慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん -28ページ目

慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん

自分とは到底無縁の病気だと思っていた慢性リンパ性白血病になりました。20万人に1人という確率です。しかも、かなり進行速度が速いようです。

 今年3月に大学を退職しましたが、今年の1学期は、ボランテイアで1つだけ講義をやりました。教養科目で、100人の受講生。うち、医学部の学生が50〜60人。昨年は30人くらいでしたが。今年は多い。授業の評判がよかったのかな?と思っていたら、大間違い。昨年は、成績評価が極端に甘かった(優が半分以上)から、「簡単に単位が取れる」という噂が広まったに違いありません。案の定、試験の結果は、半分の学生は非常によくできているのに、2〜3割はひどい成績。レポート試験内容は、基礎知識のない小学生でも合格点がとれる内容。

 以前、医学部で専門の授業をやっていたことがありますが、その頃の学生は皆とてもまじめだったのに、どうしたことか。学生の質が落ちたのか?それとも、医師の国家試験にでないような科目の勉強は不要と思っているのか。それなら、CTのリスクを知らない医師がいるのも当たりまえ。

 しかし、これからは、医師は教養も含めた自分の専門科を超えた幅広い基礎知識が必要になるのではないかと思います。近い将来、診断と最適な治療法の確定は人工知能AIがやるようになるでしょう。薬は研究者がつくります。検査は、検査技師がやります。外科医以外の診断と処方箋を出すだけの医師は必要なくなるでしょう。