慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん -13ページ目

慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん

自分とは到底無縁の病気だと思っていた慢性リンパ性白血病になりました。20万人に1人という確率です。しかも、かなり進行速度が速いようです。

 高齢の母親の入退院等の手続きで県外の実家に帰省中です。心不全が悪化したため、かかりつけ医の紹介で近くの入院設備のある病院に入院しました。着任したばかりの若い先生ですが、とても頑張ってくれて随分よくなりました。しかし、退院も近づいたとき、重度の脳梗塞を発症し、救急車で30分くらいの医療センターへ。卒業したての若い先生でしたが、最先端のカテーテル手術で、後遺症はほとんどなく、数日の入院を経てもといた病院にもどってこれました。安心したのもつかの間、その数日後、大きな後遺症が現れました。血管性認知症です。急速に進行し、近所の人のことも時々しか思い出せません。

 脳梗塞の原因は、心房細動(不整脈の一種)により一時的に心臓ポンプ機能が正常に働かなくなり、(おそらく)心臓内で血栓ができ、それが脳に流れていって詰まったためであろうと思われます。以前は、かかりつけの医師は、血液さらさらの薬(血液凝固剤)を処方していたのですが、いつの間にか中止していたのです。

 血液さらさらの薬は諸刃の剣のようなもので、血栓ができにくいかわりに、脳などの血管が切れた場合は、血が止まらず重大な状態に陥るため、高齢の人には処方しないことも増えているとのこと。通常ならそれでいいのですが、心房細動など不整脈がある人の場合は、血液さらさらの薬を切ると、血栓ができる確率が一気に増大し、脳梗塞などのリスクは一気に上昇することは必然であり、素人でもわかること。これが、何十年も医者をやってきたかかりつけ医がわからなかったのだろうか?なんとも言えない気分です。今の病院に入院するとき、かかりつけ医から、送られてきた服用中の薬のリストの中に血液さらさらの薬は入っていませんでした。これが、明暗を分けました。

 自分の母親の薬の処方くらい見てやればよかったと、後悔しています。医師を100%信用してはいけない。そんなことはわかっていたはずなのに。