こんにちは。
早いもので日本に戻ってきて1年半位になります。
今年はまあ…自分がベトナムで目を逸らしてきた事が因果となり一斉に降りかかりそれを処理するのに精一杯でした。
病気の事。
子供の事。
手続きの事。
自分の一族の事。
全ては自分がそれで良いんだと目を逸らして後回しにしてきた事も思っていた事も結局はいつかは精算しないといけない…それが如実に出た1年でした。
しかし、あまり自分としては悪い方には捉えて無くてなんだかんだでジワジワながら処理出来たのと病気も無く順風満帆だったら出会わなかった人達にも会えた。
その過程で色んな知識も見識もまた身に付けることが出来た。
捉え方にもよると思いますが1度、海外で長く生活すると日本に戻ってきた際にそれは「日本では出来ない経験」よりも「日本では当たり前の事が出来ない」みたいなハンデを背負うという認識が自分は強かったです。
再び日本に適応してくると違いますが初期の方はそれがキツかったですね。
その際にそのハンデを埋める要素は知識を詰め込むしか無いと思っています。
それを知識を詰め込む事が出来る素養が備わるのと余地出来るのが海外のアウェイの生活が活きる所かなと。
ただ、どうしても海外で暮らすと
「自分は人には出来ない事をやってきた」
みたいな自負心みたいなものが大なり小なり滲み出るんですよ。
そこに折り合いをどうつけるかと言うのが難しいんですよ…無意識なだけに余計に。
ここに行き着くまでは辛かったですよ?
良く日本に帰ってきて感じる事はと聞かれる際に自分は
「物事をあまり考えなくなる」
と良く答えるんですが安全で便利で治安も良いし法律で守られてるって事はある意味でそんなに考えなくてもなんとなく生きていけるわけです。
ただ、ここまでだと前途の通りそれが滲み出るとタダの嫌な人ですよね。
それが悪いとかではなく日本で安全な環境でなんとなく生きて人生を終えられるのは世界の殆どで出来ないくらい幸せな事であると私は思います。
それに知識差や考える量の差でも別に今後のAI次第では人の持てる知識なんて一瞬で覆される可能性が高いわけで。
ただ、そのAIを活用する為に海外で生活してきた素養や知見と言うものは活かされる訳です。そのものを知らなければ答えを問おうにもその前提を調べようがないわけで。
そういう意味では見方によってはハンデであり見方によっては人が知ることが出来ない要素を知ることが出来た。
私の場合は海外で生活してきたから日本では知れない知識を知り文化を知り経験を得た。
家族が出来て守るものが出来た。
病気に掛かった等ベトナムでは自分で医学知識を調べる癖が付いたので日本でもそれを活かし調べて対処法を調べるうちに西洋医学にも詳しくなった。
家族が異文化だからこそ日本での生活もより真剣に考えた。
家族が異文化だからこそ日本に住む外国人側の心情にも踏み込んでいけた。
子供が異文化育ちで特性があったからこそ教育委員会や市議会議員など普通なら知り合えない人と知り合えた。
まあ…これらの要素は日本で普通に生活して普通に人生を過ごす分には全く要らない要素ですので正に人の捉え方次第になりますね。むしろ、平和に過ごしたい人からしたら足枷かもしれない。
MIDORIの件もそうですね。
この件で伝統医学や漢方について只管、勉強してた。だから、日本でもすぐに漢方も生薬構成からどれが効果的などすぐに分かって文献で調べて西洋学的なエビデンスがある漢方療法も日本ですぐに着手した。
ただ、これはベトナムで早い段階で見つけていたらこうなってなかったかもしれない。だから、自分がやった事は無駄だった
ある程度、漢方の素養や西洋医学の知識もあったからこそベトナムではなんとか延命出来ていた。
結果が全てと言いますがその過程と歩いてきた道、そし出解釈次第ではこういう風に捉える事は出来ます。
ただ、今の結果を見てると私が考えに考えて主治医の先生とも共有しながら1年やってきたからこそ、今までの薬は経口ステロイド剤を定期服用していくにあたり偶然にも
ステロイドの副作用を上手く潰してくれたり緩和される方向に適した処方だったみたいです。
だから、私は今までの経験は無駄ではないし全て繋がって今は良い方に行けるような道筋をやっと建てられる見込みが出来てきました。
自然系を扱っていて身も蓋もないのですが…自然系はあくまである程度とか日常には問題が無い人が嗜めば効果は使わないよりはあるくらいの嗜好品もしくは娯楽品でして…。
それそのものに少し不具合があるくらいの方は健康的になりますしそれを治ったとその方が認識されれればそれも正しい認識です。
ただ、私が今、行っているものは「治療」であって。
もちろん強い治療の副作用に耐えられる下地としての漢方はかなり有効でした。
それは強くて劇薬だけど強い作用がある薬に対してそれを軽減したり副作用を潰したり薬の補強としての効果がメインでして。
今の私はそういうのを使わないとまず日常にも戻れないくらいの状態です。
毒をもって毒を制すと言うかステロイドや神経痛止め言うエビデンスも臨床も確立されてる劇薬を用いてその出る薬の副作用を他の薬で片っ端から潰してその負担の軽減したり軽減したり全体をカバーする為の漢方や自然系。
正直…かなり強引なやり方で人にはオススメできないやり方ですがそうでもしないとやらなければいけない事すら身体が動かなくて出来ないんですよ。
ただ、ここまでやったから要因も見つけられて必要最低限の手続きは終わり生活もやっと慣れてきて誤魔化しながらのやり方にも終止符が打てる。
ベトナムでは得られなかった知見が得れたから今は良かったと思います。
そう思えるまでにはやらなければいけない手続きや子供の事や病気の中での作業は何回も言いますが気が狂う位、苦しかったです。
3歩進んで2歩下がる。
こういう感覚で正に進んでいた感じですかね。
遠回りしてるようで非合理に見えるようで私には総合的にこれが1番早い道でした。
良く言われるアウトプットで外注どうこうしたらみたいな方法論はありますが多分、今の私がそれをやったらそこの歯車が狂った時に全てが狂って立て直しがつかなくなる。
人によってはそれが最良な人も居ますし私はあくまで一か八かで出来ませんでしたでは済まされない状況だったのでこれが確実にこなせて前に進む方法だったというわけです。
MIDORIの方もちらほら、こちらでやらないのか?みたいな問い合わせもあるんですが…送らなければ行けない方も居てずっと待って頂けてるのに心苦しくて…。
今年一杯はホントに申し訳無いです。
これは私が今の状況でここを無理矢理やると今後、完全に心が折れて二度と踏み込まないくらいに離れてしまいそうで…完全に自分勝手な我儘だと理解してますし何を言われても覚悟して受け入れます。
帰った当初は数ヶ月あれば大丈夫と高を括ってまた無意識に無理なペースでやろうとして前みたいに戻らずに更にガタガタになり何回か救急搬送もされてたんです。
今は均衡を保ちつつ日本に適応していきつつ病気も対処しながらと言う薄氷を踏む感覚でやってたのでそれ以上を自分が受け入れたり踏み込む余地が全くありませんでした。
それくらいに専門家を通しても原因が全くわからない状態は私には恐怖でした。
言い訳にはならないと言われればそれまでですが複数回、本気でもうダメかもしれないと思いましたのでそれを元にコントロールしていたのに折れて唯一、心の支えとなっていたベトナムの縁を自ら放り出す結末になるとそれこそ自分はもう再起不能に陥るでしょうね。
それが1番怖いんです。
ここまで自分で分かってるからこそ迂闊に自分から声を掛けられないし周囲も気を使って眺めてくれてるのも理解しています。
今の自分に出来ることはその余地を作るために三歩進んで二歩下がりながらでも確実にやることです。
これが今年の心情と本音ですかね。
これ以上は何も書きようがないくらいにはかきました。
来年度は約2年掛けて要因を見つけ出し曖昧な部分も明確にしてベトナムでは物理的に出来なかった手続きなども8割位は終える事が出来ました。
来年になったからすぐにどうとは言えないですが確実に自分は前に進むつもりで必死に抗った。
これが来年には身を結べるようにと言うのが来年の目標です。
人それぞれ課題は違いますし問題が無い人間は居ないですし自分は自分ですが日本に戻ってきて良かったと思えるようにまた頑張りますのでよろしくお願い致します。