【ネタバレ感想】『湯道』 | 山中@middlielのブログ

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湯道ポスター

 

 

 

 

2024年5月11日(土)に、ジルさんと映画『湯道』(2023年)をプライムビデオ見ました。

 

鑑賞後、銭湯に行きたくなる、王道のハートフル・コメディでした。

 

ここからネタバレです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリーは、潰れそうな昔ながらの銭湯を守る弟とその銭湯をたたんでしまおうとしている建築家の兄が、いがみ合いながらも最終的には二人で銭湯を続けていくことにする、というものです。

 

さて、『湯道』はキャラの濃い面々を見るのが見どころのひとつだと思います。

出演者    

生田斗真
濱田岳
橋本環奈
小日向文世
天童よしみ
クリス・ハート
戸田恵子
寺島進
厚切りジェイソン
ウエンツ瑛士
朝日奈央
生見愛瑠
吉田鋼太郎(特別出演)
窪田正孝(特別出演)
夏木マリ
角野卓造
柄本明

 

といった個性派揃い。

 

まず、銭湯で働き銭湯を支えている役の橋本環奈さんが良かったです。すごいしっかりもの。

濱田岳さんは他の作品と違って終盤以外笑うことが少なく、違った一面を見ました。

 

そしてこの中で一番印象に残ったのは天童よしみさんとクリス・ハートさん。

男湯女湯に分かれて『上を向いて歩こう』をデュエットするシーンはとても素晴らしかったです。

さすが、実力派歌手同士です!

 

それともう一つ!

ウエンツ瑛士さん演じるキャラが普段はカツラで本当はスキンヘッドだったこと!!!

「マジか!!」って思わず声に出してしまいました 笑

 

 

ところで、ちょいちょいギャグを挟んでくるこの作品。

家元の超絶寒いギャグ(絶対に笑わなければならない門下生)や、変なちょこちょこ走りとか。

 

個人的に「あ、やっぱりフジテレビが関わっている作品ぽい」と思いました。

 

 

この作品でひとつ難点を言えば悪役(?)の扱いです。

吉田鋼太郎さん演じる温泉ソムリエが源泉かけ流し至上主義で、主人公たちの銭湯を卑下するのです。

最終的には「大切なのは泉質ではない。銭湯はみんなの安らぎの場所だ」みたいな話になって温泉ソムリエを撃退します。

 

その主張はいいのだけれど、従業員と客がよってたかって温泉ソムリエ一人を責め立てるシーンは、見てていい気分はしなかったです。

『水戸黄門』のように、分かりやすい悪を黄門様(と助さん角さん等)がガツンと懲らしめる勧善懲悪だとスッとするんですけどね。

 

温泉ソムリエはそこまで悪って感じはなかったし、彼を「源泉かけ流しにとらわれない。銭湯もいい」と考えを改めさせてみんなで気持ちよく銭湯に入る、という脚本の方がより気持ちよく見れたと思います。

 

 

エンディングは『YOU ARE MY SUNSHINE』。

これ、「”湯” ARE MY SUNSHINE」とかけてますよね、多分。

締めくくりに相応しい、晴れ晴れとするいい歌ですね。

 

 

そんなこんなで笑って泣いて(あ、泣いての部分書いてないけど心にグッとくる話です)を堪能しました。

 

コーヒー牛乳飲みて―!