2023令和5年の読書 | ゆきんこのブログ

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我が家の犬猫、保護犬、そしてゆきんこのブログです。

2023年の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:5547
ナイス数:217

これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集感想
山、動物、毒、川、海での事故で死ぬ事例が書かれていた。こんなことはないだろうと思いがちなことが羅列されていて気を付けないと簡単に命を落とすことがよくわかった。 読みやすく、説得力のある本だった。
読了日:12月30日 著者:羽根田 治
大学教授、発達障害の子を育てる (光文社新書)大学教授、発達障害の子を育てる (光文社新書)感想
発達障害の子を育てるというよりも、ご自身が知的な発達障害でゲームが異常に好きだとか極端だがやめられない行動、食への変わったこだわりなども書かれている。人付き合いは嫌いだそうだ。 子供は発達障害ではあるが、自身と違っていつも楽しそうで友達がたくさんいる。それらの点では子供のことがうらやましいくらいのようだ。 発達障害からの視点という意味で興味深かった。
読了日:11月24日 著者:岡嶋 裕史
僕らには僕らの言葉がある僕らには僕らの言葉がある感想
ろう者の相澤真白が聾学校から硬式野球がしたくて転校してくるところから始まる。 軟式野球を最初はバカにしていた野中君が真白に興味を持ち、思ったよりピッチャーとしてうまいことに気づき、指文字を独学して真白とコミュニケーションを取る。耳が聞こえないことが二人の野球の弊害になっていないこと、暖かい関係が伝わる内容。最後はろう者のことが何もよくわからない野中君の母親のとまどいもあり、実際の世間とはというのも描かれている。漫画で読みやすくよく伝わる本だった。
読了日:11月21日 著者:詠里
高倉健、その愛。高倉健、その愛。感想
高倉健のパートナーが高倉健に「僕のこと、書き残してね」と約束して書かれたもの。高倉健の演じた映画や彼の言動について丁寧に描かれていた。ただ残念ながら私自身が高倉健の映画で観たことがあったのは『南極物語』だけでそれもあまり覚えていない。 彼が俳優として素晴らしい人だということは伝わった。
読了日:11月17日 著者:小田 貴月
認知症の私から見える社会 (講談社+α新書)認知症の私から見える社会 (講談社+α新書)感想
著者の丹野智文さんは39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された。彼の講演会も聞きに行ったことがある。認知症は社会の偏見が作ってしまう症状のようだ。認知症と診断された人を当事者と彼は呼んでいる。当事者ができないことではなくできることを捜していけばいいのである。それは家族が判断するのではなく、当事者が判断するべきことである。工夫をすればなんとかなりそうだ。他人ごとではない。
読了日:10月16日 著者:丹野 智文
おやじはニーチェ: 認知症の父と過ごした436日おやじはニーチェ: 認知症の父と過ごした436日感想
著者の母に先立たれた2018/12/8父が亡くなる2020/2/16までの436日を綴ったノンフィクション。 認知症の父。認知症とは経験そのものを忘れることが認知症。介護するうちに自身も追い詰められ「正常な認知」がわからなくなってきた。認知症対応に哲学が役に立ったとあった。哲学とは認知症対策だったと納得したり。 父の言葉をメモするようになるとわけわかんないことも分かるようになったそうだ。認知症の言動、本人には道理があるのでしょう。他人ごとではない認知症。
読了日:09月23日 著者:髙橋 秀実
ハンチバックハンチバック感想
第169回芥川賞受賞作。著者も障害者であるが、本作の主人公も同様である。呼吸も人工呼吸器が必要な時もあり 障害を持って暮らす日常が描かれている。ただかなり複雑でその状況が思い浮かべられなかった。 障害と生きていくのは大変であることを伝える内容だった。周りの理解を得るためにはどんどん伝えるべきだと思う。 そのために芥川賞が受賞されたのだろうか。作品自体はあまりおもしろいと思えなかった。
読了日:09月16日 著者:市川 沙央
ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。感想
ダイエットですべてがおかしくなった著者がダイエットという悪魔から抜け出せた話。 私自身も毎日体重をチェックするし、0.1kgの増減にも一喜一憂しているが、彼女ほどダイエットだけの生活にはなっていない。 痩せるためにそこまでやれた彼女はすごいし、それで痩せたのもすごいが、それでそれしか考えられなくなれば よくないでしょう。ダイエットから解放されてよかった。
読了日:08月06日 著者:竹井 夢子
むかつくぜ! (文春文庫)むかつくぜ! (文春文庫)感想
室井滋さんの日々のむかつくことや面白いことが短編で書かれている。室井さんの性格や考え方が伝わる。 本人には大変なことだが他人にはちょっと笑える話が多い。面白かった。
読了日:07月12日 著者:室井 滋
はだしのゲン 第1巻はだしのゲン 第1巻感想
学校に置くかどうかで話題になっているはだしのゲン。やっと読めた。 大半が原爆投下前の戦争反対者に対する国のひどい仕打ち。ゲンの父親が戦争の無駄なことを発言していて警察に捕らわれ暴力を振るわれたり、家族も非国民と嫌がらせを受けていた。 最後近くで原爆投下。父、姉、弟は家の下敷きとなり救えず亡くなってしまう。2巻以降がどうなるか楽しみだ。
読了日:07月06日 著者:中沢 啓治
チビのおねがいチビのおねがい感想
室井滋さんの飼っていたチビを題材にした作品。室井さんはチビをたいへんかわいがっていて、チビのことを考えて絵本を書いたと徹子の部屋で言っていた。 チビは死期が近くてもう飼い主のチョコと会えなくなるけど、チョコが寂しくないように自分そっくりのチビを見つける。 きっと室井さんもそうしてほしかったのだろう。チビが亡くなってから、もしかして生まれ変わりかもしれないと蠅やゴキブリも殺せなくなったそうだ。
読了日:07月05日 著者:室井滋,カワダクニコ
心も体も心地よい 私のセルフケア習慣心も体も心地よい 私のセルフケア習慣感想
自然治癒力を生かす「自然療法」を学んだ著者が勧める暮らし方。私自身、体に問題がないので特に 取り入れなくてもいいが、問題のある人にはいいかも。 海外での暮らしが著者に影響を及ぼし、地球に優しい暮らし方をしていると思った。 人気のある本だそうだ。
読了日:07月01日 著者:原 沙知絵
102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方感想
1920年4月29日生まれの石井哲代さんが102歳で広島県尾道市に元気に一人暮らししている。中国新聞社が彼女の暮らしをルポした中国新聞の連載記事の一部、加筆修正したもの。彼女の暮らしがよくわかる内容だった。102歳で一人暮らししているのは子供がいなくて人に迷惑を掛けずに生きなければなならないという根底と彼女の変わらない生活と前向きな性格があるのだと思う。20年前に83歳で他界した夫を今も愛しているのもいいのだと思う。しっかり生きられるように自分のことは自分でされるし脳トレもされている。学びたい生き方だ。
読了日:06月12日 著者:石井 哲代,中国新聞社
遺品整理屋は見た! (扶桑社文庫)遺品整理屋は見た! (扶桑社文庫)感想
多くは死後何日も経った後の遺品整理の現場。どの話も迫力があった。自殺で失われてしまうのは本人だけでないという言葉は重いものがあった。孤独死もそうならないように気にしてくれる友人は持っておくべきだ。 遺品整理よりも死臭の中の清掃がたいへんそうであった。これを請け負う著者と会社の人たち、立派である。
読了日:05月24日 著者:吉田 太一
ものがわかるということ (単行本)ものがわかるということ (単行本)感想
この言葉は実はこういう意味である・・・ということが主にずっと書かれていた。 書名の「わかる」の根本は共鳴だと思うと書かれていた。平易に書かれていたが、よくわからない内容だった。
読了日:05月09日 著者:養老 孟司
すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)感想
二回目だということが読者メーターを見てわかった。 30代独身のすーちゃんは毎日自分探し。人のことを悪く思ったり、ネガティブに考えても結局はこれがあたしと結んで答えをださないところがいい。恋心を抱いていた中田マネージャーが同僚の岩井さんと結婚することになって、もやもやしたけどそんなことより店長になれてよかったんじゃない、すーちゃん。
読了日:04月30日 著者:益田 ミリ
日々コウジ中―高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック日々コウジ中―高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック感想
2011/2/6に読んでいて二回目。著者の柴本さんとはブログをきっかけに知り合いとなり、懇意にしてもらっている。 最近、ネットでの夫婦のインタビューを見て、コウジさんが高次脳機能障害になった最初の頃を思い出したくて再読することになった。高次脳機能障害になって6年経ち、コウジさんが就職できて理解ある人に囲まれているのもよかった。くも膜下出血で高次脳機能障害になったのが2004年だったのでもうすぐ20年である。インタビューでは困ることはあるようだが、もうその生活に慣れた感じを受けた。よかった。
読了日:04月23日 著者:柴本 礼
ひとり暮らしで知りたいことが全部のってる本ひとり暮らしで知りたいことが全部のってる本感想
ひとり暮らしではないが、参考になるかもと読んだ本。参考になったのは靴下の畳み方だけだった。 でもひとり暮らしなら役立ちそうなことや簡単にできる料理のことも載っていてさらっと楽しく読めた。
読了日:04月11日 著者:
やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。感想
家事は洗濯、掃除、料理だけじゃなくて、名もなき家事を70集めた本。この著者は男性のコピーライター。 名もなき家事に名前をつけることでやってもやっても終わらない家事を見える化し、大変さ、尊さ、素晴らしさを伝えることが目的。確かに名もなき家事は多い。私にはあまり気にならないものが結構多かったが、70項目の中で「自分で指定した再配達時間に急かさせるように帰宅する家事」再配達門限は共感できた家事だ。
読了日:03月31日 著者:梅田悟司
新版 レミは生きている (ちくま文庫 ひ-2-6)新版 レミは生きている (ちくま文庫 ひ-2-6)感想
料理研究家平野レミさんのお父さんが著者。明治33年にアメリカ人の父と日本人の母の間に生まれる。タイトルのレミは父親が付けた彼のニックネームでもあるが、混血児のことも表している。この時代はハーフに対する差別がひどく「あいのこ」と言われ著者はずいぶん辛い、嫌な思いをしたようだ。そんな中でも明るい平野レミさんのような人を育てたのはすごいと思う。戦後、自分のような混血児が増えることを嘆き、彼らに同情を寄せ彼らの幸福を祈って活躍した。自身もいけないとは思っていても黒人に対する偏見を持ちそうになり後悔している。
読了日:03月19日 著者:平野 威馬雄
やっぱり、僕の姉ちゃんやっぱり、僕の姉ちゃん感想
毎日姉弟でこんな話ができたら楽しいだろうというような会話。姉ちゃんちはるちゃんは恋のことばっかり考えて、それを弟順平君はまじめに聞いている。良い姉弟だ。これで僕の姉ちゃんシリーズは読破したと思う。
読了日:02月28日 著者:益田ミリ
僕の姉ちゃん的生活 明日は明日の甘いもの僕の姉ちゃん的生活 明日は明日の甘いもの感想
姉ちはるちゃんと弟順平君との会話。順平君が質問してちはるちゃんが奇抜な答えで返す。 僕の姉ちゃん的生活は徹底的に自分優先というのがどうも憎めなくていいな。
読了日:02月15日 著者:益田ミリ
大ピンチずかん大ピンチずかん感想
大人でもたまにありがちな子供の大ピンチのピンチレベルとなりやすさが記載されている。 絵本なので簡単に読める。ほとんどが大人にはピンチというほどではないが、面倒な失敗が多い。 例えば、じてんしゃがドミノたおし。これは大変だ。レベル97。
読了日:02月05日 著者:鈴木 のりたけ
6ヵ国転校生 ナージャの発見6ヵ国転校生 ナージャの発見感想
6ヶ国、4言語で学んだナージャの話。両親の転勤で世界6ヶ国(ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ)の地元校で教育を受けた著者ナージャがそれぞれの国、学校で体験したことを著わしている。 ペンか鉛筆かから始まり、教科の違い、ランチの違い、体育の集まり方の違い、座席の違いなどなど書かれていた。 それはそれぞれ違っていて、転校する度に大変だったようだがなんとか「苦手」克服し、「人見知り」でも大丈夫だったようだ。「ふつう」がどこでも「ふつう」でないし、「ふつう」が個性にもなるようだ。
読了日:01月29日 著者:キリーロバ・ナージャ
続・僕の姉ちゃん (幻冬舎文庫)続・僕の姉ちゃん (幻冬舎文庫)感想
姉ちゃんが何を言うか楽しみだが、その真意がつかめないものも今回は多かった。 弟順平君は姉ちゃんにとってよくいるもてない男で、その指摘がおもしろい。順平はとてもいい子だと思うし、それはまちがいないと思う。
読了日:01月27日 著者:益田 ミリ
はぐれんぼうはぐれんぼう感想
クリーニング店に出された後持ち主が取りに来ず店に置かれたままの服を「はぐれんぼう」と呼ぶ。 はぐれんぼうが優子の体にまといつき、その持ち主を探していくが持ち主と思われる人たちは捨てたような服のことは 知らないと言う。はぐれんぼうたちが行きつく倉庫に優子ともう二人が行くのであるが、そこは不思議な世界。 結局はぐれんぼうたちは救われることもなくよくわからない状態のまま。いらなくなりもったいないけど捨てるしか なくなったものの運命を表した物語だったのだろうか。
読了日:01月19日 著者:青山 七恵
夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)感想
5つの短編からなる本。どの物語もそれぞれの登場人物の生きにくさのようなものが書かれていた。だからなのかなかなか読み進められなかった。 最後の『海になる』は読みやすかったが流産死産を繰り返した妻に暴力を振るう夫と急に現れる男性との物語で、最後は急展開で助産婦になってよくわからない内容だった。 『早く起きた朝は』で磯野貴理子ちゃんの勧めた本だったが私はあまりいいと思わなかった。
読了日:01月14日 著者:町田 そのこ
岩合光昭の日本ねこ歩き岩合光昭の日本ねこ歩き感想
岩合さんの写真の猫たちはどこにでもいる猫たちでそれぞれのいいところをうまく写されている。岩合さんの愛情あっての写真だと思う。 NHKの「岩合光昭の世界ネコ歩き」で見た猫がいるとうれしくなる。写真集でも出会えてうれしい。特に奈良の中宮寺のさくらちゃんには会いに行きたいくらいだ。
読了日:01月02日 著者:

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