2021年9月の読書 | ゆきんこのブログ

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9月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:772
ナイス数:23

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)感想
2355という番組で小説の1行目「わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。」というのを見て読んだ本。七竈の母親は小学校の先生をしていたのだが、25歳になって数日した日に男遊びがしたくなり家に帰らなくなる。そして七竈は生まれた。七竈というのは7回竈に入れないと炭にならなというところから母親が名付けた。美しいがためにかんばせ(顔)に対する人々の反応が書かれていた。7人について意識しなかったが、七竈と兄弟かもしれない雪風と母と祖父の少し複雑な関係が描かれていた物語だった。
読了日:09月29日 著者:桜庭 一樹
自転しながら公転する自転しながら公転する感想
厚い本だったけど一貫して楽しめた。アパレル業界で働く都が中卒の寛一と出会って一緒に住んで寛一が無免許運転で捕まって別れて。でも最後は意外なエピローグで二人は結局結婚して娘の結婚式場の場面。実はそれはプロローグの続きであったことに後で気づいて粋な作品だと思った。飽きない内容だった。 タイトルは人も自転していて実は世間を公転しているということだろうか。
読了日:09月05日 著者:山本文緒

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