自律神経を整える裏ワザ | 進撃の理学療法士

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藤田晋さんに憧れています。
介護分野で会社を立ち上げ、小さな通所介護施設を運営しています。
『全ての人が生きがいを持って生活できる社会を作る』
これを私の会社のミッションステートメントとし、バリバリ働きます!!




自律神経失調症に悩む利用者さんから、どうすれば良くなるかについて質問を受けました。


〜ある日のからだはうすでの会話〜


利用者さん

「自律神経失調症で、上半身が熱っているのに、足先は冷えるの。お医者さんは規則正しい生活をしろと言うけども、なかなか難しいのよね」


「自律神経ですか。実は自律神経を整える裏ワザがあるんですよ」


利用者さん

「そんなものがあるの?教えてください。」


「はい。自律神経というのは、交感神経と副交感神経があります。」


利用者さん

「それは知っています。リラックスする時が副交感神経で、エキサイトする時が交感神経なんでしょう?」


「そうです。闘争と逃走ってやつですね。話を戻しますけど、自律神経っていうのはシーソーゲームなんです。」


利用者さん

「シーソーゲーム?」


「はい。交感神経と副交感神経の両方が働いた方が良いんです。呼吸みたいなものです。どちらかだけが優位になるのは良くないです。」


利用者さん

「なるほど。というとは私は副交感神経が優位になりすぎているということですか?」


「はい。だいたいそういうケースの方が多いです。」


利用者さん

「では、どのようにすればバランスが取れるんですか?」


「心拍数です。心拍数を上げることが大切です。」


利用者さん

「心拍数!?」


「〇〇さんは80歳ですよね?最大心拍数という考えがあって、220から自分の年齢を引きます。すると〇〇さんの場合140になります。」


利用者さん

「はい。」


「この140というのが限界です。で、オススメはその7割くらい。なので、〇〇さんの場合は心拍数が100を超えるような運動を少しすると自律神経のバランスがとりやすくなります」


利用者さん

「そうはいっても…」


「そうですよね。難しいです。でも例えばあれ。ステッパーなどは安全にできますよ。」



こういうやつです。ハンドル付きがオススメ!!


利用者さん

「あれ、大変そうでやったことないんですよね…」


「はい。大変です。ちなみに、心拍数を上げるためには20秒全力で運動して、10秒休むというのを8セット繰り返すと良いです」


利用者さん

「ひえー!!」


はい、ということで自律神経失調症に対する一つの対処方法でした。


要点

①心拍数を上げると自律神経が整いやすくなる。

②運動としてはステッパーを使うのがオススメ。