昨日、現在、東京都美術館で開催されている第44回現代童画展(会期11月10日(土)~16日(金))に行き、感想を書かせて頂きました。今日は、その続きを書かせて頂きます。
童画展で、私が楽しみにしている作品で、「猫」を題材にした作品があります。
今回、猫が登場する作品は数多くあったと思いますが、次の3人の方を取り上げたいと思います。
まず、ベテランの多田すみえさんの作品です。
「小舟に乗って」 多田すみえ
多田すみえさんは、今年8月の選抜展にも猫の作品を出展されており、とても印象に残りました。
◯第44回 2018現代童画会選抜展(於 銀座アートホール)に行ってきました。
今回の作品は、そのときの3匹の猫を描いた「はちわれきょうだい」と比較すると、少し擬人化した要素があるようですが、ちょっとふてぶてしくも見える愛嬌のある猫の表情は、とても魅力です。
「猫の言葉」 石澤晶子
石澤晶子さんの猫の作品は、先程の今年の選抜展の「二匹の子猫」は可愛らしい作品でしたが、第42回童画展に出展された、沢山の猫が寛ぐ様を描いた、「猫の部屋2016」が印象に残っています。
今回は、猫のように可愛らしい少女に抱かれた猫という形ですが、石澤さんの描く猫の作品は素晴らしいと思いました。
そして、3人目は、中村あつこさんの作品です。
「雷神猫」 「風神猫」 中村あつこ
中村あつこさんも、先の選抜展に「ささやかな要求」に、また、昨年の第43回童画展にも「月見草の思い出」と白い猫の作品を出展されていました。
今回は、風神・雷神を猫に置き換えた、これまでとは異なる迫力の作品です。
このように、童画会の猫にこだわりを持って描かれている作家の皆さんの作品を追いかけるのも、私の絵画鑑賞の楽しみの一つです。
童画展には、もちろん猫以外にも様々な特色のある作品が出展されており、私が楽しませて頂いている作品を駆け足で紹介させて頂きます。
「風になりたい」「風を感じて」 綱島裕
「春を奏でる」 岩佐れい子
「道くさ」 池田ヒロミ
「ハンター」 斉藤一也
「岬」 小田沙馥枝
こうした作家の皆さん作品は、遠くから見てもその方の作品と分かる特色のある方々ばかりです。
さて、最近、様々な作品展で拝見する篠塚はるみさんの作品です。
「不思議の森から」 篠塚はるみ
鮮明で美しい色彩の少女画を描く、篠塚はるみさんの作品ですが、この作品に登場する少女は、私が最近拝見した篠塚さんが描く少女の中では、表情に憂いがあり、心に残る作品と思いました。
「三つの沈黙」 松本有加里
松本有加里さんは、最近において、猫の作品が印象に残っています。
ただ、振り返ってみると、昨年の童画展では、「白猫」と題し、白猫を抱く少女を描いた作品でした。
今回は3人の少女を描いた作品です。「三つの沈黙」ということで、それぞれの少女のポーズにどのような意味を込められたのか、お話を伺いたいなあと思った作品です。
「鳥色の空」 竹内香ノ子
青い空、飛ぶ鳥、森に生活する動物たち、そんなイメージがひろがる作品です。
西垣至剛さんの作品
最近、西垣至剛さんのお名前を聞く機会が多いような気がしています。
直近では、2018美の起源展の特別賞にそのお名前がありました。
また、会場にも、お仲間といらっしゃったようです。この精緻で迫力の作品ですので、今後の更なるご活躍が楽しみです。
「Friends」 本谷道子
本谷道子さんは以前から知っていたのですが、なかなか作品を拝見する機会がなく、今回、はじめて拝見することが出来ました。
今後も、本谷さんのやさしい世界を拝見したいと思います。
以上、他にも気になる作品が幾つもあった今年の現代童画展ですが、これからも、ここで取り上げた作家の方々に注目していきたいと思います。






















