日本最大の愚策へ | 気になるニュースチェックします。

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★時代は流れ明治から昭和へと、そして太平洋戦争へと

米国との戦争へ向かっていく経緯は

●日本は日露戦争で、南満州鉄道の経営権をロシアから得た。

●そして日本は満州に特殊の利権を確保したと錯覚する。

●この利権を守るため、満州を軍事的に支配することを考える。

 

しかし中国人の反発が強く、各地で抗日運動が起きます。

その最も激しいのが上海です。

そして上海に日本は軍事進出します。

そして中国政府そのものを倒し、親日政権を樹立しようと

蒋介石政権の首都、南京までせめて行きます。

 

こうした中、日本は米英を中心とする国際社会と対立し

米英との戦争が不可避と判断するようになりました。

そして米英との戦争に突入していきます。

 

●米国陸軍戦略研究所所長 ダグラスCラブレース

 

日本が1941年に下した米国攻撃の決断は、全く合理性に欠け

ほとんど自殺行為であったと考えられている。

アメリカは日本の十倍の工業生産力を持っていた。

 

もちろん日本がアメリカ本土を攻撃することなど、できるものではない。

そんな国と戦って日本は勝算があると考えたのだろうか。

太平洋方面の戦争で、わが国と戦えば負けることは

わかりきったことだった。

 

日本が我が国と戦うと決めた、歴史的事実をいったい

どう説明したらよいのだろうか。

 

●ディーン アチソン 国務次官補

 

 我が国を攻撃すれば、日本にとって破滅的な結果になることは

 少し頭を使えば、どんな日本人でもわかることだ。

 これ以上の愚策は想像もできなかった。

 

 日本はこうして真珠湾攻撃に突入し、第二次世界大戦へ入っていきました。

 

★戦争被害

 

●太平洋戦争による死者は、厚生省の発表によると310万人余

  軍人軍属        230万人

  沖縄住民を含む在外邦人  30万人

  内地での戦災死者     50万人

 

●国富、国の正味資産の総額 被害は総計約653億円

●全国の直接的、物的被害総額は486億円

この甚大な被害を招いた契機は、真珠湾攻撃です。

真珠湾攻撃は、日本最大の愚策です。

 

★この日本最大の愚策に反対をした人たち

 

日本はなぜ米国と戦争をするというバカな選択をしたのでしょうか。

戦争に反対をする人たちは、いなかったのでしょうか。

●石田禮助  三井物産社長  戦争に反対して社長を辞任した。

●石原莞爾  軍人

       東条軍閥は石油が欲しいので、南方諸島を取ろうとしている。

       石油がないのは、はじめからわかりきったことだ。

       何がない、かにがない

       だから他国の領土に手をつける。

       これは泥棒ではないか。

       石油がなくて戦争ができないなら、支那事変は即止めよ。

  と力説した。

●東久邇宮稔彦殿下

       アメリカは第一次世界大戦で、欧州において邪魔になる

       ドイツをやっつけたから、次の戦争で邪魔になる日本を

       叩きつけようとしている。

       アメリカは日本が、外交の下手なのをよく知っているから

       日本をじりじりいじめて、日本の方から戦争を仕掛けるよう

       手を打ってくるにちがいない。

       そこで日本が短期をおこして、戦争をやったら日本は必ず負ける。

       だからアメリカの手に乗って戦争をしないよう我慢しなければならぬ。

 

 このほか、近衛文麿、岡田啓介、米内光政、若槻礼次郎、広田弘毅など

 5人の元首相も開戦に反対である旨を天皇を前に発言しています。

 しかし元首相といっても何の権限も持っていません。

 

 このように多くの人々の反対があるにも関わらず、日本は太平洋戦争へと

 突入していきます。

 

 9月6日の御前会議で、天皇陛下を前に日本は対米戦争に入ることを

 公式に決定しました。

 12月8日、午前3時20分真珠湾攻撃開始

 そしてルーズベルト大統領が演説しました。

 

 「昨日、1941年12月7日、この日は汚名の下に残り続けることでしょう。

  アメリカ合衆国は、日本帝国の陸軍、海軍による計画的にして

  突然の攻撃を受けました。

  合衆国は日本と平和的な関係を築いていました。

  しかも日本の要請に応じ、太平洋の平和維持を命題として

  日本政府や天皇と対話を重ねてもきていたのです。

  実に諸君日本軍の航空機隊が、われらがアメリカのオアフ島へ

  爆撃開始した1時間後のことです。

  (略)

    日本からアメリカまでの距離を考えれば、今回の日本による攻撃は

  数日前からあるいは数週間前から、計画的に意図されていたことは明らかです。

   日本政府は、外交交渉を続けながら、虚偽に満ちた言葉を述べ

   合衆国を欺こうと伺っていたわけです。

   昨日のハワイ諸島への攻撃は、深刻な被害をもたらしました。

   遺憾ですが多数の米国民の、命が失われたことを

   諸君に伝えなければなりません。

   

   昨日、日本政府はマレーに対しても攻撃を開始しました。

   昨夜、日本軍は香港を攻撃しました。

   昨夜、日本軍はグアムを攻撃しました。

   昨夜、日本軍はフィリピン諸島を攻撃しました。

   昨夜、日本軍はウェイク島を攻撃しました。

   そして今朝になり日本軍は、ミッドウェー島を攻撃しました。

   日本軍は太平洋の全域にわたって奇襲を開始したということです。

   昨日と今日の事実はそれを証明しています。

 

  合衆国の人々はすでに自らの意見を固めました。

  そして日本の奇襲行為が、国家の安全と人命にどれほどの影響を

  与えるかもよく理解しています。

  私は陸軍の最高指揮官として、国家防衛のためにでき得るすべての

  手段を講ずるよう軍に命令を下しました。

  この命令に基ずくわが軍の行動により、合衆国の全国民は

  日本が我々にどれほどの猛攻撃を仕掛けたかということを

  ずっと記憶にとどめるでしょう。

 

この日本最大の愚策を犯した真の意味は、あとでわかってきます。

こんなバカげたことを普通の人間なら、絶対するはずがないのです。

 それを日本はあえてした、、、、