「前受金の罠・わな・ワナ!②」 | 今さら聞けない!会社生き残り・成長の秘訣は【経営の見える化は“見せる化”なり】ブログ

今さら聞けない!会社生き残り・成長の秘訣は【経営の見える化は“見せる化”なり】ブログ

「成長する・安定する」会社経営を行うためには
社外・社内の様々な方々の協力が必要です。

その為に
「現在、過去の真実と未来の予測図を見せる」ことが重要ですが、
その前に【自分達が見えている】ことがもっと重要です。

こんにちは。
高浜です。



前受金について、もう一点の「肝に銘じておきたいこと」の続きです。

では、前回の答えあわせをします。
こうなります。



利益とキャッシュを増やす!【経営の見える化】ブログ-前受金検証(2)③

いかがでしょうか。
案件B 、Totalともにキャッシュフローは合っていましたか?



今回、案件B自体は前受金比率が70%と高いために、
案件Aのように「最終入金前にキャッシュがショートする」ということはありませんでしたので、
案件単独で見た場合は、これといった問題はありません。



ただ、案件A、Bを足したTotalを見る時の注意点はあります。
それは「Total残高の単なる大きさに油断しない事」です。



どういうことかと言いますと、
(1)3/31時点:2,300⇒「全てが自由に使えるお金ではない」
つまり、
(2)請求残額入金前に支払わなければいけない原価はいくらあるのか?

 をよく見ておく必要があります。
  今回の場合①案件A:400、②案件B:1,800の合計2,200は使わずに取っておかなければなりません。



このポイント、分かっているようで意外に実務の中で見落とされがちなポイントです。
「前受金が入ってきたから、多少販管費で使っても大丈夫!」とか。

この点も「前受金の罠・わな・ワナ!」と言えます。




※ブログ読者様限定!経営の見える化】90分無料個別相談サービス!
 会社最前線現場の数値、キャッシュフロー、経営判断のための数値、資金調達等々...
 「なかなか、今さら聞けないお悩み」について90分無料個別相談を行います。
 全国対応(東京・神奈川・千葉・埼玉以外は交通費ご負担願います。)
 お申し込みはこちらから!
 https://88auto.biz/daireal/touroku/entryform1.htm