台付き袱紗

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昨日の「礼法」の授業で 


「台つき袱紗の台をはずして持っていったら 台無しになってしまいますよ」


と 先生が冗談をおっしゃり 皆で笑いました


お坊様にお布施を差し上げる時 直接手渡しするのではなく 切手盆(小ぶりの長方形のお盆)を使いますよね


その切手盆の代わりが 「台つき袱紗」の台なのです


ですから ご祝儀の袋等は 「台つき袱紗」台の上に乗せて差し出すのが 礼儀にかなっています


台付き袱紗の包み方 開けかた 差し出し方 たたみ方にも作法があり それをきちんと守ることもお相手に対する気持ちの表現で大切なのですが そこは 臨機応変にやらないとなりません


混んでいる時に 作法だから・・と悠長にやられたら たまったものではありません


「礼法」では 周りの方への心遣いを大切にしますから 作法を守らない事がベストの作法の時もあるわけです




包み方は 流派によって違いがあると思います


下の写真の場合は 両方とも熨斗包みで 左→右→地→天と折ります


そして 吉は右に回しますので 開ける時は右手が自然


袱紗の上下の重なりは 喜びの気持ちで ご祝儀袋と同様になっています


ゆうゆうふうふう生活日記


凶は左に回し 開ける時は あけにくい左手を使うようになります


袱紗の上下の重なりは 悲しみの涙で 不祝儀の袋と同じになっています

 
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