最強キャラ爆走はじめました！

お義母さまへの挨拶も済み、入籍を済ませ、結婚式までの間が色んな都合で、半年ほどあった私たち。

その間に、まさかの妊娠がありました

もー、判明した時の驚きったらありませんでした

だってそれまで、“子宮機能不全”なんて言われて、生理なんか半年位無かったから。

だから、当然普通の妊娠じゃないな、って思った訳です…。

案の定、医師からは、超音波上で妊娠の兆候が見えないから、“胞状奇胎”の可能性がある。次回同様だったら、掻爬しましょう、と説明を受けました

運悪く、受診した日に、ダーリンの親族との会食の予定がありました。

でも、その時の私は打ちひしがれていたので、会食は欠席させて欲しいとお義母さまに連絡を…。すると、

“あらやだ、女性ならちゃんと妊娠できて当然なのに～。それより、久しぶりに弟が帰国している折角の機会なのだから、必ず来てちょうだいね。”　ブチッ。

こ、殺してぇマジそう思った

ダーリンと会場に向かう最中、

“やっぱり、赤ちゃんダメかもって言われたショックもあるし、親族の前で平気な顔して食事なんかできない。それに、こんな状況だから、ダーリンも、早々に帰って来て欲しい。”

と、お願いして、結局ダーリンだけ参加することに。。。

私はその間、車の中でメソメソウジウジしていました

暫くして、ダーリンに電話してみると、ヤケに上機嫌なご様子

“みんながもっと付き合えって言って抜け出せないんだ〜”

ははあこんな時にかよっ

“今は、今くらいは、私を大切に、1番に考えて欲しかったんだよもう良い、1人で帰る”

そう、ダーリンに言い放って、人里離れた山奥から、街を目指して猛ダッシュしました

その時は、“どうせ、処置されてしまうなら、自分でやる”位の勢いで、どうせ赤ちゃんもダメだし、誰1人理解してくれないしどうにでもなれって、完全な自暴自棄でしたね

でも、でもその時にお腹にいた赤ちゃんが、今のうちの長女です

あの時、あんな山奥から走り降りたのに、それでも必死にしがみ付いて離れなかった、生まれたい気持ちマンマンだった、この両親の元で修行を積みたい、と強く願ってくれたんだね…

あの時の母ちゃんを許しておくれ本当に無事に生まれて来てくれてよかったよ

今はとんだ反抗ばかりのムスメだけど、芯の強さはこの時から変わってないね

という感じで最強キャラの爆走は始まったのです