2016年12月の読書 | ゆきんこのブログ

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12月の読書メーター読んだ本の数:3

2016年最後の月。なんとか3冊。

 

読んだページ数:626ナイス数:27走れUMI (講談社文庫)走れUMI (講談社文庫)感想自転車屋「日之出輪業」を営む父からもらったマウンテンバイクを愛する洋の成長が描かれている。鯨祭りの時の事故で下半身不随になった犬コロに車輪を付けたお父さんが素晴らしい。動物を大切にする家族がこの物語の中心ではないが、それがとてもいいアクセントになっている。 洋が離婚した母に付いていき、みかん山に行くが、そこからマウンテンバイクで父、祖父、コロのいる町に戻り、そこで元マグロ漁船に乗っていた父と鯛釣りに行き、船から落ちた父とコロを救うところは感動的。良い物語だった。 読了日:12月30日 著者:篠原 勝之
障害者のリアル×東大生のリアル障害者のリアル×東大生のリアル感想「障害者のリアルに迫る」という東大ゼミで、障害者が講師として招かれ東大生が障害者の本当の姿に接する。 障害者のリアルと東大生のリアルは対極にあるように思われる。遠いベトナムの貧困に興味はあっても、隣りにいる障害者に関心のある東大生は少ない。双方、社会の中では個人としてではなく「障害者」「東大生」という囲みで見られることは共通していると言えるかもしれない。東大生は個人としてよりも「東大生」と見られることによりいい扱いを受けることのほうが多いが、その東大生に精神の障害者もいるのも事実のようだ。読了日:12月14日 著者:「障害者のリアルに迫る」東大ゼミ
不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life不運と思うな。大人の流儀6 a genuine way of life感想著者が日々感じたこと、社会で起きた事件に対する感想が書かれている。事件の1つ野球賭博に対しては簡単に片付けられない深刻な問題として書かれている。ベッキーの不倫は世間があまりにも騒ぎ過ぎだと。 弟と妻(夏目雅子さん)が死んだことが彼は不運だと思っていたが、短い一生にも四季があり、笑ったり喜んでいたのだ。不運ではなく、そういう生だったのだ。「不運と思うな。」と自分に言い聞かせているそうだ。彼にとっての不運が死と繋がっているのが重く、不運と思わずにいるには相当な強さがいるだろう。 読了日:12月11日 著者:伊集院 静
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