今、若い子のお店の難易度が高い理由その1
以前から、開業相談されるクライアントの多くが、
キャストの年齢、約18歳~30歳で構成される店舗を運営したがっています。
若い子のお店は、人気のあるカテゴリなので以前から
競合店が多い
キャストの管理が大変
などの理由から開業難易度は高い方でした。
しかし近年その難易度がさらに上がっています。
その理由その1が
スカウトマン問題
です。
スカウトマン問題とは、
フリーのスカウトマンが急増した事により、スカウトマンに関係していない、自然入店キャストの数が減少した事。
フリーのスカウトマンは、
高い保証(全然売れない子でも3~5万円)保証をエサに「引き抜き」を行う事で簡単にキャストさんを集める事が出来ます。
引き抜きや高い保証への噂(口コミ)などで、業界から多くの自然入店キャストさんが居なくなってしまいました。
スカウトによっては、独自の求人サイトでキャストを集めています。
これにより全国的に若い子を集めるのが難しくなり、
スカウト会社などにキャストの供給を頼る店舗が急増しました。
景気が良いから電話が鳴りやすく、キャスト不足の状況になりやすかったのも要因です。
普段はお茶をひくようなキャストを3万円~の保証で受けなければならない店舗が増えたのです。
お店は待機保証を抱えた状態で営業しますので、
保証ノルマをクリアするために、売れない子を押し売りする様になります。
そういう状況で、痛い目を見たお客様は多くの授業料を払う状態となり、学習していきます。
関東では、関西からの出稼ぎが多かったので
「関西弁以外の子でお願いします」
「出稼ぎ以外の子で」
という注文が入るようになったり
体験入店や新人とうたっても、期間限定の出稼ぎキャストだろうと思われやすくなり
新人に仕事が付け辛くなりました。
出勤スケジュールでも出稼ぎの判別をするお客様も。
など、厳しい状況に。
上記の理由から、新店舗を開業しても
自然にキャストが集めるのが困難
スカウト会社から供給を受けると保証リスクが高い
お客様の警戒心も高くなっており、電話が鳴り辛い
厳しい状態になりました。
スカウト会社から供給されるキャストさんの中には、
お客様を喜ばせることが出来る「高レベル」なキャストさんも中にはいますが、
この子達は、
「以前働いて稼げて、居心地の良いお店にリピート」
します。
店舗側もリピートを望みます。
ですので、
新規店に出回ってくる子はリピート出来ない子
がほとんど。
リピートを望まれない子は、お客様からの評価もあまりよくないので新規店にはさらに厳しいですね。
ゼロから始まるのであれば、会員数などが割とある既存店を買い取った方が成功率は高く、難易度は下がるでしょう。