古民家生活は優雅でのんびりしたものではない、ってことはわかっていたつもりですが、実際いろんなことが起こります。屋根の塗料が少し剥がれてきました。風雨の後は、庭に剥がれた塗料が落ちています。
12月には、止水されていた水道管が破裂して部屋が水浸しになりました。そして今回、4月に水道メーターの検針されている方から、漏水があるようです、と指摘されていました。
気にはなっていました。ただ、中も外も見るだけでは分かりません。床や壁が濡れているわけではありません。一度業者の方にお越しいただいたところ、「針で刺したくらいの穴が開いている」くらいのパイロットの回りの方で漏水箇所を突き止めるのも難しいし、これくらいはそのままの方も多いですよ、という話をしていただきました。だから、まぁそんなものかと、そのままにしていました。
でも、5月の検針結果が予想以上に使用水量が多くて、その分がどこかに漏れていると考えるとあまり気持ちいいものではなくて、家の基礎が陥没したりしたら嫌だなーと思っていました。そこで、今日専門の業者さんにきていただきました。美作市の指定の業者さんです。
その担当者さん、いろんな箇所を調べて、可能性を一つずつ潰しながら、台所周りの半径2〜3mくらいが怪しいということがわかって、床下にも潜って確認して、最も怪しそうなところを特定して、はつりました。
土砂を取り除いていくと、次第に水分を含んだ土地が出てきて、台所の下へ引き込んでいる水道管があり、その水道管から漏れていました。針で開けたような穴から勢いよく水が出ていました。
水道管が90度に曲がったところから漏れていました。業者さんによると、50年位前までは水道管を叩いたりして曲げていた、その時に厚みにどうしても差が出てそこから漏れる場合がある、ということでした。でも、50年以上ももっていたということはとても優秀な職人さんの仕事だと思いますよ、ということです。経年劣化ということでしょう。
この部分の水道管を取り替えて、他に漏水箇所がないことを確認して埋め戻していただきました。
あとは後日、コンクリを打っていただきます。やれやれ、これで一安心です。家が、土台が、陥没する危機は免れました。
日々、いろんなことのある古民家生活です。
















































