慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん -29ページ目

慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん

自分とは到底無縁の病気だと思っていた慢性リンパ性白血病になりました。20万人に1人という確率です。しかも、かなり進行速度が速いようです。

 治験と言えば聞こえはよいが、動物実験と何が違うのか?CLLの治験では、コンピュータのランダム選択により、新薬を投与されるAグループと一昔前のあまり効かない薬を投与されるBグループに分けられます。運悪くBグループになると最悪です。イブルチニブなどのせっかく新しいよい薬があるのに、効果がかなり劣るうえに2次がんの心配のある薬を投与されるのだから、たまったものではありません。治療費が無料だから、我慢しろということなのでしょう。そもそも、Bグループに投与される薬の効果は、海外でとっくにわかっているので、今更やる意味はほとんどありません。単に50%の治験患者に不利益をもたらすだけです。

 また、治験ではCTスキャンを頻繁にやります。CLL患者のほとんどは、がん抑制遺伝子が失われているため、CTの放射線で傷ついたDNAを修復できにくい上に、これが原因で2次的に発生したがん細胞を効率的に殺すこともできません。CLL患者のように、がん抑制遺伝子が欠如した他の病気では、CTなどの放射線は禁忌です。なぜCLL患者には平気で放射線を浴びせるのか?血液内科学会のオピニオンリーダーの医師らが、このことを知らないのか?知らないなら、勉強不足極まりないし、知っていてやっているなら、治験は動物実験と同じレベルです。