2021年10月の読書 | ゆきんこのブログ

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我が家の犬猫、保護犬、そしてゆきんこのブログです。

10月の読書メーター
読んだ本の数:4

4冊も読めたのはうれしい。後二カ月、どれくらい読めるかなぁ。
読んだページ数:979
ナイス数:22

いじめを本気でなくすにはいじめを本気でなくすには感想
この本の著者は探偵である。実態調査をし、相談を受け、さまざまなケースの解決に携わってきた。 いじめのSNSの根源を調べたところから始まった。 いじめに関してあまに大人の認識が甘すぎる。いじめの定義は法律で決められているのに、知らない生徒指導の先生もいるようだ。第三者委員会がいい加減なものが多いのもわかった。 予防教育が大切で、より早くに発見し子供に当事者意識を持ってもらうこと、話し合える環境をつくっておくことが重要である。
読了日:10月30日 著者:阿部 泰尚
やさしい猫やさしい猫感想
外国人がビザが切れてオーバーステイで強制退去を命じられ、その取り消しの裁判がいかに大変かが描かれていた。その外国人はスリランカ人のクマさん。そのクマさんの妻がミユキさんで娘がマヤちゃん。マヤちゃんの語りで物語が進む。夫婦がビザのために偽装結婚したことでないことを証明しなければならない。その裁判への過程での家族の愛情が描かれていた。文中出てきていた「きみ」の正体が最後にわかる。 優しい、でも外国人の滞在の大変さを伝える本だった。多分多くの人はあまり知らないことだと思う。
読了日:10月22日 著者:中島京子
90歳セツの新聞ちぎり絵90歳セツの新聞ちぎり絵感想
あと6日で90歳になる1929(昭和4)年1月7日奈良県桜井市生まれのセツさんが2019年1月1日から始めた新聞紙で作るちぎり絵。どの作品も暖か味があり、こよりを入れたりして工夫もされていて立体感もありうまい。 子供のころは絵はきらいだったそうだ。でもとてもセンスのあるちぎり絵ばかり。 中でもブロッコリーがお気に入りのようで、ブロッコリーの房のところがとてもうまく表現されている。 いい作品を見させてもらい気持ちも癒されるくらい。
読了日:10月05日 著者:木村 セツ
養老先生、病院へ行く養老先生、病院へ行く感想
自身は解剖学者で臨床医でない病院嫌いの養老先生が2020年6月、体重が15kg減り、調子が悪くなり元気もなくなり、母校の東大病院の中川恵一先生に診てもらったら、心筋梗塞が見つかり入院。 養老先生が病院に行きなくなかったのは現代医療は統計が支配する世界でその医療システムに取り込まれたくなかったから。 自身は病院嫌いだが、愛猫まるが具合が悪くなるとまるの意思とは関わらず、胸水や腹水を抜いてもらったりと手厚い医療を受けさせたのはまるが家族同様の二人称の存在だから。 まるがいなくなりずいぶん寂しそうな養老先生。
読了日:10月01日 著者:養老 孟司,中川 恵一

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