昨日のブログの続き。
お友達との映画鑑賞会で観た『ドリーム』。
主人公は3人の女性なのですが、その中の1人メアリーのお話です。
メアリーも、キャサリン、ドロシーと同様、天才の1人。
メアリーはNASAで技術者になることを目標にしていました。
しかし・・・
技術者養成プログラムは男性限定だと言われてしまいます。
でも「資格があれば誰でも受けられる。数学と物理学の学士号なら持っている。」と反論します。
すると、「大学の講座を受けていないとダメ」とまた反論されてしまいます。
ゴールが見えるとルールを変えられる。
そう思いメアリーは落胆しますが、ある高校の講座でもOKという規則があることを知ります。
しかしその高校も白人専用。
また壁が立ちはだかります。
それでも諦めきれないメアリーは、仲間からの後押しもあり裁判所へ請願書を提出します。
裁判所で判事から
「ここは白人専用の学校ですよ」
と門前払いになりそうに。
しかしメアリーは裁判官に訴えかけます。
「前例になることの重みは誰よりもご存知のはず。宇宙に行ったアメリカ人もいませんでした。私はNASAの技術者を目指しています。それには白人専用の高校に通う必要がある。肌の色は変えられません。だから前例になるしかないのです。判事のお力が必要です。」
メアリーの言葉は判事の心を動かし、メアリーは前例となったのです。
今、私たちが当たり前に感じていることの多くは誰かが「前例」になったその先です。
「今までに前例がない」
この壁を乗り越えてきた人たちのおかげです。
女性が社会に出て働くこともそう。
私のように独立して仕事を持つこともそう。
世の中の職業の中には今まで女性が就くことを許されていなかったものが沢山あります。
そんな昔では考えられなかったことが今は当たり前になっています。
改めてその「前例」となった女性達の存在に感謝したいと思える、『ドリーム』はそんな作品です。
こういう胸が熱くなる作品、大好きです。
壁にぶち当たった時、一歩前に進もうとする時、そんな時にこの作品を観て勇気をもらおうと思います(^^)
では、皆さんの明日に笑顔がありますように!
【Vol.2082】