昨日、安齊まりなさん(羊毛と糸を使った作品制作)、濱比嘉詩子さん(常滑在住で陶制作)、西田陽子さん(銅板作家)の3人の作家による、狼をテーマにした3人展「Ancient times -太古の森から-」に行ってきました。

(会場:つかうたのしむ+NOTION 中央区銀座6-4-13 銀座YAMAZAKIビル2F、会期:3月26日~4月1日)

 

まずは、それぞれの作品を紹介します

安齊まりなさんの作品です。

「気魂」羊毛、糸、石粉粘土、虎目石 42×51㎝

羊毛や糸を紡ぎ、太古の大地や宇宙の根源など神的な独自の世界を生み出す安齊まりなさんが作り出した狼の姿です。

日本においては絶滅した狼が、信仰の対象となり、神的な存在であったことをイメージするような力強い作品です。

照明を下から当てることにより、炎が萌えたつような様子が一層浮き彫りになっています。

 

「慧眼」羊毛、糸、石、板 20×17×14㎝

いくつもの羊毛片を組み合わせて狼の顔を創り出した作品です。目に入れた石が魂を吹き込んでいるように見えます。

 

「芽吹」羊毛、絹糸、糸 37×22.5㎝

鹿でしょうか、こちらは狼の作品ではありませんが、狼の住む森には髪を感じさせる様々な動物が住んでいたことを感じさせる作品です。

 

「掌中之珠」羊毛、タッサー、シルク、糸、石

こちらに作品は、自然の石を削った作品です。

 

濱比嘉詩子さんの作品

「狼狗犬(阿吽)」

左は口を開き、右は口を結ぶいわゆる阿吽の表情をする2匹の狼の作品です。

一見、可愛らしく、おおらかにも見えますが、よくみると狼の表情は野生の狼らしい精悍さを感じられる作品です。

 

「山神山巫女」

山神である狼にまたがる山巫女の作品。

優しい表情の山巫女、穏やかな表情の狼。心が安らぐ作品です。

 

「山神犬神」

同じ陶芸でも、こちらは石を削ったような雰囲気のある作品です。

今回初めて拝見する濱比嘉詩子さんの作品に「和」を感じました。

 

西田陽子さんの作品

「ソックスをはいた優しい狼」

ソックスをはいた狼は、背中にたくさんの鳥たちが遊びに来るとてもやさしい狼でした。

童話の世界のような作品です。

 

 

 

「春暁」

こちらの狼は毛が長く、西洋の狼をイメージをさせます。

西田陽子さん描く狼は、毛足が長い黒い狼で少し怖い印象ですが、森の中で鳥たちと暮らす優しい狼なのかもしれません。

 

「飛び立つ青い鳥」

 

「愛しき日々」

花を愛する狼がいてもいいんじゃないと作者が呟いていることを感じる作品です。

 

以上、3人3様の狼の作品に、それぞれの個性が際立つグループ展と思いました。