プロ風水師の御堂です。
前回は、武夷山で知り合った道士の話をしましたね。
今回も、この先生のお話となるので、
しかし…何と、永い間お世話になった先生なのに、
この道士先生は全ての事に通じているんだけど、
道士の先生曰く、
「中国茶は大まかに言うと黒茶、青茶、緑茶、
道士先生は、私の方を見ないで、急に話しかけられますから、
「黒茶はプアール茶に代表されて、
「しかし、先生、東方美人茶も武夷茶も全然青くないですよ。」
「だから、さっきも言ったように、
「そんなものですか?」と私が聞き返すと、
「ところで、武夷山で有名なのは大紅包(ターホンパオ)だけど、
どうしてかと言うと、本当の大紅包(ターホンパオ)
私はすかさず質問します。
「その生気というのは?」
「そう、それはこの地球自体の持つエネルギーはとても強く、
と、道士先生は非常に分かりやすい概念で、
「ふーん」
「それでね、いいお茶は健康に良いと言われるけどね、
私も、水金亀(スイキンクイ)というお茶を買う時は何十グラムかで二万円とか三万
この水金亀は、大紅袍ほどではないけれども大地の生気が少し入っていて
それで、そういう気の入ったいいお茶はどうやって見分けるか ![]()
私はこの道士先生に連れられて、生気の溢れる山に登ったり、龍穴を巡って、少しずつそんな生気の色が、観えてきたのです……。
この時代が、私の風水の原点なのです
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だいたいが、当時、道士先生の家は、この写真のような洞窟なのです。
…そこに、私も一ヵ月近く住まわせて貰いました。今迄に泊まった中では、最高のホテルです。
こんな感じで、日本から何回か行きました。
遠いし、費用はかかるし、汚いしでしたが、当時は楽しかった山籠りですね。
・・・・・夜は怖いですよ。
丸い円の中に入って、朝夕と瞑想します。
右手にあるのが、いわゆる神さまをお祀りする壇です。こちらでは、大自然そのものをお祀りしていました。
この時から、私も特定の神様に手を合わせるのではなく、大自然そのものに手を合わせています。
この時代の何回かの お籠り が、私の風水の原点ですねー!
大自然に敬意を払っていると、自ずとその力が伝わって来ますね。
さてさて、お茶の話です。
茶葉の香りが鼻に入った時の感じ、
その飲んだときの感じが、喉の奥でフゥワーと広がる感じがあれば、良いお茶ですね。
本当のお茶は、その気を頂くのです!!
ところで、武夷山で思い出しました。
私の兄弟子と二人で、初めてこの山に行ったときに、
その帰りにホテルのほうへ向かって歩いていると、向こうから5、
あれ、と思っていると「お茶を買って」といいます。僕はなーんだと思ったんだけど、僕の兄弟子は「いくら」と聞いて、買ってあげたのです。
それは中国元で10元、日本円の160円ぐらいだったから、
が・・・。
それが、ホテルに戻ってから、彼はその茶葉を見ようともせず、
「もったいない、何をするの。」と少し怒って聞いたら、
「こんなお茶なんか、使い終わった茶葉を干したやつか、
なんと!私の兄弟子は、お茶の「気」
さすが、兄弟子には脱帽です。
………
こんな感じですから、私のところの風水は、難しい、とよく言われます。
しかし、中国の奥深くから持って帰って来た本当の風水を伝えている、と自負しているのです ![]()


