司法試験の論文試験が、令和8年からワープロ入力になるらしい。誰も実務で手書きの答弁なんか書いていないことに法務省が、ようやく気がついたかららしいが、気がつくのに時間がかかりすぎだろう。自分たちだって、手書きの起案なんて数十年前からしていないだろうに。

 

司法試験受験生だったころ、この手書きの論文というのに抵抗があった。元々、授業内容をノートに書くという習慣が俺にはなく、大学に入るまで、そして入ってからも、ノートというのは、メモ書き程度にしか使っていなかった。

 

それでも、司法試験の論文試験は、紙にボールペンかサインペンで論文を書かなければならない。司法試験予備校の先生から、「自分に合った筆記用具にはこだわった方がいい」などという不要な助言をもらったので、俺はデザイン志望の学生が行くような店まで行って、筆記用具を選んでいた。結論から言うと、俺に合うような筆記用具はどこにもなかった。そして、未だに見つからない。

 

自分があまりにも紙に文字を書くことに抵抗があったので、司法試験予備校にペン習字を習いに行ったこともあった。今では、ありえないのだろうが、当時はそんな講義まであった。講義の終わり近く、誰かが「きれいに書こうと思っていても、時間がなくて、そんな余裕がないときはどうしたらいいですか?」と質問をした。そのとき、講師の先生は「そういう時は、もう字は汚くても、書くしかないですね。」と答えていた。俺は、いつも論文試験では時間がなかったので、それまでの講義の時間がまるで無駄になった気がした。

 

俺がまともなノートを書いたのはそれから数十年後。気象予報士試験のときのことだった。一度解き方をマスターしても、時間が経つと忘れてしまうので、解き方を思い出すようにノートに書くことにしたのだった。

 

どっかの気象予報士合格者の座談会で、ノートの提出を求められたので、俺はそのノートを持参した。そのときの司会者は、俺のノートを見て「これしか書いていないんですか。」と言った。「自分が知っていることは書かない主義なんです。」俺がそう答えたら驚かれた。世の中の人は、どうやら、自分がわかりきっていることまでわざわざノートに書くらしいことを、俺はこのとき、はじめて知った。でも、無駄だと思った。

 

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これから司法試験を受験する学生は、もう自分に合うはずの幻のペンを探しに文房具屋さんをまわることも、ペン習字を習いに行くこともないのかと思うと、うらやましい思いでいっぱいになる。答案構成なんて言葉も過去のものになりそうだ。そして、これもすべて、法務省の役人が、世の中をまともな目で見ていなかったせいだと思うと、どこにもぶつけようのない怒りを抱え込んでしまう。

 

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でも、こういった世の中の流れを俺は歓迎する。俺は未だに、紙にペンで書くことには抵抗があり、ケント紙に鉛筆で図面を描くのも、同様に抵抗があるからだ。

 

この紙から入力という流れがますます加速し、建築士の試験もケント紙に鉛筆で図面を描くことから、3次元cadに入力するように変わることを祈っている。ただ役人なんて世の中を知らないアホばかりなので、国交省の役人が「世の中にはもう、紙に図面を鉛筆で書いている建築士なんかいない。」ことを知るのには、もう数十年かかるのかもしれない。

 

しかし、それにしてもと思う。保険証はあれだけ反対意見があるのに、1年で廃止をし、マイナンバーカードと統合させる。でも、司法試験は、だれも反対なんかしていないのに、論文試験をワープロ入力にするだけのことに、あと3年もかかる。気づくのも遅いが、実行に移すのにも時間をかけすぎだろう。

 

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今週はジムで上半身を鍛えた。苦手な懸垂を何度もしたので、それからずっと筋肉痛が続いている。

 

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大学の勉強、今週はほとんど進まなかった。

 

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週末の土曜日には、実家に日帰りをした。姉の夫婦と話をして、また名古屋まで戻ってきた。

 

そして、土曜日の夜、9時過ぎから飲みに行って、2時くらいまで飲んでいた。考えてみたら、飲むのは1か月ぶりくらいだった。ウイスキーをがぶ飲みして、シャンパンも1本開けてしまった。

 

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おかげで、今日の日曜日は、何をする気力もわかず、ほぼ1日、寝て過ごした。未だに眠く、酒が抜けるのは、明日の朝までかかりそうだ。

 

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ドナルド・E・ウェストレイクの小説「ギャンブラーが多すぎる」(新潮文庫)を読み終わった。

冒頭は強く引き込まれたが、すぐに中だるみし、その部分は長かった。この小説から、特に得たものは何もない。この小説を読んで、ギャンブルが強くなる要素もない。

 

この本は、基本的には推理小説。馬券を買い、ノミ屋に配当金の930ドルを受け取りに行ったら、ノミ屋が撃ち殺されていた。警察からも、そしてそのノミ屋が関係する2つのギャング組織からも犯人ではないかと疑われ、警察とギャングから逃げまくりながら真犯人を突き詰めるという話だ。

 

昔の小説なので、電話帳を見ると住所と名前が載っている設定になっている。そして、新聞にも目撃者として、名前と住所が掲載される。昔はアメリカもそうだったんだなあと、読みながら知った。もちろん、こんなことを知ったところで、何の役にも立たない。

 

面白さは中くらい。ただまあ、時間つぶしにはちょうどよかった。

月曜日に、久しぶりに歯医者に行った。歯石を取ってもらい、今後の方針について話をする。歯列矯正はとりあえず終了したが、今後は、ワイヤを使って維持するのだという。そのワイヤのための型取りをした。ワイヤ代は、基本料金に含まれているため無料だという。

 

「酔っぱらった時に絶対なくすので、予備を買っておきたい。いくらですか?」

「上だけで5000円くらい。上下で1万円くらいですかね。ちょっと聞いてきます。」

「意外とするんですね。」

歯科助手の人とそんな話をしていた。

「えーと。予備を作るのは諦めて、なくさないようにしてください。上だけで、5万円するそうです。」

「・・はい。」

 

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水曜日は、ボイストレーニングに行った。相変わらず、「外郎売り」の朗読がメインだ。最初は、こんな早口言葉の連続した文章が読めるのか不安を感じていたが、だんだんと慣れてきたのが自分でもわかる。人はどんな課題でも、数をこなすと慣れるらしい。

 

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そして、木曜日にはジムに行った。本格的な下半身トレーニングがいよいよ始まった。今回、初めてレバレッジ・スクワットというマシンを使った。

 

摩擦がなく、スムーズなスクワットができる。

「これ、軽くていいなあ。」

なんて、思っていたら、トレーナーから次々にウェイトを課せられて、最後はつぶれた。

つぶされるまで、比較的、動きはスムーズだった。俺も「軽いなあ。」なんて思っていた。

でも、マシンから降りたら下半身がガクガクで、まともに歩けない。後から「俺は無理していたんだ。」と実感する、性質(たち)の悪い女のようなマシンだった。

 

そして、その状態からのブルガリアン・スクワットは地獄だった。「1.2.3.」とトレーナーのカウントが続く。気が付くと「8.9」と数が飛んでいる。

終わった後、トレーナーに「途中でカウントの数を飛ばしました?」と聞いてみた。「いいえ。」

 

激しいトレーニングのせいで、ブルガリアン・スクワットをしながら、気絶したような気がする。

 

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そして、土曜日はイベントがあって、出社した。

想像以上にイベントが盛り上がり、司会役の部下は緊張のあまり、声量が落ち、マイクを持たせたら、ますます落ちたので、マイクのボリュームを上げなければならなかった。

 

いろいろとあったが、まあまあ成功だったと思う。多くの人が笑顔で帰っていくのを見送った。

 

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そして、今日の日曜日は、何もする気がわかなかった。用事があって、名古屋駅まで行ったが、帰ってきてからは、どれだけコーヒーを飲んでも眠く、行こうと思っていたクリーニング店にも行くことがなく、部屋の中だけで過ごした。

 

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10月に「日本語教育能力検定試験」を受けることにした。それから、11月には「工業英検2級」をマストで、あとできたら「1級」も受けることにした。

 

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そんなわけで、「日本語教育能力検定試験」にかかわる本をちらっと読んでみた。

 

外国人に日本語を教えるときは、丁寧な話し方から教えた方がいいのだそうだ。

例えば「来ます」という動詞。

「きます。」「きました。」「きません。」「きませんでした。」を教えた方が、「くる。」「きた。」「こない。」「こなかった。」という活用を教えるよりもずっと楽なのだという。確かに。

加えて、日本語だと「いらっしゃった。」とかもあるし実にめんどくさい。

これを読んで、日本語の方が、英語なんかよりはるかに厄介な文法だということを実感した。

 

「come came come」程度でうんざりしていた中学時代の自分を叱りたいような気分になった。

 

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もうずっと前にレポートも終わって、テスト解答もそろえていたのに、まだ提出していなかった大学の建築史のテストを受けた。

 

10問の問題からランダムに2問が出されるが、一番手薄だった2問を指名されて、がっかりした。

そして、そのうち1問は、どう考えても、まともな解答になっていない。まさかこの問題が出されるとはなあ。

 

手を入れようかとも思ったけれど、「再試験でも、どうでもいいや。」という気持ちが勝って、60分かけられるのに、3分で提出し終わってしまった。

 

バジリカの説明なんて「これ、卒業論文?」っていうほどの大作だったのに、まるで無駄になってしまい残念だった。

まあ、仕方がない。こんなテストの解答をそんなに真剣になって作る方がどうかしている。

やり過ぎだと、俺も薄々感じていた。

 

そして、採点は早かった。

そんな手薄な2問でも80点を超えていた。俺、もしかしたら、真面目過ぎるのかもしれない。そんな暇があるなら、他の科目をしろ。と反省した。

 

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メルギブソンの映画、エージェント・ゲームを見た。

スパイもののアクション映画なんだけど、自分の不始末が発覚しないように、1人の男を殺すのに、CIAが隠し持っている基地をドローンでミサイル攻撃して、消滅させてしまうなんて、いくらCIAが予算持っているといっても、認められるわけがないだろう。

 

なかなか展開がスリリングで、わけが分からないまま最後まで見たけれど、あり得ない結末でちょっと唖然とした。

今週は大学のスクーリングの宿題が膨大で、とてもじゃないけれど飲みに行けなかった。10階建てのビルの、平面図と立面図と、内観か外観パースと、プレゼン用のボードと、模型を1週間で作成する。

 

土曜日の昼が締め切りだった。先週、日曜日の段階で、ジムはキャンセルした。水曜日にボイストレーニングだけは行って、ういろう売りを朗読してきた。疲れていたせいなのか、最初は、声がまともに出ず、後半になってやっと大きな声が出るようになった。

 

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毎日、寝不足になったが、とりわけ月曜日と火曜日は、寝る時間を削った。3DCADの勉強を何となく続けていたことが、自分を救うことになった。3DCADがなかったら、自分が何を作成することができたのか、見当もつかない。

 

水曜日にボイストレーニングに行ったのは、木曜日に年休を取ったからだ。でも、基本的な方針は火曜日までに立てていたので、木曜日は機械的に画面を作ることに集中することができた。俺のCADの技術ではできないこともいっぱいあり、月曜日と火曜日は、できないという事実と、なんとか作りたいという妥協点を探すのに、苦労したような感があった。

 

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スクーリングの先生も勧めていた方法は、まず紙で模型を作ってから、設計図面に取り組むという方法だった。実際に多くの人はそのようにしていたようだが、俺にはそんなことは無理で、先に設計図面がないと模型ができない。

 

数字があって初めて、想像していたことがリアルに感じられる。模型をいじりながら、設計を考えるなんてことは俺にはできないし、かえって不効率のように感じてしまう。

 

俺のやり方の方が、進捗管理がしっかりできる点は優れていると思う。いきなり模型ができない代わりに、自分の仕事がどこまでできているのか、実感ができる。今回みたいに締め切りがはっきりしていて、自分の時間と能力の限界もはっきりしているときには、計算ができる俺のようなやり方も一理あると思う。

 

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金曜日には、模型作成以外のすべての工程を終えることができた。そして、土曜日のスクーリングの午前中、ひたすら模型を作った。他の人とは逆だけど、仕方がない。

 

模型作りでは、階の間にスポンジを挟んで、階高を表現する予定だったが、このスポンジが接着剤を吸収してしまい、また両面テープもスポンジには貼れず、スティックノリで貼ってもはがれてしまう。

 

あとから、スポンジを貼るにはスチのりという接着剤があれば簡単に貼れることを知ったが、この時は知らなかったので、途方に暮れた。先生が、「模型に支柱を立ててみたら?」というので、その方法を採用した。支柱を両面テープで固定してから作ったら、かなりしっかりした模型ができた。そして、できあがった頃に、スチのりの存在を知り、しかも教室に在庫があって、自由に使っていいものだということも初めて知った。

 

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そんなわけで、今回のスクーリングは、危なかったけれど、なんとか無事にこなすことができた。

 

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今回のスクーリングで、初めて、3年編入の友達ができた。どの科目が難しいとか、簡単だとか情報を交換する。

 

これが、去年のうちにできていたら、俺ももう少しましな学生生活が送れたかも。客観的に見たら、今もう既に、俺の場合は卒業できず、5年生が決定している。

 

通信で大学に行くなら、早めに信頼できる友達を作ること。こんな大学、さっさと卒業するに越したことはないが、そのために必要なのは情報だ。俺はその認識が前からあったのに、きちんとした情報を得られなかった。残念だが仕方がない。

 

それでも、信頼できる友達ができたことは大きい。科目選択からやり直した方がいいものがあることもわかり、それには金がかかることもわかったが、それでもずっと知らないよりはましだ。今回のスクーリングの一番の成果が、これだった。

 

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映画「10ミニッツ」を見た。

銀行強盗をするが、予定よりも早くに警察が銀行を取り囲んで逃げだすのに一苦労。それでも何とか逃げ出したところ、何者かに襲われて、10分間、気絶。起きたら、共犯の弟は射殺されており、自身も手ぶらだった。誰が裏切ったのか、仲間に次々に会い、真相を究明していく、という映画。

 

まあ、それなりに面白かったけれど、忙しいときに見るような映画じゃなかった。

火曜日にトレーナーが始めたジムに、初めて行った。買いそろえたという筋トレ用のマシンは、まだ新品で、ゴムのにおいが残っていた。

 

今回は上半身をメインに鍛えた。最後には久しぶりに腹筋を鍛えたが、腹筋は元々、きついトレーニングに耐えられるので、平気だった。

 

ここのところ、体重が高止まりしていた。帰りに、高級チョコレートなんか買って食べたりしたので、また太るんじゃないかと思っていた。でも、翌朝、1キロは痩せていて驚いた。

 

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せっかく痩せたのに、翌日、突然、ニューヨークから来た友達から飲みに誘われた。しゃぶしゃぶを食べに行った。友達は忙しいらしく、一緒に飲んでいる間にも何度も席を立って、携帯電話で話をしていた。「社内政治がいろいろとあって。」随分と疲れているように見えた。

 

そして「急に帰らなくてはならなくなった。」とのことで、席を立った。俺は飲み放題だったので、時間ぎりぎりまで、ビールを飲み続け、それから残りのデザートなど、2人分を1人で食べた。

 

素直に帰る気にはならなかった。それからまた2軒もはしごをした。それでも、まだ記憶が残っているから、飲みは軽い方だったんだろう。

 

翌日、体重計に乗ったら、痩せた分を飛び越して、2キロも増えていた。体重計が壊れたのかと思ったが、よく考えてみたら当たり前だった。

 

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そして、今週の土曜日と日曜日は、大学のスクーリングだった。それなりに覚悟はしていたが、2日とも忙しかったし、とてもこなせそうにない量の宿題を出されて、ぐったりして帰ってきた。

 

家に戻って真っ先にしたことは、来週のジムを断ること。とてもじゃないけど、ジムになんて行ってはいられない。

 

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アラン・シリトーの「長距離走者の孤独」(新潮文庫)を再び読んだ。

前に読んだのは19歳くらいの時だったと思う。そのときは、主人公のスミスの反抗に、スカッとしたという感想を持っただけだった。

 

今回も、あのときのスカッとした感覚を再び味わいたくて読んだのだが、読後感が全く違った。

 

盗んだ金を、雨どいに隠していた主人公のスミス。家宅捜索を何度されても見つからず、得意になっていたのだが、ある雨の日に警察が来たとき、警察が職務質問をしている目の前で、雨どいから次々と紙幣が流れ出す。そのシーンを読んで、俺は立っていられないくらいの衝撃を受けた。

 

そしてまた、見ず知らずの幼く貧しい二人の女の子に、ささやかな贅沢をさせていた男が、警察から「お前は間違ったことをしている。」と非難される「アーネストおじさん」という短編も、衝撃だった。100%の善意だったのに、変態だと思われたのだろうか?アーネストおじさんには、それが生きがいだったのに。こんな気持ち、確かに、19歳の俺に理解ができるわけもねーや。

 

なんだか読みづらいし、決していい本じゃない。俺はその昔、好きな女の子ができたら読むことを薦める本に、この「長距離走者の孤独」を入れていた。「被害者になる女の子がいなくて本当によかった。」という感想を持った。

今年、職場に来た、年配の人を連れて出張することになった。目的地はかなりの遠距離だった。俺が自家用車を出して、彼の自宅まで迎えに行った。

 

目的地までの時間設定はギリギリだった。なのに、彼は朝から遅刻してきた。「すみません。」と言いながら車に乗り込む。その時点で、俺はだいぶ腹が立っていた。

 

しばらく高速道路を走っていたら、隣の席で、鼻をほじっている。助手席側の窓を開けて手を振る。鼻くそを捨てたんだろう。

 

運転していてイライラしてきた。それからも、くせなのか、ずっと鼻の穴をほじっている。そして、鼻くそを車内に捨てているような動作をする。一度、話しかけたら、鼻をほじりながら答えたので、もう二度と話しかけるまいと心に決めた。

 

出張から帰ってきても、イライラが止まらなかった。そして、もう2度と車に乗せるものかと思った。

 

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大学の次のスクーリングのために宿題をしている。本当にめんどくさい。

 

宿題のためにネットでいろんな国の建物を見る。俺のような素人でも、すごいなあ、と思う建物がある。でも、日本の建物ですごいなあ、と思うようなものはほとんどない。

 

日本の名建築と言われるものは、どこがすごいのかよくわからない。きっと一般人に聞かずに、偉い建築家の皆さん同士で、「すごい、すごい。」ってほめ合っているからだろう。

 

どの教科書にも出ている、日本を代表する名建築だという「住吉の長屋」は、廊下に屋根がなくて、居間から寝室に移動するのに、雨の日は靴を履いて傘をさす必要がある。

 

でも誰も「欠陥住宅じゃねえの?」なんて言わない。自然と共存できるから、すごい建物ということになっている。鉄筋コンクリート打ちっ放しだから、夏は酷暑で、冬は酷寒になるらしいけど評価は揺るがない。

 

住民の便利さや快適さを犠牲にするような建物の「よさ」が、俺には1ミリも理解できない。くだらない屁理屈だとしか思えない。こんな建物をありがたがっている感性が理解できない。

 

日本のDX化率が、台湾、韓国、中国にも抜かれて、底辺をさまよっている。建築士の試験だって、DX化すればいいのに、議論すらない。大学のランキングだって、国際的には評価が下がる一方だ。そりゃそうだろう。と思う。

 

今、出されている課題だって、「無駄に時間がかかるだけで、意味がない。」ことはわかっている。卒業するために仕方がなく、やっているだけだ。大学が、学力や技術を得る場所ではなくなっている。資格としての卒業証書はもらえるが、こんな意味のない作業をする大学に何の意味があるのか?心底、うんざりしている。

 

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今週は、木曜日に飲みに行った。スペイン風の居酒屋で、相当飲んだ後、俺はタクシーで1人だけで2次会に行って、そこでもかなり飲んだ。記憶は残っている方だが、もう少しで、スターリンの(ミチロウか?)「仰げば尊し」をカラオケで歌ってしまうところだった。

 

家に帰ってきた後、「どうして俺は歌わなかったのだろう?」と後悔したが、翌朝になって「よく思いとどまった」とほめてやりたい気分になった。しかし、あの曲がカラオケでどのように演奏されているのか、確かに、興味はある。

 

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吉田ひとゆきの漫画「Y氏の隣人」(電書バト)を全19巻読み終わった。

基本的にはSFで1話完結のオムニバス。高校生や浪人生が主人公の作品が多く、「俺の人生なんてこんなもの。」と諦めている人が多い。

 

絵はとても分かりやすい。最後まで、それなりに楽しんで読んだ。もっとも、特に優れているというわけでもなく。星新一の漫画版みたいな感じだった。

今週もボイストレーニングがあったので、小田原で買った透頂香を持って行った。

「これが透頂香?」

ボイストレーナーの先生は、今まで透頂香は架空の薬だと思っていたらしい。

「わざわざ小田原まで、買いに行ったの?」

「そうですよ。対面販売しか、しないらしいです。」

「口が滑らかに動くようになった?」

「試したけれど、だめでした。」

 

今まで、多くの人にこの「外郎売り」を教えてきたけれど、本当に透頂香を買いに行ったのは、俺が最初らしい。

だけど、まあ、普通は手に入れたくなるだろう。当たり前のことをしただけだ。

 

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最近、毎晩、酒を飲むようになった。飲むとすごく眠れるからだ。大体、アルコール9%のチューハイを1缶とビール1缶くらいで、爆睡できる。

 

ただ、その副作用はすさまじく、朝起きると顔がパンパンに浮腫んでいて、体重も増加している。

 

今週もジムがあって、トレーナーの指示でこれでもかというくらい下半身を絞った。久しぶりにトレーニング直後に、まともに歩けなかった。このジムでは、今回が最後になる。

 

食事をトレーナーに、一応、報告しているのだが「この食生活で太るはずがない。」とトレーナーは言う。

 

「こっそり何か食べているんじゃないですか?」「いや。R1のヨーグルトを飲んだり、酒を飲んだりしているだけだよ。」

 

「今よりも、食事はしっかり食べていいですから、ヨーグルト等の間食はやめてください。酒は、糖分が入っているのをやめて、蒸留酒にしてください。」

 

それで、そんな生活もしてみたが、思ったよりも体重はなかなか落ちていかない。

 

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土曜日には、頼んでいた会社のおばちゃんが来て、部屋の掃除をしてくれる。おばちゃんに依頼するようになってから、自分でも部屋をきれいにするようになった。

 

「私が来るからって、事前に掃除しなくていいですからね。」おばちゃんはそう言ってくれる。「あなたはきれい好きなんですね。部屋をきれいに使われている。」

 

「そうかなあ?」と思う。整頓は好きだけど、掃除機をかけたり、床を拭いたりすることは大嫌いだ。おばちゃんがそれをしてくれるので、本当に助かる。

 

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土曜日には、掃除の後、実家に帰った。そして姉の家で飲んだ。

従兄弟が5万円もするという日本酒を送ってくれていたので、それを飲んだ。

 

とてもフルーティでおいしいお酒だった。

かなり飲んで、食べた。そして、実家で爆睡した。

 

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石黒正数の漫画「それでも町は廻っている」(少年画報社)を全16巻読み終わった。

読む価値のあるとても真っ当な漫画で、読んでいる間、とても楽しかった。賢い(決して成績がいいわけではない)女子高生が主人公の漫画って、どうしてこう面白いのだろうか。

 

読み終わって、ものすごいロスを感じているところだ。

 

俺も、見る目があったら、こんな女子高生と楽しく高校生活が過ごせたのかもしれない。こういう漫画は、楽しくもあるが、同時に自分自身の人生に対するがっかり感も募る。

 

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それからナイキがバスケシューズのエア・ジョーダンを開発するまでを描いた映画「air/エアー」も見終わった。

これもとてもグッとくる映画で、独立することを考えている俺には、すごく背中を押される映画だった。

 

映画のなかで、ナイキの社訓が効果的に使われている。ネットで見てみたら、簡単に見つかった。それぞれがなかなか、味わい深い。自分自身にも言い聞かせたい。

 

そして、ナイキの「just do it(ただ、それをしろ)」は、死刑囚に最後の言葉を聞いたときの返答だったというセリフには、笑った。

以下はナイキの社訓。

 

1. Our business is change.(我々のビジネスは「変化」である。)

2. We're on offense. All the time.(我々はいつも、攻撃である(守備の時間はない))

3. Perfect results count - -not a perfect process. Break the rules: fight the law.(完ぺきな結果を求めろ。しかし、それは、完ぺきな過程を意味しない。ルールを破り、法と闘え!)

4. This is as much about battle as about business.(ビジネスは闘いである)

5. Assume nothing.(先入観を持つな。)

 Make sure people keep their promises.(人に得意分野を維持させろ。)

 Push yourselves push others.(自分自身をごり押ししろ。)

 Stretch the possible.(可能性を伸ばせ。)

6. Live off the land.(そこにあるもので闘え。)

7.Your job isn't done until the job is done.(その仕事が終わるまでは、お前の仕事は終わらない。)

8. Dangers(危険なもの)

 Bureaucracy(官僚主義)

 Personal ambition(個人的野心)

 Energy takers vs. energy givers(エネルギーを奪うものや与えるもの)

 Knowing our weaknesses (自身の弱点を知ること)

 Don't get too many things on the platter(一度に多くのことをやり過ぎないこと)

9. It won't be pretty.(仕事は、きれいなものじゃない。)

10. If we do the right things we'll make money damn near automatic.(正しいことをしていれば、自然に金が稼げる)

外廊下にエアコンの室外機を置くスペースが、ガスメーターボックスの隣にある。ただ、エアコンは、他の部屋に元々備え付けのものがあるせいで、この部屋にエアコンを設置している人が少ないんだろう。室外機を実際に置いている人は多くない。

 

それで、今年も早々に鳩に目を付けられた。室外機の後ろに巣を作ろうとする。俺はその意図に気づくたびに追い払っているのだが、鳩たちは近くの外廊下の階段の壁あたりに避難して、チラチラとこちらを見て「さっさとどっか行かないかなあ?あのおやじ。」などと話している。

 

巣作りは楽しいらしい。朝5時には、大騒ぎしながら巣を作る。とてもうるさい。限界を超えるたび、外に出て、追い払うが、奴らは必ず戻ってくる。

 

室外機の下の部分から出入りすることがわかったので、すのこを室外機に立てかけてみた。しばらくして見に行ったら、鳩は斜めになった空間部分を、2羽縦列でとことこ歩いて、すのこの切れ目まで来ると、逃げて行った。図々しい奴らだった。

 

それで、その日のまだ日が沈み切らない頃、防鳥網を100円ショップで買ってきた。緑色の布製で、2センチメートル角の網になっている。鳩を追い払った後、防鳥網を、室外機を置くスペースを塞ぐように、ガムテープで張る。「余計なことしやがって。」2羽がそう話しながらこちらをチラチラと見ている。

 

翌朝、防鳥網のせいか、とても静かだった。あの鳩たちも諦めたのだろう。そう思って、朝の支度をして、外に出た。室外機を見たら、ガムテープが一部剥がれている。

 

「ちゃんと止めたのになあ。」近づいたところ、2羽の鳩が防鳥網を突き破らんばかりに大暴れする。逃げようとしているのだが、防鳥網は膨らむばかりで破れない。

 

近づいて、どこから入ったのか確認する。防鳥網を止めていたガムテープが一部剥がれたのか(剥がされたのかもしれない)、空間ができている。そこから入ったのだと思われた。しかし、出方を忘れてしまったらしい。

 

「そのうちに、逃げ道探して、出てくるだろう。しばらくそうやって暴れてろ。」と思って、エレベーターに乗った。エレベーターに乗っているうちに、あの鳩たちが逃げ道が見つからず、そのまま死んでしまったらめんどくさいなあ、ということを考えた。

 

それで、引き返した。近づくとまた1羽の鳩が気が狂ったように暴れる。それで、ガムテープを一部剥がして、逃がしやった。ところで、もう1羽はどこに行ったのだろう。無事に逃げ道を探して逃げられたのだろうか。

 

よく見てみたら、室外機の後ろで、じっと固まっていた。それで、ガムテープを大きく剥がして、それから室外機を叩いて追い出した。鳩は勢いよく飛び立っていった。また、ガムテープを貼り直して、入ることができないようにした。

 

そして、夕方、帰ってきたときには、鳩はもういなかった。またガムテープを剥がして入り込んで、2羽が衰弱して死んでいたらめんどくさいなあ、と思っていたがそんなこともなかった。

 

その日の夜、金属製の網と農作物の栽培用の緑色の棒をまた100円ショップで買ってきて、それを結束バンドで結んで、1枚の大きな網にして室外機のまわりを塞いだ。もうこれで鳩は入れない。

 

翌朝は静かだった。それから毎朝見に行くが、もう鳩はいない。よっぽど怖かったんだと思う。それに室外機の後ろは意外と安全でもない。カラスが狙っているからだ。もう2度と来ないでいただきたい。

 

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今週は、ジムに行った。上半身だけだったので、時間があっという間に過ぎた。下半身は過酷なので、時間が遅々として進まないが、上半身は下半身に比べればはるかに楽だ。消耗も早いが、回復も早い。

 

そして、ジムの後、飲みに行った。焼肉を食べて、それから飲みに行ったのだが、ひどく散財してしまい。その後かなり凹んだ。

 

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ボイストレーニングにも行った。しばらく「外郎(ういろう)売り」が続きそうだ。「外郎売り」では、途中から早口言葉が連続する。「透頂香(とうちんこう)」という薬を飲むと、舌が回る。その実演販売をするという設定だからだ。

 

俺は「親もかへい、子もかへい、親かへい、子かへい、子かへい、親かへい」の「子かへい」で躓いてしまう。アナウンサーになるような人は、この「外郎売り」を覚えてしまうらしい。

 

職場で、話していたら「私も昔は、覚えていた。」という女の人がいた。かつてはアナウンサーを目指そうとした野心でもあったのだろうか。「覚えるほどにまで、練習したの?」意外だったので驚いた。

 

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土曜日は、久しぶりに何の予定もなかった。もちろん、大学の勉強とかやらないといけないことはあったが、そんなもので時間をつぶすわけにはいかない。

 

先日、仕事で某大学の学長と話す必要があって、その大学のことをいろいろ調べていた。ついでにと思って、自分が通信で通っている大学も調べてみたら、思いっきりFランクだった。学生もそうなのだろうけれど、教授だって似たようなものだ。学生に労力をかけさせることが、いい教育だと思っているんだろう。

 

建築士の試験を受けるという視点で、冷静に考えてみた。この大学を卒業するまでの過程で、利用できる科目としたら、構造力学と製図くらいだった。ただ、製図は「書き方は勝手にマスターしてください。」という感じなので、教えてはくれないし、構造力学だってYouTubeで学んだ方が、効率がいい。そう。この大学の課題は受験資格を取るための無駄な苦役でしかない。

 

ただ3DCADが学生だと無料で使える。これが数少ない利点だろう。これは独学でもマスターした方がいい。試験には全く役立たずだが、3DCADを扱う能力があるというのは社会では大きなアドバンテージだと思う。

 

こう考えていくと、大学の必要性が怪しくなってくる。何のために、大学に通わないといけないのだろう?上智大学がChatGPTを全面禁止したらしいが、そんなに自慢できるほどの授業を全科目でしているのか?そんなに教え方が優れている教授ばかりなのか?と疑問がわく。正直、教授だって玉石混交だろう。

 

まともな大学に通っていた頃でも、俺は司法試験予備校ばかりに通っていて、普通の授業はほとんど受けなかった。大学の教授は教えることについては素人が多い。内容も偏っている。前の大学の憲法を教える教授は、司法試験に絶対出ない「天皇制」と「9条」の専門家だった。そして、そのことばかりやっていた。

 

今だって、こんな教授のレポートならChatGPTを駆使するだろう。学生だって馬鹿じゃない。自分に必要がある科目だと思えば、大学が考える以上に、勉強すると思う。

 

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まあ、そんなことはともかく、土曜日は暇だったので、今、ボイストレーニングでやっている「外郎売り」に出てくる薬「透頂香」を買いに、小田原に行った。

 

その昔、小学生の時に、小田原に剣道の関係で行くことになっていた。ところが、何かが支障になって、俺は行けなかった。病気でもしたのだろうか?父親が「どこか代わりに遊びに行くか。」と言ったとき、母親が「他の剣道の関係の人に見つかったら困るから、止めた方がいい。」なんて言っていたのを思い出す。俺は、あとで友達から、小田原城のキーホルダーをもらった。

 

小田原駅までは、名古屋駅から「新幹線こだま」に乗ればいいだけだが、どのバスが「ういろう」に行くのかわからなかった。地図で見ると歩けるくらいの距離だったが、よくわからなかったので、小田原駅からタクシーに乗った。思った以上に小田原は立派な観光地だった。箱根の入り口というだけで、こんなに賑わうものなのか。

 

店に入って、お店の人に「透頂香が欲しいのですが。」と言ったところ、「奥に進んでください」と言われたので、左奥の方に行った。おじさんがいたので、「透頂香が欲しい。」と言ったところ、大中小と箱を3つ出してくれた。「じゃあ、大きいのを1つと、小さいのを3つください。」と言ったら、売れるのは、3つまでだという。どの箱の中にも、同じ、個装になったものが入っているというので、大きいのを3つ買ってきた。

 

「透頂香」は、対面販売しかしない。3つまでしか買えない。そして、あとから知ったが、現金のみでしか買えないらしい。

 

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おなかが空いたので、隣にあった別館に寄って昼食を取った。すごく混んでいた。隣のテーブルにいたセレブっぽいおばちゃんたちが話しているのを、何となく聞いていたら、「これから私、「透頂香」を買いに行くのですけれど、あれは、現金のみで3つまでしか買えないざます。私の常備薬ざますの。」なんてことを話していた。セレブのおばちゃんたちというのは、なぜか見ているだけで腹が立ってくる。で、たまたま現金で買ってきたけれど、そんなルールもあったことを初めて知った。

 

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そして、帰りは小田原駅まで歩いた。もともと歩ける距離なのは知っていた。小田原城の前を通ったとき、子供のころなら「わあ。お城だあ。」と城に向かって走ったんだろうなあ、なんて思った。今では「ああ。城だね。」くらいの感想しか持てない。当然、観光もしなかった。

 

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江戸川乱歩の小説、「江戸川乱歩名作ベストセレクション(4)妖怪博士」(ゴマブックス)を読み終わった。

 

 

少年探偵団の活躍を描く子供向けの小説だが、最初に発行したのが、昭和13年なのだという。その古さを全く感じさせない。今読んでも、面白い。

 

この頃、少年だった多くの人が、戦争を経験することになる。予告をしておいて、美術品を盗み出す怪人二十面相よりも、普通の軍人や政治家が恐ろしい決断をした。

 

この小説を、戦前の少年たちも読んでいたのかと思うと、心が熱くなる。

 

現実には、怪人二十面相が、少年探偵団に復讐するなんてことはあほらしくて考えづらいけれど、この戦いを通して、正義感を学んだ少年たちと今の俺が、共感しあえたような気がする。

 

でもまあ、気のせいだろう。これも「透頂香」を飲んだせいなのかもしれなかった。

月曜日はジムだった。腕、肩からはじまり、最後は下半身までみっちり鍛えた。ちょっと前までだったら、こんなにきついトレーニングの後は、歩くこともまともにできなかったのだが、最近は慣れてきたのか、トレーニング後も普通に歩ける。

 

「腹のあたりの肉はごっそり減ったんだけど、下腹の部分だけ、まだ残っているんですよね。どうしたら落ちます?」

「1か月間、飲み会に行かなければ、なくなりますよ。飲み会のたびに太って、そして、平日に取り戻すって感じじゃないですか。」

諦めることにした。

 

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今週は火曜日に飲みに行った。栄の沖縄のお店で、かなりの量の酒を飲んだ。仕事がらみの酒だった。食事はおいしかったけれど、ストレスだった。それで、それから1人で2軒ほど飲み歩いた。当然だけど、最後の方は記憶があいまいだ。

 

翌日は、勉強のために休みを取っていたのだが、全く勉強ができず、ほぼ一日、ベッドを中心にだらだらと過ごした。

 

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夢を見た。湖のほとりに、数メートルもある巨大な黒蛇がとぐろを巻いている。そしてその隣には、打ち上げられた巨大な黒い魚が、口をパクパクさせてあえいでいる。

 

起きてから、この夢はいったい、何を意味するのだろうかとネットで調べてみた。黒蛇はストレスを意味し、打ち上げられた巨大な魚もストレスを意味するらしい。

 

「自覚はないけど、俺はストレスでいっぱいってことか。」

そうなのかもしれないが、今のところどうしようもない。

 

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大学の勉強は、遅々として進まない。あまり意味がない大学のレポートを作るのに、課題の教科書も読まず、chatGPTを駆使して提出したら、当たり前だが酷評されて、60点以下で再提出のところ、63点だった。危ないところだった。

 

まあ、くだらないレポートだから、それでも十分だけど、chatGPTは、もっともらしく書いているだけなので、使用時には気をつけた方がいい。

 

この前は、ある歴史的建造物を、全く違う人の作品だと決めつけたうえ、その人の哲学が作品に反映しているなどというデタラメの文章を作り上げていた。まあ、作らせる俺が悪いんだけどさあ。でも、有名建築に、建築家の哲学が反映しているなんてのは、基本的に当たり前なので、正しい作者の名前にすれば、それはそれで使えそうだけどな。

 

俺は建築なんて、人が快適に、便利に住めればいいんであって、造形的に美しいかどうかなんか知ったことかという考えだ。どんな有名建築だろうが、ウォシュレットが付いてないなら住みたくもない。

 

大学には基本的に、建築士試験の受かり方だけしか求めていないんだが、この大学は、そういうことは全く勉強しない。それは、大学後に予備校に行って(そのため、大学を卒業すると予備校の割引がついてくる。そこで1から勉強し直しだ。)勉強しろということになっている。

 

日本のビジネスは効率が悪いって言われて相当経つけど、そのビジネスマンを生み出す大学は、特にこの大学は、効率が悪いどころか無駄だ。暇な教授のご趣味に付き合わされているだけだ。この大学では学力は身につかない。

 

通信の大学なんて、社会人が多いんだから、個人事業主になるにはどうしたらいいかとか、建築家としての将来設計だとか、税理士や銀行の選び方とか、人事制度のあり方とか、実務に特化した方が、「建築におけるアフォーダンスについて述べなさい。」なんてレポート書かせるよりよっぽどましだと思うけど。

 

まあ、未だに紙と鉛筆の建築士試験にこだわることが意味不明だし、受験資格を得るには、それがどんなレベルであっても、大学の建築学科を卒業していなくちゃダメって決めつけている国が一番悪いんだけどな。それで予備校があれば十分なのに、教える能力がない大学でも生き残れてしまう。

 

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映画「モ-リタニアン 黒塗りの記録」を見た。

9.11の犯人たちをリクルートしたのではないかと疑われた男の、法廷での闘いを映画化したものだ。この男は、14年間もグアンタナモ収容所に拘束された。ラムズフェルドが拷問を許可し、オバマは釈放を認めなかった。これが、21世紀のアメリカで行われていたことが衝撃だ。しかし、結局、彼は無罪で放免された。

 

この映画では、弁護側はボランティアで調査を行い、検察側も良心がある人が対応した。それで、犯人を「作り出す」ことをしなかった。

 

たまたま、いい人が弁護人になり、いい人が検察官だったから、彼は助かった。奇跡だろう。アメリカのような巨大な国から、お前が犯人だと決めつけられたら、俺なら早々に自供しそうだ。この疑いをもたれた男の精神的な強さが、この奇跡を生んだのだと思う。

 

彼は、あれだけの拷問を受け、自由を拘束されたにも関わらず、アメリカを許すという。映画の最後には本人も出てくる。今では、英語もペラペラだ。

 

能力の高さ、精神力の強さ、楽天的で、ユーモアを忘れない、寛容な心、そして運を引き付ける力。奇跡を生み出すには、いろいろなものが必要らしい。俺には欠けてるよなあ、と映画を見ながら思った。

5月1日と2日は普通に出勤して、3日から5日まで大学のスクーリングだった。ゴールデンウィークだったが、あまり休んだような気がしない。

 

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スクーリングではRevitという3D設計ができるソフトを学んだ。今までのスクーリングのなかで、一番、意味があった授業だった。もっとも、未だに建築士の実技試験は、紙と鉛筆しか認めていないので、こんなことを習ってもなあ、という空しさは感じる。

 

それでも、たった3日間の授業で、学生を全員、それなりの建物の設計ができるまでにするんだから、先生達も大したものだ。今までの、犬小屋を造れとかいう授業は、ほぼ必須の割に、嫌がらせのような大量の課題をこなしただけで、自分が何かを学んだという実感が1ミリも起きなかったが、今回は自分自身も成長した感があった。

 

家に帰ってからもまた、Revitを触ってみた。今まで、2021年のRevitで作ったモデルを、Revitの2023年バージョンで使うと、数字の入れ替えの際などに、画面がフリーズする現象が起きていた。毎回、そのたびにソフトを停止しなければならず、途中から諦めて、勉強もしなくなったのだが、今回、落ち着いて、ネットで調べてみたら、犯人はRevitではなく、マイクロソフトのIMEだった。IMEに以前のIMEのバージョンと互換性を持たせてみたら、Revitが停止することもなくなった。

 

それから、授業が終わった後で今更だけど、Revitで3D画面にしたときに、F8ボタンを押してナビゲーションダイヤルを取り出して、それから、プロパティのなかにあるカメラの撮影モードというところをパースペクティブに変更すると、設計した建物のなかを歩けることもわかった。まだ、うまく操作できないが、ちょっとやってみたら、建物のなかには入れたので、気に入った。それにしても、Revitはすごいソフトだ。

 

こんなことまでできるのに、試験は紙と鉛筆じゃないといけないなんてなあ。この社会、遅れてるよ。ワープロの時代に、写植士の資格を求めているようなもんだ。

 

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そんなわけで、今週は一度も飲みにも行かず、平日よりもまともに過ごした。金曜日も土曜日も、飲みに行こうかとは思ったけれど、特にお誘いもなかったので、行かなかった。

 

金曜日はなんだかすごく疲れていて、10時前に寝てしまったが、土曜日は、リング・フィット・アドヴェンチャーを1時間もやってしまった。それで、土曜日も本格的に疲れてしまい、午後9時には寝てしまった。

 

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そして、今日の日曜日は、スクーリングがなかったらやろうと思っていた、レポート等をいくつか書いた。俺は、現実的な人間なので、とても来年の2月までにすべての提出物を出し終わるとは思っていない。レポートの数が多すぎる。たぶん、1年留年することになるだろう。

 

だとしても、できるだけ、今年度中に多くの科目を終わらしておきたい。

 

そして、今年度中に卒業できないならば、今年も何か資格を取ろうと思った。目指すのは、工業英検。とりあえず2級と1級を受けようと思う。

 

締め切りが迫っていたので、先に2級を申し込んだところ、併願の場合は、併願という申し込み枠があって、そこに申し込まないとだめということになっているらしい。

 

でもQ&Aには、「すべての級は、開始、終了時間が異なっておりますので、複数の受験ができます。それぞれの級についてお申込みが必要です。」って書いてあったんだよ。今、問い合わせ中だけど、運用とQ&Aが違うのは何とかしてほしいなあ。

 

まあ、無理なら2級だけでいいや。試験も6月で、そんなに勉強する時間もないことだし。そして、2級は自信あるけど、1級は正直、無理だと思うから。

 

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映画「ドアマン」をキンドルで見た。

警護していた大使の娘を救えなかったという心の傷を持った女性兵士が、改装中のアパートのドアマンになる。

 

そこに、アパートのなかに、高価な絵が隠されていることを知った悪党が押し入り、残った住民を殺しながら、目的の絵画に迫る。

 

そこに、この女性兵士が立ち向かうといった映画だ。実際には、人間関係はもっと複雑だが、もう俺もそこまで覚えていない。

 

アクション映画として、久しぶりにワクワクさせられた。日本で作るとこんな映画も、綾瀬はるかで作ろうとするんだよなあ。キャスティングが間違っているんだよ。

 

最後まで見て、なかなかよかった。かなり気に入った。

月曜日にジムに行ったとき、トレーナーが「6月になったら今のジムを辞める。」ということを突然言い出した。「マジで?じゃあ、俺も辞める。」

 

ジムに通いだして2年が過ぎた。体重は8キロほど減ったが、そこからは、一進一退。普段は順調に体重が落ちるが、飲み会に行くたびにリバウンド、ということを繰り返している。

 

確かに、ジムを辞めてしまうと、体つくりのモチベーションが大幅に下がるような気がしているが、そろそろジムなしでもコントロールができそうな気もしていた。

 

「自分でジムのオーナーになって、より安い値段で、今よりも効果のある器具を使って、トレーニングをさせたいんです。」「へえ。それなら、そのジムに行くよ。」しばらくは広告もせず、口コミだけでジムを経営していくのだという。俺もそのジムに移ることにした。

 

「今のジムからは引き止めとかなかったの?」

「そういうのはないんですよ。貢献したと思うんですが。」少し悲しそうだった。「実は、トレーニングの内容や話し合っている声も、カメラで本部は見たり聞いたりしているらしいんです。そして自分から、顧客の勧誘をすると訴えられるそうなので、自分からは、勧誘はできないんです。」なかなか怖いことを言う。

 

俺も、そろそろ仕事を辞めて、独立するべきなのかなあ、と考え始めている。「でもよく、辞める勇気が出たね。」「勢いです。」俺も、勢いが付く日が来るのだろうか?

 

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土日は、ゴールデンウィークにある大学のスクーリングの宿題をするつもりだった。今まで全く手つかずだったが、休日の2日間もあればできるだろうと考えていた。

 

ところが、土曜日に、長野県で行われるシンポジウムに出席しなければならないことになって、それに出席したら、宿題どころではなくなった。

 

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シンポジウムはなかなか面白かった。コロナワクチンの危険性を唱える人が多いが、俺には、今一つ、その意味がよく分かっていなかった。今回、コロナワクチンの危険性は「ワクチンのなかのコロナウイルスのメッセンジャーRNAが、人のDNAに逆転写される可能性があることがあるため」だと、明確に教えてもらって、そういうことだったのかと理解した。

 

それからコロナウイルスで死んだ人の平均年齢は81歳で、日本人の平均寿命が84歳。そこまでして、若者から青春を奪う必要があったのか。特に第5派以降は、死亡率が2%から0.2%まで激減していて、コロナの対策をやめるタイミングももう、1年早くてよかったのではないかとの指摘があった。

 

よく言われているコロナが弱毒化する仕組みもようやく理解ができた。つまり、強毒なコロナウイルスのままだと、コロナにかかった人はすぐに死んでしまい、他の人に感染させる暇がないからなのだという。それでは、もうコロナウイルスは生き残れない。コロナウイルス側も、人との共存を目指しているということを教えてもらった。

 

今回のシンポジウムで、この新型コロナ感染症は、死亡率が下がったあとも、視聴率稼ぎのキラーコンテンツとしてマスコミが重宝し、そして、マスコミから注目を浴びたい政治や行政が、自由を制限するなんていう最悪の手法を(憲法的には、行政は個人の権利と自由を守るために存在するのだが)、まるで市民を救う最良の手を発見したかのように喧伝し、そして、それを国民が許したために起きた現象なんだと、個人的には理解をした。

 

新型コロナのせいで、マスクを外せず、青春を謳歌できなかった若者たちは、コミュニケーション不足というだけではなく、マスクのせいで、本来かかって、免疫を獲得しなければならなかった病気にもかかれず、今後、「コロナ世代」という存在になるのではないかという指摘もあった。

 

そして個人的には、某保健所長の「私たちは、国や県に、何度も現状を正確に伝達し、意見を付していたのに、現場の意見は無視され続けた。そして、現場の意見を決して取り入れないこの国は、戦争をしたら必ず負ける。だから、この国は、絶対戦争をしてはいけない。」という意見が、とても気に入った。

 

そして、アメリカは1年でワクチンを作ると言い、そしてそれを本当に実現し、日本ではそんな短期間では無理だと決めつけていた。そして、はじめからそんな開発能力はないと、わかっている人たちにはわかっていた製薬ベンチャー「アンジェス」に百億も無駄な投資をして失敗。PCR検査も、献血の血液からB型肝炎等を発見する等の優れたノウハウを持っている赤十字に助力を請うこともせず(赤十字に従事している人にとっては、PCR検査で「擬陽性」が出るなんてことはあり得ないらしい。)、東大の研究所でも、コロナのPCR検査が受けられるように用意をしていたのに、大臣許可に数ヶ月かかるからと断られた、という話しなどを聞いた。

 

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翌日の日曜日には、姉の家に寄ったところ、深刻な法律問題の対応をする必要が出てきて、その対応もした。

 

そんなわけで、スクーリングの宿題は未だに手つかず。今日の夜と明日の夜しかもうない。こんなことなら、もっと前から宿題をしておくんだった、と夏休み終わり間近の小学生みたいなことを、今は考えている。

 

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自分が以前に書いた「怪人20面相、誕生」という漫画の原作シナリオを読んでいたら、なかなか面白かった。コンテストでは、一次選考で落ちたんだけどさあ。

 

それで、怪人20面相の少年ものの話をもう一度読もうと思って、キンドルで調べてみたら、今では無料で読めることがわかった。

 

それで、「江戸川乱歩ベストセレクション(3)少年探偵団」(江戸川乱歩、ゴマブックス)を、何十年ぶりかで読んだ。

読みながら、怪人20面相は、やたらとマンホールに隠れるよなあ、とか、熱気球で逃げるの好きだよなあ、なんてことを思い出した。今では、俺も、マンホールのフタには鍵がかかっていることも知っているし、そんな風まかせの気球では逃げ切れないことも知っているけれど。

 

でも、何10年前と同じように、ワクワクしながら読んだ。また、少年探偵団の他の本にもチャレンジしてみたいと思った。