今日は、八丁堀にある画廊「美岳画廊」で開催中の「徳田明子 水彩画展」に行ってきました。(会期 1月26日(月)~31日(土))

 

徳田明子さんの作品を初めて拝見したのは、2020年に発行された「美人画ボーダレス弐」の出版記念展(於 みうらじろうギャラリー)や、横浜の画廊ギャラリーARKで開催されたアグライア展というグループ展で、水彩画でありながら、丁寧に描きこまれた女性像に魅了されたのを覚えています。

 

以降、毎年、日展や白日会展等々で、作品を拝見するのを楽しみにしており、私のブログでも度々紹介させていただくとともに、SNS等でご本人と連絡するなどしていましたが、これまでお目にかかることはありませんでした。

今日は、ご本人が在廊されているとの情報を得て会場に向かい、漸く、ご本人にお目にかかることができ、お話を伺いながら作品を拝見することができました。

 

それでは、作品を何点か紹介させていただきます。

「現の夢(うつつのゆめ)」F12

神秘的な深い色合いに光が差し込む水面に、仰向けに浮かぶ女性の姿。

この世とあの世の境にある三途の川をイメージしつつ、女性の情念を描いた、心のこもった作品です。

 

この作品を見て、すぐに昨年11月に開催された第118回日展に出展されたこちらの作品を思い出しました。

(この作品は、今回の展示には含まれていません)

 

会場の上段に展示されたこの作品も同名の「現の夢」であり、徳田さんのお話によると、今回の展示作品と並行して描かれたとのことでした。

 

「雨音のプレリュード」F4

硝子越しに振り込む雨を見上げる女性の姿。

硝子に描かかれれた水滴の粒や、水滴が流れていく様子が丁寧に描かれていることも見事ですが、女性の見開いた目や手の表情に情感がこもり、大変魅力的な作品です。

 

「おきつねさま」F6

狐の面を顔の上に掲げ、こちらを向く女性の反った背中や、髪のたなびきに軽やかなリズムを感じます。

萌えるような背景の明るさと、深さも絶妙な作品ではないでしょうか。

前から私も気づいていましたが、徳田さんは妖怪とかお化けとかが好きとのことで、作品の中にもその気持ちが反映されているように思います。

 

そして、こちらの作品もその気持ちが反映した作品です。

「雪女」F4

雪女の情念、神秘、畏敬、そして美しさが収斂された作品ではないでしょうか。

 

「雪の華(ゆきのはな)」F6

津々と降る雪の美しさに、女性の想いを込めた作品。

雪(自然)の美しさを受け入れる優しさに溢れた作品ではないでしょうか。

 

以上、ごく一部ですが、作品を紹介させていただきました。

明日は、この個展の最終日ですので、雑駁ですが、これでブログにアップさせていただきます。