教授との面談の後、同席していた秘書か看護師さんが、「今週予約している検査予約はどうされますか?」ときかれました。僕がもう来ないことを察知しているようでした。新しい教授がきてから、それまでいたスタッフは皆どっかに転出していきました。新しく赴任した助教もすぐにどこかに行き、4人目の担当医に至っては、1〜2年でもといた大学に帰っていきました。2番目にお世話になった先生が隣の県で開業していたので、電話で頼んでみたところ、自分は、専門から遠ざかって数年経つし遠いので、民間の病院に数年前に転出した自分の恩師を紹介してくださるとのこと。
しかし、すんなりとはいきませんでした。その先生の上司の先生が、受け入れには慎重だったのです。心房細動をかかえたCLL患者で、医学部の教授の診療方針に従わなかった患者なのですから、まあ慎重にもなりますよね。「自分の要望をお願いする以上、何があっても自己責任です。必要なら、書面でお約束しますから、お願いします」と頼み込んでやっと引き受けて頂きました。そして、今はザヌブルチニブを処方してもらい、かつ心房細動や期外収縮を抑えるベータブロッカーも処方してもらっています。
この結果、心房細動は出なくなりましたが、相変わらず動悸を伴う期外収縮の発作が起きます。ストレスや心配事、特に脈のことを考えると頻発するようになるので、ストレスを避け、ポータブル心電図は一切測るのをやめ、不整脈のことも忘れるような生活をしています。発作がでたときは、抗不安薬(交感神経を抑制)で対処しています。
ザヌブルチニブの量は最大量の半分飲んでいます。これ以上になると皮下うっ血がひどくなるので、これが限界でしょうか。また、心房細動が起きない限界かもしれません。
今お世話になっている先生は、大学病院では主力だった方です。奇遇にも、今から40年前に、僕が他学部の助手(今の助教)になりたての頃、非常勤講師として医学部の3年生の生理学実習をお手伝いしていたとき、実習を受講していた学生の中に、この先生がいたかも知れません。何という奇遇。