昨日のブログの続き。
「売れない理由」と「買わない理由」の中に存在していた、「商品の価値が伝わっていない」という理由。
価値に気付いていないから買いたいと思うこともない。
結果、買わないから売れない。
それなら商品の価値を伝えよう!となります。
お仕事先のスタッフさんたちに声をかけました。
「”これイイ商品なのに売れないんだよな”とか”もっとこの商品のこと知ってもらいたいよな”と思う商品を、お店の中にある商品の中から各チーム5個ずつ選んでみてください」
3人1チームでお店の中をぐるぐると回ってもらい、5個ずつ選んできてもらいました。
「どんな商品で何故知ってもらいたいのか」
をチーム毎に発表してもらうと・・・
発表を聞いているスタッフさんたちから「へ~そうなんだ」「確かに!なるほどね」「ふーん、それ良さそうだね」の声があがりました。
いろんな商品を取り扱う小売店だと、商品点数が多すぎて販売している側であっても全ての商品のことを知っているわけではないのです。
特徴的だったのが、知ってもらいたいと選んだ商品の中には「語れる商品」が多かったということです。
「これ、私も買って使ってるんですけど、めちゃくちゃイイんですよ!○○な時に、○○な使い方もできるし、私なんてこんな使い方もしてるんですよ~!」
「これパッと見○○にしか見えないんですけど、実は中に○○が入ってて、このコロナ禍の生活ならこんな使い方も出来ていいんです。私も家で使ってます!」
「普段、○○ってお洗濯面倒じゃないですか。でもこれなら汚れてもサッと水で流せるし、私はこれのおかげで子供達を叱る回数減りましたもん!」
「この商品て、お子様用に使うお家が多いと思うんですけど、こういう場所で使うと年配の方向けに転倒防止になるんです」
「これ、パッケージのデザインはなんだか古くさくてイマイチなんですけど、商品の品質は間違いないんです。古いデザインていうことは、長年多くの方に愛されてる商品という信頼の証でもあると思うんです」
どのお話を聞いていても私自身「へ~!それは便利だな。私が欲しくなっちゃう(^^)」なんて思いながら聞いていました。
今ヒットしている商品や、新商品をついお店の中で主役にしてしまいがちですが、お店の中にはスタッフさんたちが語れる商品が山ほどあるんです。
スタッフさんが「語れる」商品は間違いなくお客様の心を動かすことができると思っています。
それならば、知ってもらいたい商品のことを語ってもらった方が良い。
お客様一人ひとりに語るのはなかなか難しいもの。
それならば、代わりに語ってくれるものが必要。
その代わりになるのがPOP。
語りを凝縮しているから自分の分身でもあります。
そう考えると、やっぱりPOPは大事なスタッフの一人です(^^)
それにしても、スタッフさんたちが目を輝かせながら商品を語る姿はイイですね!
聞きながらいつも笑顔になる私です(^^)
【Vol.1342】