M16:病気を抱えて働くこと~某議員の発言から | ゴリィ【オルゴールアーティスト・カラーセラピスト・防災士】

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総合エンタメ発信サイト「ゴリィの轟RADIO」の主宰をする「ポンコツ人間」ゴリィのブログです。思ったことを色々とつづっていきます。

「突発性難聴」も「難病」のうちに入る(「指定難病」ではない)ので、昨日からの報道についての所感を。

 

 

まず、私は「双極性障害」(躁うつ病)で精神障害2級の持病があります。

 

また、左耳は半年たって聴こえないことから、医療的には「聴こえない状態で固定」ということになりました(念のため9/7に再検査しますが)。耳鳴りというおまけつきです(普段は気になりませんが)。

 

他にもいろいろな病気を患っています。(狭心症で身体障害3級等)。

 

 

突発性難聴になってからは、あまりいろんな負荷をかけないように生活しています。

 

それでも、他記事で紹介したように毎月全く脈略のない病気にかかる生活を7ヶ月間経験しました。

 

今は完全に心が折れていて(「双極性障害」じゃない人だってこれは心が折れると思います)、「楽しいこと」をやって気を紛らわしています。

 

9月から隔週でツイキャス配信「公開ラストスロット」(サイトクイズとの連動配信)をやる、と言い出したのも、「逃げ」のひとつです。

 

 

それはさておき。

 

某議員のツイートが炎上していますね。

 

まあ、ありゃ炎上しますよ、と僕も思います。

 

 

悪意のないよう解釈をすれば

 

「自民党さんは、難病を患っている方を首相に選び、それに見合ったコントロールを果たさなかった」

 

という論調ですね。

 

うん、間違ってます。

 

総裁選に立候補したのは安倍首相本人であり、本人の意思で3選総裁選挙に出馬し、本人の意思で退いたわけです。

 

 

企業・団体(公務員含む)にはこういう規定があります。

 

「雇用側は、従業員の健康管理に配慮すること」

 

おそらく某議員はこの規定を引用したんだと思います。

 

逆ですよね。自民党のトップは安倍総理自身。

 

 

自ら望んでトップになった首相。水面下では前回の発症以降健康管理にはかなり注意していたのではないかと思います。

 

ただ、コロナ禍でコントロールできないほどに責任が生まれたので耐えられないところまで持病が悪化。そして自らの意志で退く。

 

これに関しては、ただただ「おつかれさまでした」のひとことです。

 

 

誰かが「安倍総理の最大の功績は難病患者でも国のトップを長期にわたって務めあげたこと」とツイートしてましたが、その点はもっと前面に推して話題になっていいと思います。

 

「難病患者が首相を7年9が月(+次が決まるまで)首相を続けた」

 

この一文は、客観的な事実を述べただけの文章です。

 

安倍首相の政治的な評価の話は主観が入るのでしません。

(政治を論じるほど自信がないから)

 

 

いっぽう、某議員の発言については、「騒ぎすぎ」のようにも思います。

 

「れいわ新撰組」のALSの参議院議員が誕生したときに、「政治が務まるのか?」と大勢の人が叩いたと思います(正直僕も思うところはありました)。

 

あのときその叩きをしたのと同一人物が今回某議員を叩いているとするなら、叩きたいだけの自分自身を叩いたらいいと思います。

 

 

最後に。

 

僕も正社員として働きたい気持ちはあります。ただ、正社員をやめる過程で会社側で様々な配慮をしてもらったのにも関わらず、部署全体がギスギスしていたあの感じを作るのは嫌。

 

だから、リモートワークで最低賃金で働く契約社員でいいと思っています。

 

 

「雇用側は、従業員の健康管理に配慮すること」

 

言うのは簡単、でも実行するのは難しいものです。実際、その場を見てきたからです。

 

実は逆も然りで、

 

「従業員は、自己の健康管理に配慮すること」

 

という規定も存在します。僕にはこの自信がありません。

 

自信をつけるために、「メンタルヘルス・マネジメント」の勉強をしています。

 

 

これを読んでいるあなたの気持ちをくじくようなことにはしたくありませんが、僕の場合はこう思っています。

 

安倍さんのように難病を抱えてもどんどん前に出る、僕のようにひっそりしている、どちらも間違いとかそういうものではないと思います。

 

自分の気持ちに嘘をつくのが、いちばんこころの健康に悪いことだと思っています。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

轟RADIO

 

(マスコットキャラクター「トドメガネ」)