心房細動は、心臓の左心房から電気信号が無秩序に生じ、速い不規則な収縮がおきる現象で、一般的には動悸やめまいなどの症状を伴います。心房細動が起きると心臓が規則正しく収縮できなくなるため、血液を全身に送り出す力が弱くなり、心房内の血液がよどんで、血栓ができやすくなり、これが脳に流れていくと脳梗塞が起きます。このため、心房細動の人は、抗凝固薬(血液さらさらの薬)を服用し、血栓ができるのを予防します。
心房細動は持続性と発作性がありますが、持続性心房細動が薬で止まらない場合は、電気ショックにより細動を停止させます(電気的除細動)。しかし、しばらくするとまた再発するので、その度に除細動をすることになります。このため、静脈からカテーテルを心臓まで入れて細動の原因となる電気信号を発生している部分を焼くなどして治療します。これが、カテーテルアブレーションです。当然、合併症のリスクはあり、30%くらいは再発するようです。
僕の場合は、発作性心房細動で、ストレスなど心因的な要因が引き金になります。根本的な原因は心臓ではありますが。イブルチニブの副作用による心房細動が起きる中央値は、服用開始後3〜4ヶ月で、僕の場合は、3〜4年経っていますから、イブルチニブが原因であるとは限りません。いずれにせよ、CLLが原因で血管がもろくなっている可能性があり、しかも血小板が少ないので、静脈を切開してカテーテル差し込むリスクや、その後の止血もしにくいと思われます。
イブルチニブは血小板の機能を阻害するので、止血しにくくなります。大丈夫な人も多いようですが、僕の場合は、腕のあちこちは常にうっ血状態です。イブルチニブを飲み始める前から、軽いうっ血はあったので、CLLが原因のうっ血がイブルチニブの副作用で増幅されているようです。この状態で抗凝固薬(血液さらさらの薬)を飲めば、脳出血、内臓出血などのリスクが大きくなるので、飲めません。
結論的には、カテーテルブレーションをせずに発作性心房細動を治すしかない、ということになります。イブルチニブからザヌブルチニブ(商品名:ブルキンザ)に変えることで治ればいいのですが。CLLの薬の変更で治らなくても、ベータブロッカー(心房細動や期外収縮の薬)で発作を抑えることができればいいのですが。また、自律神経の乱れも発作の引き金になっているようなので、発作が起きると抗不安薬のデパスなどでとりあえず止めています。
転院先のことは、また後ほど報告します。