こんにちは、志緒村亜希子です。

 

 

おもむろに前回からの続きですが

 

 

五感で「体験」できる喜び。
子ラッコ2才の視点を通して
一緒に味わいながら
平凡な日々を送る今の私

・・・・ではありますが、

私は別に、もともと子供好きなわけではありません。

むしろ、苦手でした。
っていうか、キライでした。
(あー言っちゃった


そこに輪をかけて
過去の経験から
子供を持つことへの恐怖があった私は
今でもときどき、

「毎日面白い、と言いつつ、明日は憔悴させられるんだろう」
「子供が思い通りにならなすぎて気が狂う日が来る」

と、保険をかけようとするところがある。


保険で備えるということは、
待ってる、ってことになってしまう。
マゾすぎる私。


でもそのくらい
子育ては本当に大変、しんどい、ツライ
というイメージを自分自身に
植え付けてしまった。

とにかく
母になりたくない恐怖は
すさまじかった。

ブログにもそんなに書けてない。

本当のことすぎて、当時はまだ書く度量がなかった。

それほど自分の中で
この話題は心が暴れるほど
タブー中のタブーだった。

子供を愛せない自分を見たくなかった。



じゃあ、いつから私は
こんな心穏やかに
暮らせるようになったのか?


それは、きっと、これがきっかけ。




妊娠したかも?と分かってから

こっそり一人
誰にも伝えず
(旦那さんにも言えず)

ジワジワとこの感覚を
味わっていたある日、
突然、腹をくくらされたのです。


なんだか分からないけど
『絶対に、ここ(お腹?この世?)に来る!』という
とてもとても強い意志を
感じた瞬間があって。

 

 

「そうですか。
分かりました。

きみが私を通って生まれたいというなら
どうぞ使ってください。

わたしは降伏するよ。

きみの懐に飛び込むよ!!」


と、気づいたら

心の底からサレンダーしようと

決意しました。



あのときまで
私は全てのことを
コントロールできると思っていたし
そう頑張ってきた。


見せたくないものを隠すためのコントロール。
他人に都合よく解釈してもらおうというコントロール。

自分をごまかすコントロール。


子供が愛せない母でもいい。
子供をかわいいと思えない母でもいい。
憎たらしい、と思ってもいい。
子供を愛していないことが本人にも周囲にもバレテもいい。


つまり、「今の冷たい私のまま、母になってもいい。」

ってこと。


とにかく、ごまかそうとすること、一切やめた。

諦めた。

手放した。


「きっとこの子は、自分が送りたい人生が送れる心と体で
生まれてくるんだろう。
私は、ただそれを受け止めるだけ。

受け入れる努力をしてみる。」


怖くて、涙が出た。

過去の私みたいに
扱いづらい子が生まれたらどうしよう。

過去の私みたいに
生きづらい子に育ったらどうしよう。



・・・それでも、お腹の中の人は、ここに来たいと言ってる。


こんな私をお母さんとして生まれようとしてる魂がいる。



武者震い。
未知の世界へ飛び込む怖さ。

あたたかい無力感。

やさしい、あきらめ感。

涙が出た。


私の中に一本の太い柱が通った。

諦められたのか、降伏できたのか、
わからないけど
気づいたらびっくりするほど、
心が凪になってた。


私の、(母になりたくなくて)やさぐれっぷりを知る人は

その後の心穏やかな妊娠生活を送る私に

驚いていた。

 

でもどこか冷めていて
なんとなく素直になり切れない私は
妊娠中ずっと
「赤ちゃん」とは口が裂けても呼べず
「お腹の中の人」と言っていた。


どこまでもツッパリハイスクールロックンロールな私だったのです。


それなのに。


生まれた翌日
彼の瞳に私が映ったあの瞬間から
他人の目を気にすることなく
赤ちゃん言葉でイチャつくようになった(笑

 

今では目に映る子供たち見ると

もうもう、か~~~~わいくて

つい話しかけちゃう。

 


あのプライドはどこへ。




 

photo by フォトグラファー鶴岡勝さん(ルッチー)

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