昨日は、久し振りに仕事帰りに、横浜中華街にある画廊 art Truthで開会中の「小山ゆうこ展 微睡むとき」に行ってきました。

(会期:10月1日(土)~8日(土))

 

小山ゆうこさんは、このart Truthで、時々、個展やグループ展をされていますが、その作品には、いつも、花々や小さな生きもの、そして少女が登場する優しい世界が広がっています。

特に、小山さんはインコを飼われていて、作品の中にオカメインコやセキセイインコが登場するのでインコ好きの私としては、話も弾み、親近感がわく作家さんです。

 

会場には、小山さんが在廊されており、久し振りにお目にかかりお話をすることができました。

 

過去、次の個展について私のブログで取り上げさせていただきました。

小山ゆうこ展・浮遊する心(於 art Truth)。そして、小山ゆうこさんのインコの作品紹介。(2020年10月)

小山ゆうこ展・夢幻の庭(於 art Truth)に行ってきました!(2018年3月)

小山ゆうこ個展 "BLOOM" (於 art Truth)  美しい輝きの世界!(2016年10月)

ほかにも多くのグループ展を紹介させていただきました。

 

それでは、作品を紹介させていただきます。

「夜のかけら」 テンペラ 15×15㎝

夜の星空が描かれたジグソーパズルの一片、それが「夜のかけら」として作品の中に散りばめられています。

 

会場には、「夜のかけら」について、文書で紹介されており、日暮れの風、朝がくるとき、水面に感じる夜のかけら。そして、その最後は「夜はいつもあちこちにあって、日々を静かにつないでゆく。」という言葉で閉められています。

ここに登場するインコは、現在、小山さんが飼われている青いセキセイインコとのことでした。

 

インコも、夜のかけらを感じて、楽しく、そして静かに生活している感じが、よくわかります。

 

「何を待つ」 テンペラ 20×15㎝

見上げる少女、そしてうつむく少女。

それは、何かを待っている少女の心境でしょうか、それとも時の経過?

そんな何かを待つ少女の周りで、夜のかけらが「日々を静かにつないで」います。

 

今回の作品展のテーマは「微睡むとき」となっています。

そのテーマに沿った作品としてこんな作品が展示されています。

「528hz」 テンペラ 35×24.5

静かな街に訪れた夜。音楽の調べを聴きながら、雲のソファーの上で微睡む少女の姿が描かれています。

528hzを調べてみると、別名「愛の周波数」とも呼ばれ、この周波数を含む音楽に聴き入るとリラックス効果が得られるとのことでした。

 

「エーテル」 テンペラ 26×23㎝

こちらの作品は、小鳥のさえずりを聴きながら、少女が微睡んでいます。

 

「たちのぼるもの」 テンペラ 36×27.5㎝

こちらは鳥の羽根を抱えて、心地よく深い眠りに入っているように見えます。

 

そして、微睡むのは少女だけではありません。

「寝子 おふとん」 テンペラ 12×8㎝

魚柄の、お布団に入ったこちらの猫(寝子)は、興奮して大きな目を開けています。

 

「寝子 茶トラ」 テンペラ 12×8

茶トラ猫には、微睡む姿が良く似合います。

 

少女の作品、猫の作品は他にもたくさん展示されています。

そして、花の作品です。

「知らない花」 テンペラ 15×15㎝

藍の背景にすくすくと伸びる様々な白い花が魅力的です。

 

花などの小品はこちらのコーナーに展示されています。

 

今回の小山ゆうこさんの個展、小山ゆうこさんの新しい世界を感じて、楽しむことができる作品展でした。

 

最後に、画廊 art TruthのHPを掲載します。こちらには今回の作品が掲載されています。

横浜元町中華街 ギャラリー art Truth (yccp.jp)