人と手をつなぐ。ハグをする。誰かの体温を感じるためには誰かに触れなければなりません。

 

 

前職の時にあるお客様からいただいた言葉。私にとって、大切な宝物となっているその言葉についてのお話です。

 

 

その方との出逢いは7年くらい前だったと思います。重機の運転資格が取得できる講習会でした。出逢ったころは70代後半くらいだったのでしょうか。熱心に受講されていて、休憩時間などにもいろんなお話をしました。とっても優しい笑顔をお持ちの方です。

 

それから数年後、イベントに来場してくださったときには、とってもオシャレな服装でおいでになり、「ダンディ」という言葉がまさにピッタリ(^^)

 

「〇〇さん、お久しぶりです!」と声を掛けさせていただき、久しぶりにお話が出来、楽しい時間を過ごすことができました。

 

そのイベントが終わりしばらくした頃、このお客様からお手紙が届きました。

 

そこにはこうありました。

 

 

「数年会っていなくても名前を呼んでくださる。きさくに話しかけてくださる。体温を感じる接客でした。」

 

 

お手紙を読みながら涙が流れていました。

 

このお手紙をいただいた当時、私はなかなかうまくいかないことが多く、少し心が折れそうになっていました。でも一度心に決めたことを諦めることが嫌いな私はなんとか立ち向かおうとしていた時でした。

 

 

「こんな風に感じてくださる方がいてくれるのなら頑張ろう!」

 

 

素直にそう思えました。

 

 

『体温を感じる接客』とは、きっと人が持っている想いを伝えられる接客、何よりも『人間らしい接客』なんだと思います。

 

昨日のブログを読んでくださった、愛知県で靴屋さんおさだウイズ店を営んでいる、尊敬する大先輩・長田さんこと、おさぴーからいただいたコメントがあります。

 

 

~これからの時代一番大事なのは「人柄」だって思うのです。いろんなものが破壊的創造の場にさらされている時、大事になってくるのは、誰と組んで何をするのかってことだと思うのです。その時の基準値は、この人とならと云う感じるオーラ、つまり人柄だって思うのです。~

 

まさに『体温を感じる接客』という言葉に必要不可欠とも思える『人柄』という言葉をいただき、このお客様からのお手紙を思い出しました。

 

 

オーラは人には見えません。感じるものだと思います。不確かなもののように感じますが、私は確かなものだと思っています。だからこそ本来なら感じることができない『体温』を感じてもらえるのだと思います。

 

 

そういえば昔、同僚から「中塚さんてどんなタイプの男性が好みなんですか?」と聞かれ、「オーラのある人!」と答えたところ、「す、すいません。目に見えるものにしてもらえませんか?(笑)」と爆笑されたことがあります(^^)

 

でも本当にそう思ったんですよ。オーラがある人がいいですね(^^)

 

久しぶりにこのお手紙のことを思い出し、あの時の気持ちを思い出せました。

私の、私らしい『人柄』が伝えられるよう、これからも人と向き合っていきたいと思います。

 

 

それでは皆さんの今日に笑顔がありますように!

 

【Vol.27】