2019年1月の読書 | ゆきんこのブログ

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我が家の犬猫、保護犬、そしてゆきんこのブログです。

1月の読書メーター
読んだ本の数:4

上出来です。
読んだページ数:697
ナイス数:46

夫の後始末夫の後始末感想
夫三浦朱門91歳を2017.2.3に看取った妻曽野綾子85歳の手記。老老介護であるが湿っぽさは全く無い。 この本のタイトルを「自宅で夫を、介護する」としたかったが、その介護が1年1ヶ月で終わったと書かれていた。 介護と言っても苦しみや辛さは感じられなかった。それは二人が決めていたことにあるのではないだろうか。やっていけない3つのこと。○点滴または胃瘻によって延命すること。○気管切開。○酸素吸入 基本的に自分のスケジュールは変えずに介護されていたのでそれがよかったと思う。
読了日:01月24日 著者:曽野 綾子
えがないえほんえがないえほん感想
冒頭にこの本のルール「かかれていることばは ぜんぶこえに だしてよむこと」があったので書かれている 通りに声に出して読んだ。こどもが喜びそうな擬音満載で読んでいて楽しかったし、音読することで 年寄りにもいいのでは、いや、自分にいいのではと思った。楽しく読めたえほんだった。
読了日:01月22日 著者:B J ノヴァク,B. J. Novak
送り火送り火感想
第159回(2018年)芥川賞受賞作品。後味のよくないものだった。「送り火」の意味はなんだったのだろうか。 少年たちの魂を昇華させるということだろうか。 津軽地方に越してきた歩が地元の少年たちと自分は手を下さずにいじめや盗みに加わる。いじめも盗みも気分の悪いものである。その中の稔がいつも標的になる。歩は彼と話すこともあまりなく、手も下さない。だが最後は意外な結末となる。
読了日:01月18日 著者:高橋 弘希
認知症鉄道事故裁判 ~閉じ込めなければ、罪ですか?~認知症鉄道事故裁判 ~閉じ込めなければ、罪ですか?~感想
2000年84歳で認知症を発症した父親が2007年91歳12月にJR東海、愛知県共和駅の線路での鉄道事故に関し、2010年JR東海より損害賠償請求720万円を受ける。2016年3月1日、最高裁にて逆転勝訴。 父親が無残な死に方をした時に、被告として裁判で訴えられるなんてたいへんだったと思う。この本の著者高井隆一さんとその家族、よくがんばった。この判決は認知症高齢者とその家族介護関係者にとっても大きな意味があった。 それにしてもJR東海と一審、二審の裁判官の認知症に対する不理解には呆れるほどである。
読了日:01月17日 著者:高井 隆一

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