営業しないと赤字は埋まらないんじゃないかな。
日本の景気が回復すると、利用者が増えるに違いないのだけどね。
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