楽しそうに遊ぶふたり
広い野原でシッポを振りながら
はしゃぐふたり
見てください
群れで…
家族で…
自由に過ごすこの子たち
アグリの仲間、海ママ率いるOHANAのメンバーが撮った 野の犬（野犬）の姿。
家族と…
仲間と…
みんなで共に行動し
みんなで共に暮らしている野の犬たち
お父さんかいて
お母さんがいて
子どもたちがいて…
人間と同じ。
私たちと同じ。
それが…
その幸せが…
人間によって
人間の手によって
一瞬にして奪われる
ついさっきまで一緒にいた家族から引き離され
知らない人間に
知らない場所に連れていかれ…
この子たちの恐怖は計り知れないものだろう。
もし私たちが…
もしあなたが…
突然
得体の知れない者に捕まり
愛する家族や仲間から引き離され
異国の地に連れていかれたら…
想像してほしい。
海ママが
「本当に捕まえる事がこの子達にとって幸せなのかといつも考える。。
だから
精一杯
犬に寄り添う捕獲をしたいって思う」
と言っていた。
本当にそう思う。
この子たちにとっての「幸せ」って…と。
この子たちは、このまま野で家族や仲間と暮らすことが1番「幸せ」なんじゃないか…と。
でも…
このまま捕まえず
避妊去勢をせず
このままにしていると
どんどんどんどん野犬が増え
センターの収容数が増える。
結果、不幸な犬たちが増える。
収容数を減らすために…
不幸な命を減らすために…
これから先の…5年後、10年後の犬たちの幸せのため…
そのために
今目の前にいる子たちを…
避妊去勢するために涙をこらえ
捕まえなければならない。
捕まえられる子たち…
現場でこの子たちと向き合い、戦っている人たち…
どちらもとても苦しいと思う。
とてつもなく苦しいよね…
今や「保護犬」という言葉はたくさんの人が知っている言葉となった。
そして、その「保護犬」となる1つ「多頭飼育崩壊」もテレビや雑誌などで目にすることも多くなった。
でも、「野の犬（野犬）」がまだまだ日本にもいることを…知らない人はたくさんいます。
家庭で飼われていた子が逃げて野犬になる。
その子が手術をしていなければどんどん野で増える。
避妊手術してない外飼いの子が赤ちゃんを産んで捨てられて野犬になる。
原因は…
私たち…
人間です。
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