映画「空気人形」・「狼災記」 | Coffee break

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是枝裕和監督&オダジョー「空気人形」上映でトロント市民が熱烈歓迎(eiga,comニュースより)

是枝裕和監督の「空気人形」が9月13日(現地時間)、カナダで開催されている第34回トロント国際映画祭のマスターズ部門で公式上映された。上映後の舞台挨拶では、是枝監督とともに出演したオダギリジョーも飛び入り参加し、会場を埋め尽くした約300人の観客が総立ちで出迎えた。

是枝監督にとって同映画祭は、これまで手がけてきた全作品が出品されてきた、いわば「ホーム」の地。上映前日までにチケットは完売し、キャンセル待ちの行列ができるほどの人気ぶりだ。「この作品は(今年の)カンヌ映画祭で上映していますが、その後200カ所ほどいじって10分短くしましたので、本当の意味でのワールドプレミアはここ、トロントになります」と感慨深げに話した。
業田良家の短編漫画「ゴーダ哲学堂 空気人形」を実写映画化したもので、オリジナル作品にこだわる是枝監督にとっては例外的ともいえる意欲作。女性の「代用品」として作られた空気人形に「心」が芽生え、街で出会った男性へ密かに思いを寄せていく姿が繊細に描かれている。是枝監督は、主演のペ・ドゥナのキャスティングについて「日本語ができなくても演じられる役だと思い、もともと大ファンだった彼女にダメもとでお願いしてみようと手紙を書いたんです。実現して、とても幸せなコラボレーションだった」と振り返った。
同映画祭に「狼災記(The Warrior and the Wolf)」で参加していたオダギリも、短時間ながら出演している。「今回初めて是枝さんとお仕事をさせていただいた。気づかない方もいるんじゃないかと思いますが、空気人形の生みの親の役を演じました」と挨拶。是枝監督は、「出番は確かに多くないけれど、オダギリさんじゃないと成立しない役。出演にOKしてくれなかったら、役そのものがなくなっていたんじゃないかと思うくらい重要な役どころです」と絶賛し、息の合ったところを見せていた。


是枝裕和監督の最新作『空気人形』。9月19日(土)、シルバーウィークでにぎわいを見せる渋谷HMVにて、是枝監督と来日中のペ・ドゥナに加えて共演の板尾創路を交え、和やかなムードの中、トークイベントが開催された。(シネマトゥディ・ニューズ)先日のトロント国際映画祭を始め、各地を回り観客へのアピールを精力的に行ってきた是枝監督は、プロモーション活動の終盤にきて「『空気人形』が終わったらしばらく休もうと思います」と宣言。「(この作品で)出し切った感じがします。とても納得のいく作品になりました。(自分で言うのも何ですが)素晴らしいスタッフのみなさまのおかげで自分の力以上の作品になっていると思います。しばらく休んで、鍛え直して戻ってこようと思ってます」と、公開を前に早くも決意を新たにしていた。
主演を務めたペ・ドゥナも同じく感慨深げな様子で「初日を迎えると『空気人形』を送り出さないといけないのが、すごく残念な気持ちもします。いまはまだ『自分』に戻れきれていない気がします」とコメント。観客から「共演者の中で誰が一番好き?」との直撃されると、「共演者の中で一番可愛がったのは柄本さんで、精神的に頼っていたのはARATAさんです。板尾さんは私が近づくことが出来ないくらいのカリスマ性を持っていて、イタズラできない感じでした。ARATAさんはとても優しくて気遣いの出来る方でした」とふり返った。
ここで、ドラマのクランクアップ直後の板尾さんが会場に駆けつけ、観客の興奮はさらに高まりを見せた。「この何十年間の間に観た映画の中で、ベスト10に入る作品です」と胸を張って作品をアピールする板尾さん。「カンヌ映画祭のとき、(睡眠不足など)極度の疲労でARATAさん共々寝てしまいましたが(笑)、とても心地よい作品になっております」と話すと、監督も「(役者もカメラワークも)リズムが同じ方向を向いていたから、心地よかったのだと思います」と話し、あらためて一同の一体感をうかがわせた。

「空気人形」は、9月26日からシネマライズ、新宿バルト9他全国順次公開。

あらすじ

レトロなアパートで秀雄(板尾創路)と暮らす空気人形(ペ・ドゥナ)に、ある日思いがけずに心が宿ってしまう。人形は持ち主が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街歩きを楽しむようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店で働く純一(ARATA)にひそかな恋心を抱き、自分も彼と同じ店でアルバイトをすることに決めるが・・・。

出演者

ぺ・ドゥナ、ATRATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里、丸山智己、奈良木未羽、柄本佑、寺島進、山中崇、ぺ・ジョンミョン、桜井聖、オダギリジョー、冨司純子 他


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映画「狼災記」

オダギリジョーが主演する、ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)監督の中国映画「狼災記(The Warrior and the Wolf)」が、トロント国際映画祭へ出品された。

同作の原作は、井上靖の30ページほどの短編小説「狼災記」(新潮文庫「楼蘭」所収)。始皇帝崩御後の秦帝国が舞台で、万里の長城で北方の匈奴からの警備にあたっていた陸沈康(オダギリ)は、尊敬する蒙恬(もうてん)将軍が毒をあおり自殺したことを聞き、故郷に帰る決意をする。

途中、吹雪に遭遇して宿を求めた村で、美しい女性と出会い、情を交えるという物語。7晩交わると2人とも狼に変身してしまう、という中国の古い民話に基づく物語だ。

オダギリとのラブシーンが話題を呼びそうな美しい女性役に「ダイ・ハード4.0」でおなじみの香港の女優マギーQ、他の共演は「南京の基督」の台湾の男優トゥオ・ツォンホワ。衣装をワダエミが手がける。

映画サイトTwitchなどで初公開されたトロント映画祭用のスチル写真を見ると、丸く髪を結ったオダギリと、長い髪のマギーQの寄り添う姿が幻想的なロマンスをかもし出している。「青い凧」(93)で世界的な名声を得たチュアンチュアン監督だけに、同映画祭でどのような評価をされるのか楽しみでもある。


「空気人形」はスルーしようと思ったけど、オダジョーが空気人形製作者として出るなら見てみたい。

だって、空気人形ってダッチワイフでしょ。業田さんだし、切ない話になる。南極2号とかと同じ人形が自意識を持って他の人に恋するなんて、「絶対彼氏」のもこみちロボが他の人に恋するようなものだから、所有者は悲しすぎるよね。

私は、「狼災記」のほうも中国の民話が元だから見てみたい。

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