B50:「避難所」は家で暮らせない人のための場所です。 | ゴリィ【オルゴールアーティスト・カラーセラピスト・防災士】

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総合エンタメ発信サイト「ゴリィの轟RADIO」の主宰をする「ポンコツ人間」ゴリィのブログです。思ったことを色々とつづっていきます。

「新しい防災の形」といいつつ最近新しいことを書いていないことに気付いた後藤です(笑)。

 

「親しみやすくフランクに書いている」のが新しいってことで許してちょ。

 

 

さて、「台風特集」って言っている横から突然別の話題をぶち込んでみます。今回は「避難所」について。

 

「避難所」は「おうちで暮らせない人が仮で住む場所が決まるまで一時的に暮らす場所」のことをいいます。

 

 

仙台市の調査によると、東日本大震災で「避難所」に避難した人を年代別の割合で調査したそうです。

 

津波の被害地域以外でいちばん多かったのが、20代~40代の人たち。理由が「食べ物・飲み物に困ったから」だったそう。

※これは僕の趣味サイト「轟RADIO」で開催しているクイズで紹介しました。僕がわざわざ遊びのクイズで「防災コーナー」を入れているのはこの年代に防災に触れてもらいたいからです。

出題ページ

正解ページ

 

 

「避難所」は「暮らすのが大変な場所」です。

 

新型コロナウイルスの話は横に置いておきますが、プライバシーはない、堅い床に雑魚寝、当初は寝るスペースもない位。犯罪も多い。

 

避難所には「給水所」や「炊き出し」もあるので食べ物・飲み物に困った人達がそこで暮らすのは分からなくはないですが、本来は「7日分(震災前は3日分)食べ物・飲み物はたくわえておきましょう」と国が方針を決めています。

 

家が住める状態であれば、家にいるのがいちばんです。プライバシーは守られますし、布団に寝ることはできます。そして、家族で過ごす安心感。

 

食料や水がなくなったら、もらいに行けばいいのです。

 

次の候補として、友達や親せきの家。やはりある程度プライバシーは守られますし、持ち込む必要はあるかもしれませんが布団に寝ることはできます。知っている顔どうしなので一緒にいる安心感もあります。

 

 

こうして、「別に避難所に行く必要がない人たち」が避難所に行かなければ、余裕が生まれます。段ボールで間仕切りをして段ボールベッドで寝る、など本当に避難所で暮らさなければいけない人たちが少しでも負担が少なく暮らせるようにするためには、こういった前段階を知ってもらう必要があります。

 

 

これをご覧になっているあなたが災害に遭ってしまったとき、「避難所で暮らさなければならないのか」ということを「あーあ、行きたくねぇな」というところから考えてもらえると嬉しいです。

 

「避難所」は「家で暮らせない人たち」に優先してあげてください。

 

 

では、今回も最後までご覧くださりありがとうございました。

 

(マスコットキャラクター「トドメガネ」)