CLLを含むリンパ腫患者へのCTスキャンの影響を統計的に調べた論文をアップします。グラフは、8回以上CTやった人と8回以下の人とで、その後の二次がん発生率を比較した結果のようです。8回以上CTやると、14年後には15%以上二次がんが発生しています。8回以下の場合(8%くらい)の2倍です。CT全くやらなければ、もっと低い値になるはず。二次がんが発生するということは、CTの放射線により、遺伝子が相当傷ついている(変異している)ことを意味しているので、二次がんが発生しない場合でも、悪性度が増している(がん細胞の増殖速度が速くなる、薬が効かなくなる、など)と推察されます。
このデータが本当なら、かなりやばいです。
一方、このデータをポジテイブに解釈するなら、不要なCTをやらなければ、CLLの悪性度が増したり致命的なリヒター転化などの確率が下がる、言い換えればCLLで死ぬ確率が大きく下がることを意味しているようにも思います。
グラフは下記の論文から引用しました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ijc.29433
