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uchi's another 古民家生活 エンジョイ中!

岡山県美作市の片隅で、古民家生活と美作の生活を楽しんでいます。
古本屋「Books tabito 蔵」を始めました。

 朝、目が覚めたら真っ白でした。昨晩から、天気予報は今シーズン一番の寒気が入ってくると何回も何回も言っていたので、覚悟はできていた。

 

 見事な雪景色です。

 

 竹が雪の重みに耐えきれず、バリバリというとても大きな音を出しながら折れていきます。初めて聞く音です。驚きました。

 

 5cm程度の積雪なので、これまで経験したことがないわけではありません。鳥取で暮らしていた時には、90cm位の積雪も経験しています。その時は、自動車が完全に埋まっていました。でも、竹が折れる音は聞いたことがありませんでした。

 

 その鳥取以来の雪かき。

 枯葉を掃く毎日から、雪かきする日々へ。季節が変わりました。

 

 集落の方には、シーズンに数回積もりますよ、と聞いています。これが1回目です。

 仕事はしていないのに結構忙しいもので、なかなか「開墾」が進まない。小石を取り始めてもう半月くらい経つだろうか、半分も進んでない。最近では、ちょっと雨が降ったりで、一度湿ってしまうと乾くまでは手がつけられなくて、これも進まない原因の一つ。

 このままでは、年内に土づくりまで進むのは無理だ・・・との判断で、とりあえず出来ているところまでの土づくりを先行して進めることにした。

 写真の上の部分、全長4.7mの半分弱、2.3m(幅1.5m)分にまず米糠を撒く。次に、籾殻を撒く。こんな感じになります。

 そして、東広島のなんちゃってファームから土嚢に入れて持ってきた土を加えます。そのあと、鍬で漉き込んで均しました。

 とりあえずこれで、2月末まで放置しようと思います。微生物が活躍して、フカフカの土になることを祈るのみです。

 

 残り半分強は、天気がいい時に集中して進めることにします。でも、明日からは雪が降りそうだし、さて年内に「開墾」は終了するのだろうか? 

 庭に直径1.5m位のコンクリート製の「筒」があります。多分、雑草や枯葉などを集めて堆肥化するものだろうと、夏以来草刈りした雑草を積み上げていた。

 このままでは堆肥にはなりそうもないし、もう積み上げることもできなくなっていたので、ネットで調べて堆肥化を進めることにした。今日はその作業日。

 

 まずは、とりあえずこの「筒」の中のものを全部出してしまう。

 全部出してしまうつもりだったけど、掘っても掘ってもキリがない。下の方は確かに分解が進んでいて半分くらい堆肥化が進んでいる。

 深さは1m以上あるのは確実、というところまでは掘り出したが、ここで諦めました。底知れぬ深さだということだけはわかりました。

 

 ここからは、掘り出した雑草、枯葉と米糠をミルフィーユしていきます。

 

 

 これを踏み固めます。そして、米糠を満遍なく撒きます。米糠は、義父や義姉からいただいた分と、無人精米機のところにある「米糠はご自由にお持ちください」からいただいてきたもの。米糠が分解を進めるための鍵らしい。

 

 そして、その上にまた雑草と枯葉。そして踏み固めて米糠。これを何回も繰り返しました。そして最後に、庭の土で軽く覆って、たっぷりの水を撒いて完成。

 

 山盛りだった雑草と、庭から少しかき集めた枯葉が、踏み固めたためにこんなことになりました。あとは、1ヶ月に1回程度掘り返して酸素を補給して、6ヶ月ほど放置すると立派な堆肥になるらしい。

 

 半年後が楽しみです。

 

 

 今週の日曜日、地区の皆さんと集会所の梅の剪定をした。どの枝を切って、どの枝を残すのか勉強しようと思っていたのだが・・・・。1本はほぼ全ての枝を切ってしまった。これで、新しい枝が生えてくるからそれでいいんだということ。でも、今年は花は咲かない。もう1本は、「これを切って」「これも切ろう」「屋根の方に行っているからこれも切って」・・・という感じで、こちらもすっきりしてしまった。これは梅の実が収穫できる梅の木らしい。分かったことは、何か特別のルールはないようだな、ということ。

 

 さて、我が家の梅です。今年の夏、梅の実がついているのを発見して、その木が梅であることを認識しました。ただ、実はほんの少し。枝が絡まり合って、あまりいい状態でないのはひと目見てわかります。

剪定する前の梅

 

 よく見ると、来年咲く花の芽がもうついています。それらがついていない枝をまず落とします。これだけで割とスッキリしました。次に実がついても獲れそうもないなぁ、という位置に芽が付いている枝を落とします。そして、春に葉が出てきたら、混み合いそうだなぁという枝を落とします。

 

 剪定を始めると、どんどん切りたくなります。すっきりするのが気持ちいい。今週の日曜日の様子が思い出されます。

 

 ということで、こうなりました。

 

 これで、今年よりもたくさんの実が収穫できるかなぁ。梅酒をひと瓶つけれるくらいの収穫があれば嬉しいなぁ。

 

 切った枝は、次の次の冬の薪ストーブに使うことになります。

 

 昨晩のvs.ネズミは・・・・・・負け。勝ったかな?とおもったけど、いつもより遅い時間からカリカリ音が。朝もカリカリしていました。次の対策を考えなくては。

 数日前から夜9時を過ぎた頃から、キッチン上の天井からカリカリと何か、というか木を齧る音が聞こえてきた。就寝して、部屋を真っ暗にすると音も止む。朝は、6時頃電気をつけるとまた「カリカリ」と音がする。7時頃にキッチンで作業を開始すると、音は止む。そして夜9時頃になると・・・・

 

 多分ネズミだろう。キッチンやリビングには天井裏へ通じる入り口はない。玄関の上に天井へ繋がる入り口があるので、そこを開ける。

 

 脚立を登って覗いてみる。真っ暗なんだけど、遠くに光が見える。

 

 

 外の光が入っている。屋根と壁の隙間みたい。ネズミにとっては、外からどうぞご自由らお入りください・・・みたいになっている。暗いのでよくわからないので、スマホのライトで照らしてみると断熱材がびっしりと敷いてあるのがわかる。

 

 これも、ネズミにとっては気持ちいいのかもしれない。

 

 さて、対策なんだけど、一番いいのは業者さんにお願いすることなんだろうけど、ネットで調べる限り専門の業者さんに頼むと数十万から百万以上かかりそう。これだけ穴があるのを塞いでしまうには、それくらいかかるのかもしれない。

 とりあえず、自分たちでなんとかやってみることにする。

 

 唐辛子の成分カプサイシンはネズミの忌避剤にも使われているということで、屋根の下の隙間から唐辛子をいくつか投げ入れる。玄関側からもキッチンの上部へ投げ入れた。

 

 さらに、多分この辺りから天井に登っているんじゃないかと当たりをつけて、鼠取りを設置。これは、どうなるかわからない。もし獲れてしまったら、それはそれでどう処分するか困ってしまうだろう。

 

 

 ということで、今晩は vs.ネズミ の第一夜。さて、どうなるか? 

 

 蔵の横に、どうぞ畑にしてください、という土地がある。そんなに広くはないけど、家庭菜園を楽しむには十分の広さ。

 

 ところがここ、鍬を入れると大量の石!  少し掘ると、縦横にはしる蔓植物の地下茎。とにかくこれらのおかげでスコップは入らない。畑にするには、石と地下茎をまず取り除くところから。11月11日から開始して、まだ道半ば。年末までには目処をつけたいところ。

 

幅150cmでロープをはり、まずここを畑にすることを目指す

 

 まず備中鍬で長さ20cm、幅150cm、深さ20cm程度掘り起こします。大きな石と地下茎を取り除きます。石は猫車に放り込んで、一杯になったらとりあえずの「石置き場」へ。これを繰り返す。上の写真は半分程度進んだところ。半日で1mも進まない。

 

 で、本日午前やっと全部終了。全部といっても150cm幅だけだけど。これは畑予定の1/5以下。とりあえず、この150cm幅を「畑にする」ことを目指します。目標は12月末まで。

 

大きな石と地下茎を取り除いた「畑予定地」

 

 取り除いたのは大きな石だけで、まだ小石が大量に埋まっている。これを篩を使って取り除いていきます。

 

 これが大変。今日半日かかって、約1/4できました。明日からは雨らしいので、当分作業できないかもしれません。土が乾いてないと作業ができません。

 

 これを全部やった後、土づくりが始まる予定です。目標は3月にじゃがいもを植える、です。

 先週の奥津渓に続いて、見頃との情報を得て閑谷学校へ。国宝の講堂もそうですが、日本で初めての庶民のための学校ということで元々関心はあったけど行けてなかった・・・・、ということで近くに越してきたので行ってみました。

 

 閑谷学校の前に日生でカキオコを食べよう! とiPhoneのナビが最短だとナビゲートする道を進んだのがまずかった。作州街道から県道358号そして161号、佐用方面へ。これが何かの間違いだった。ポツンと一軒家みたいな極細の道。山越。久しぶりに手に汗握るドライブ。そんな道が都合5Kmくらいあっただろうか? 国道373に出た時には、心底ホッとした。最短ではなく、お勧めのルートを取るべきだった、ということです。日生まで約1時間20分の緊張感あふれるドライブでした。

 

 閑谷学校の紅葉は終わりかけ・・・だったかな? 夜のライトアップ期間も終了していた。それでも、講堂と立派な楷の木。これは中国から持ってきたものらしい。

 右側の楷の木はもうほぼ散っていました。

 

 国宝の講堂。

 気が引き締まる思いがした。この後、明治38年に学房跡に「私立中学閑谷黌」の本館として建設された「資料館」を見学。日本の歴史、岡山の歴史を知らないことに愕然。勉強しなくてはと思う。それにしても、わずか200〜300年前に書かれた日本語が全く読めないとは・・・・。

 

 帰りは、冷えた身体を和気鵜飼温泉で温めて帰宅。

 秋が深まって、我が家の御神木? 欅から大量の枯葉が落ちてきます。

 

 朝、陽がのぼって庭に出てみるとこんな感じ。

 

 朝の運動のつもりで、竹箒で掃きます。玄関から、敷地の入口まで、そこから公道を20mばかり。約20分くらいだろうか? 今日みたいに、外気が12℃くらいでも終わる頃にはうっすらと汗をかいている。その程度の運動にはなっている。

 

 気分は爽快。道も綺麗になりました。

 

 でも翌朝は・・・というか、数時間すれば1枚目の写真のようになります。仕方ありません。また、翌朝掃くだけです。

 

 庭はこんな感じです。落ち葉の絨毯です。

 

この木が落ち葉の元

 11月12日、奥津渓の紅葉が見頃というニュースを見て、行ってきました。

 

 自宅からは、作州街道を西へ、とにかくまっすぐ西へ進むとR179とぶつかります。右折してR179を北上。20分位で奥津渓の標識が見えてくるけど、とりあえずそれは行きすぎて「道の駅 奥津温泉」へ。自宅から1時間程度でした。そこでまずは腹ごしらえ。

 

 

 この辺りの特産「姫とうがらし」を使った「四川風辛味噌ラーメン」。なんとなく坦々麺な感じで、美味しかった。身体が温まったところで、目的の奥津渓へ。

 

 iPhoneのナビに従って、R179を少し戻って奥津渓の南側からアプローチ。これが失敗。ナビは到着しました、のアナウンス。小さな駐車場と、少しばかりの人。そして、これ。

 

 

 初めてだったから、ふーんこんなものか? まあ、少しばかりの紅葉もあるし、まあ綺麗でないわけではない。でも、これで紅葉の名所って宣伝する?  いくつかの????が頭には浮かんだけど、強引に「否、綺麗綺麗、渓谷のもみじもいいなぁ、空気も美味しいし、水も透き通っている」と納得させる。

 

 さて、温泉に入って帰ろうと、そのまま川沿いを北上。

 

 すると・・・・私が間違っていました。紅葉のトンネルです。人もたくさんいます。紅葉のトンネルを抜けると、栗饅頭などの屋台も出店しているし、広い駐車場もありました。そして、「森の芸術祭」の作品もありました。

 

 

 とても綺麗な紅葉でした。夜はライトアップもされるようです。

 

 紅葉を堪能したあと、奥津温泉の立ち寄り湯「花美人の里」へ。

 

 アルカリ性の単純泉。肌がスベスベになるらしい。露天のシルク風呂とサウナを楽しむ。待合所も広くてゆっくりできる。とても素敵な施設でした。

 

※ナビの名誉のために・・・・・奥津渓とは紅葉の名所ではあるけど「景勝奥津渓」といった場合は、吉井川の源流と花崗岩が数十万年の歳月をかけて自然が形造った臼渕の甌穴群のことで、「東洋一の甌穴」と言われているらしい(鏡野町のHPより)。秩父長瀞の甌穴や邪馬渓の猿飛の甌穴と並び称され、国の名勝に指定されているという。

そして、その甌穴はこの碑があるあたりで見られるという。ナビの案内は間違っていなかったわけです。

 今回、この古民家に住みたい! と思った大きな要因の一つにこの薪ストーブがあります。多くの人が多分、憧れますよね。

 いきなり寒くなったので、今シーズンというか、人生初の薪ストーブ。

 

 3月にプロに煙突をメンテナンスしていただき、薪ストーブの使い方を教わってはいた。その時、煙突に蜂が巣を作っていたので、今回使用するにあたって、もう一度煙突を確認しようと・・・・。でも、煙突の部品が外れない。壊しちゃまずいと、もう一度来ていただいて、外し方を教わる。そして外してみると・・やっぱり蜂が巣を作っていた。それらを取り除く。

 

 そして、人生初の薪ストーブ。ワクワクと、ドキドキと・・・果たして点くのか。3月に教わったように新聞紙を丸めてその上に細い薪を数本。チャッカマンで新聞紙に着火。1回目では薪に火がつかなくてちょっ焦ったけど、2回目のトライで薪に着火。あとは徐々に太い薪を焚べながら、安定した炎になるように空気量などを調節。煙突から出る煙も無色で上々の出来、かな。

 

 14℃だった室温は、2時間ほどかけて23℃に。炎をずっーと見ていられる。

 

 

 本格的なシーズン入りを前に薪の準備も進める。

 

 前のオーナーさんが残してくれている薪。ストーブに入れるには少し長くて入りそうにもないものもあるので、それらをとりあえずチェーンソーでストーブに入る程度の長さに切断する。

切断した薪

 

即興で薪を切るための「装置」を作る。この幅で切れば、薪は40㎝以下の長さに

 

 

 そして、今回知り合いからいただいた建築資材の端材。

 

中央の長い板は違う。これは、蔵の床材の予定。これも頂き物だけど

 

 この端材もストーブに入る長さに切って、薪棚に積んでみた。もう十分乾燥しているので、そのまま積んでも良かったとは思うけど、他の薪をのように隙間ができないので、格子状に積んでみた。正しいやり方じゃないよなー。

 

 冬が始まった。薪が足りなくなるんじゃないか・・というのが、今の最大の心配事です。