楽しい・おいしい・フシギな台湾〜魂の師匠の話 その2 | 御堂龍児の楽しい・おいしい・フシギ台湾ガイド

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皆様、早く続きを読みたいとか、不思議な話で楽しい…とかコメントを頂きありがとうございました〜〜 ラブ

続き……


私は思わず問い返しました。
「しかし、ある意味はつながっているということで・・・」
白い老人は答えます。
「それはおまえ達の中に自然があるからだ。またカミがあるからだよ。結局な、
この地球で生まれた以上は全部がつながっているのにな、おまえ達は一人一人は
個別の存在、独立した者と想っているだけだ。

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だからな、おまえ達の一人一人がのびのびと楽しく毎日を生きていると、この自然界もおまえ達の心に連動して動くのだ。すると火山の噴火とか、地面が揺れるということはあまり起きなくなってくる。
また、最近多い局地的な大雨もある意味で自然界のストレスの表れだよ。
まず人間の心は奥底で互いにつながっていると知るべきだろう。そして人の心と大自然もつながっていて、実は大宇宙の法則のタオと自然は表裏の関係だと理解してくれ」
                    びっくり   びっくり   口笛

まぁ、この話はおまえ達が生きている間にどこまで理解するかだね。
話を聞いたからといって、全てがわかるようなものではないよ。
でもな、こう言うとな、誰かに叱られるかもしれんがな、日本は良かったんだよ。
これで一つ超えたんだよ。大きな山場をひとつ越えたということだ。

 今のおまえたちは、大きな境目に出会うことができて幸せだ。
 これを乗り越えた日本人は幸せを得る。
 ここで、ただ逃げ惑い、目をそむけたり無視した日本人は――だよ」
 ここで白い老人がなんといわれたのか、良く聞きとれませんでした。
 
その時に、重ねて言われました。
「今のこんな時だから、毎日の生活の中で楽しみを見つけてくれ。小さな楽しみでいいんだよ。日々の生活のリズムの中で、見つけた楽しみは次の大自然を生み出す種になるんだよ。それはこの景色のように静かで楽しく安らぎの自然となるんだ。
「だから逃げるな!今だから逃げるな!」
 この強い言葉で、私はハッと我に返りました。

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 すると、目の前には相変わらず、真っ白な雪と青い空、そして氷の間からのぞ
く池の水がチャプッチャプッと小さな音を立てている、まるで天国のような安ら
ぎの世界が広がっているだけでした。


二、縁を大切にするとタオの力はみんなに流れてくる

 ある日のこと、仕事先から東京に帰る電車の中でうとうとしていると、前方か
ら白い作務衣を着て杖をついた老人がこちらに歩いてきました。
 あれ、山でお会いした方かな・・・こんなところでおかしいな・・・
 そう思った瞬間に周りをみると、何故か私は群集の中にいるのでした。

声が聞こえてきました。
「ここ暫くは、世の中の動きが大変な時期に入る。また大地が揺れた、山が動い
たと、世の中が騒いでおる。
 まぁ、そのうち慣れてくるがな。騒いでもしかたがない」
 群衆は老人を取り囲んで話を聞いています。

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よく考えれば変なのですが、私はその老人の話に思わず質問しました。
「今後、この状態が長く続くということですか?」
「ああ、長いね、特に今年、来年というのは一つの節目になるじゃろう。節目だ
から、壊れるものは壊れていくよ」
 私は続けて質問していきます。
「あの、それは地震とかそういうことだけでなく、人の考え方とか国とかシステ
ムとか・・・そんなものも壊れていくということですか?」
「考え方などはとっくに壊れているじゃないか?

            てへぺろ       ……次回に続く