今夜、ある番組を観て感動したお話がありました。

 

その番組は・・・『消えた天才~超一流が勝てなかった人 大追跡~』です。

 

私自身スポーツをやっていたこともあってこの番組は時々観ています。

今日は番組中盤くらいから見始めました。

 

感動したお話はある野球の天才についてのお話。

 

 

少年野球、リトルリーグ時代にとんでもない天才だと数々のメディアで注目されていた選手。

リトルリーグの全国大会で完全試合、それも全打者三振というとてつもないことを成し遂げたピッチャーのお話でした。

 

リトルリーグ時代から天才と騒がれ、日本ハムファイターズに入団したあの清宮選手と同世代。

 

実際に当時の映像を見たらそれはもうすごい球でした。

 

その人の名前は伊藤英二さん。現在19歳。

 

 

将来有望だったはずなのに、シニアリーグに入り野球をやめてしまいます。

 

思春期早発症であった伊藤さんは、小学生の頃は誰よりも恵まれた体格だったのに小学生の時に成長が止まってしまったのです。

どんどん大きくなっていく周りの選手。シリアリーグに入りリトルリーグ時代よりもマウンドからベースまでが遠くなったこと、さらに周りからの期待やネットなどに書かれる心ない言葉の数々にプレッシャーを感じとても苦しんだそうです。

 

そして中学生の時に不登校に。しかし中学3年の時に転機が・・・。

家でゴロゴロしている息子に水をかけ、気持ちを切り替えさせたのはなんとお母さん!

 

自分の一番のファンでいてくれたお母さんのためにももう一度野球をやろうと決意します。

そして高校へ入り野球部でピッチャーではなく野手として活躍します。

甲子園へは出場できなかったそうですが、一度やめてしまった野球をもう一度やろうと決意したことにも感動したのですが、一番感動したのは番組スタッフさんが一番最後に伊藤さんに聞いた質問に対しての答えでした。

 

「伊藤さんにとって全打者三振のあの完全試合はどんなものですか?」そう聞くスタッフさんにこうお話していました。

 

 

「良い意味でも悪い意味でもいい思い出です。誇れるかどうかはこれからの自分次第だと思っています。」

 

 

本当に感動しました。

リトルリーグとは言え、全打者三振の完全試合という偉業を成し遂げた。元ジャイアンツの桑田さんもびっくりの、130kmのストレート、キレのあるスライダーを投げるまさに天才だったのに、そのことを誇れるかどうかは”これからの自分次第”と言える。

 

 

自分が頑張ってきたことや残した結果も、本当にそのことを誇りと思えるようにするためには”今の自分”、そして”これからの自分”がどうあるかが大切。

 

胸に刺さりました。

 

19歳の若者からとても大切なことを教えてもらいました(^^)

 

 

 

それでは、皆さんの明日に笑顔がありますように!
 
【Vol.449】