キャッシュフロー基本原則を実務にどう生かすのか? | 今さら聞けない!会社生き残り・成長の秘訣は【経営の見える化は“見せる化”なり】ブログ

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「成長する・安定する」会社経営を行うためには
社外・社内の様々な方々の協力が必要です。

その為に
「現在、過去の真実と未来の予測図を見せる」ことが重要ですが、
その前に【自分達が見えている】ことがもっと重要です。

こんにちは。
高浜です。


まず、キャッシュフローの基本原則について、おさらいします。

まとめますと、

1.入出金条件が非常に重要、経営タスクとして重要課題
  ⇒条件によって、儲けの「現金としての成果(収支)」への現れ方に差が出る

2.「支払は原価だけではない」ということに注意が必要
 (1)販管費はほとんど30日サイト(家賃は前払い!)
 (2)その他設備投資や借入金返済等の資産・負債による入出金もある
 (3)基本的にお金は足りない?→「運転資金」が必要になる

3.前受金は「基本的に一時的な借入金」と考えるくらいでちょうど良い
 (1)最終入金前まで常に残高がプラスになることが望ましい
 (2)いかに短い製作期間で確実に「納品→請求→入金」に持ち込むか
 (3)原価の支払条件をルーズに決めない事
 (4)前受金設定ができるならば、できるだけ全請求額に対する比率を高くすること
 (5)請求残額入金前に支払わなければいけない原価はいくらあるのか?を的確に把握すること

ということになります。


では、この基本原則を実務にどう生かしたうえで、キャッシュフロー管理を行なえばいいのでしょうか? 
これは、業態によっても多少の差はあるのですが、


基本的には


1.短期(直近3か月)キャッシュフロー

⇒まずは足元のキャッシュ予定をガラス張り把握し、

   多少の入金遅れがあってもキャッシュが回るのか、ということを常にリアルタイムで把握すること。

2.長期(向こう1年間)キャッシュフロー

 ⇒今までの実績、直近3か月の営業見込み、4か月~1年先の業績予想(予算)、

   投資計画、財務計画(調達・返済)、その他経営者さんの構想を織り交ぜて行って、

   「現預金の月別残高とそれぞれの余裕(不安)度」

   「調達は必要なのか」

   「投資はどこまでできる」

  などを把握することにより、タイムリーで正確な経営判断を行う。


この2点になります。



この様に書くと
「難しそう」

「多額のシステム作らないとできないんじゃないの?」

というお声を頂きますが、

・社内業務フローの統制化・効率化
・EXCEL活用

により、少人数の中小・ベンチャー企業でも十分できます!


では次回から詳細についてお話しします。

いよいよ私が20年の経理マン人生で作り上げた秘伝が登場します(笑)



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