「受話器を取ると緊張で頭が真っ白になる」
 
 
”電話恐怖症”が今の若者の間で広がっている
というニュースをネット見て、そんな時代になってしまったのだと思いました。
 
そのニュースはコチラ
 
新入社員が入社して間もない頃、「まずこれからやってみようか」と先輩や上司から言われるのが電話に出ること。
 
新人が一人前に仕事ができるようになるには3年かかる。
 
昔はよくこう言ったものでした。
 
「一人前」というのを何を基準にするかは時代と共に変わってきていると思いますが、昔は同じ会社に3年勤めてやっと一人前になれると言われていました。
 
一般的に勤続3年以上経過してから退職金が支給されるとなっているのもそういった意味があるというのを聞いたことがあります。
 
 
入社してすぐは仕事も日々新しいことを覚えていかなければならない。
社会人1年生であれば当然即戦力になるということもない。
 
社内の他部署からの電話や、お客様や取引先からの電話に出ることで、相手の名前を覚えていくという目的もあって、「新人が電話に出る」という風潮は昔はたしかにありました。
 
でもこのニュースにもありますが、普段の生活の中で固定電話に出るということが少なくなってきた若者にとって、電話は恐怖以外の何者でもないのだと思います。
 
 
確かに家の固定電話も鳴らなくなって、家族同士でもLINEなどの無料通話を使うようになっています。
それは私も同じ。今や実家の固定電話の方へ電話することもなくなりました。
 
生活が変わる。
便利になることはとても喜ばしいことだけど、この電話恐怖症のお話のように恐怖を感じたり、ストレスを感じるようになることもあるわけです。
 
このニュースにあるこの一言はとても考えさせられました。
 
「電話は考えながら話す必要があるので、言葉に詰まってしまうこともある。」
 
”電話は考えながら話す”
電話に限らず、直接相手の顔を見て話す時も、SNSでメッセージのやりとりをする時も”考えながら話す”ものだと思っていましたが、どうやら違うようです・・・。
 
 
「考えながら話さなきゃいけないから苦手」
なのであれば、本当のところは”電話が怖い”というのが理由ではないのかもしれないと思いました。
 
 
電話が怖いのではなく、考えながら話すことがイヤ、または面倒くさいということなのかもしれません。
 
そうなると電話恐怖症よりも”考えるのが苦手な若者たち”ということの方が問題のような気がします。
 
昔の当たり前は、今の時代に合わないこともありますが、今の時代だからこそ大切だと思えることも沢山あります。
 
私達世代がその”大切なこと”を伝えていくことが大切なのではないかとそんな風にも思ったとても興味深い記事でした(^^)
 
 
 
 
では、皆さんの明日に笑顔がありますように!

 

【Vol.2204】