挨拶

こんばんは、ざわです。

 

ざわ的講評をやるか悩んだけど、とりあえず手を動かしてみた!

 

数年後に自分で読み返して楽しむつもりで書いていこうと思います🥰

 

 

  2024/02/19発売
2024-25 Panini Prizm Basketball

 


 

【箱の種類】FOTL/Hobby/Choice/Retail/Fat Pack/International/Blaster

 

【International版の有無】あり

 

【ケース内訳】

1case = Hobby 12box
1box=(2 Autographs, 22 Prizms Parallels 10 Inserts)

  Box価格の国内外の比較・過去年度との比較

 

【2024-25年度の箱価格】

FOTL:720$(ダッチオークション)

海外Hobby:650$➡550$(発売日)

国内Hobby:みんと99500円

 

【2023-24年度の箱価格】

FOTL:1217$(ダッチオークション)

海外Hobby:950$

日本Hobby:ふぁな 120,000円 みんと:125,000円

日本Choice:ふぁな 60,000円 みんと:78,000円

International:海外300$ みんと:80,000円

 

【2022-23年度の箱価格】

FOTL:864$(ダッチオークション 2021-22年度は1500$)

海外事前販売:575-750$(2021-22年度は1100-1200$)

日本:140000円

 

 

  Checklistはこちら

 

 

  過去年度のPrizmに関するざわ的講評はこちら!

 

 

 

 

 

●『Prizmの歴史』の詳しい解説は↓の記事を参照ください

 
 

  Prizmのよいところ

Panini社のNBA カードといえばこれ!!  

 

Prizmの評価される点は何よりも

Panini社のNBA商品における代表的な商品

(フラグシップ)であるということです。

 

Panini社がNBAの版権を獲得してから最終年度である2025年に至るまで常に発行されているPanini社のNBAカードといえばこれ!という感じですね。

 

もし、一枚だけ今の世代の選手のカードを手に入れることが出来るのならば、このPrizmの1/1のBlackやNational Treasures/FlawlessのLogoman Autoなどが選択肢に上がる

のではないでしょうか?

 

PrizmのカードはPanini商品のベースカード/Chromeカードの中ではそれくらいの地位を得ているかと思います。

そのため、Prizmの少数シリアルのパラレルは他の商品と比べても価値が評価されやすい傾向があります。

 

推し選手のPrizmのカードは一枚は手に入れたいところですね!

 

 

昨年同様にドラフト上位の選手はTopps社が独占しているため、サインカードを目玉とした商品は、軒並み目玉不在のスカスカ商品となる予想がされています。

 

そんな中、

このPrizmの目玉はパラレル&シルバーです!

 

サインも1箱から2枚は出現しますが元からシールオートで評価はそれほど高くありません。 

 

サインが封入されないというデメリットの影響を比較的受けにくく、フラグシップである『Prizm』のパラレルやシルバーなどは存分に楽しむことが出来るので、とりあえず1枚今年の選手のカードを持っておきたいという方はこのPrizmの購入を検討してみましょう!

 

 

パラレルの種類は過去最多?!

良くも悪くもPrizmはパラレルの種類がとんでもなく豊富です。パラレルとは、言ってしまえば『色違い』です。

 

何が違うかと言われれば、色と光り方が違います。それだけですry

そこにロマンを感じられない方は回れ右した方が良い商品です。笑

 

中には世界に一枚しかないものもありますし、特にシリアルがなく、無限に生成可能なパラレルもあります。

 

●過去のパラレルの種類

2021-22年度  58種類(75周年記念パラレルなどの存在があり、パラレル数は多め)

2022-23年度 52種類

2023-24年度 63種類

2024-25年度 82種類?!?!

 

今年はなんと

82種類と過去最多のパラレル数となっています。

 

ウェンバンヤマブームで盛り上がった昨年度と比べて小粒な新人選手がほとんどを占める今年度にさらに19種類も増加してくるというのは正気の沙汰とは思えませんな…

 

 

どんなパラレルが増えたかPick Upしてみました。

2024-25年度からの新規パラレル

 

①Black White Prizms

②China Variation

③Wave Prizms

④White Tiger Stripe Prizms

⑤White Lazer Prizms(/275)

⑥Pink Prizms(/249)

⑦Skewed Prizms(/249)

⑧Basketball Prizms(/225)

⑨Orange Seismic Prizms(/199)

⑩Fast Break Orange Prizms(/125)
⑪Wave Blue Prizms (/125)

⑫Blue Pulsar Prizms – /99

⑬Dragon Year Prizms – /88

⑭Red Pulsar Prizms – /75

⑮Jade Dragon Scale Prizms – /48

⑯Red Lazer Prizms – /35

⑰Lotus Flower Prizms – /18

⑱Ice GoldPrizms – /10
⑲Lazer Gold Prizms – /10

⑳Plum Blossom Prizms – /8

 

 

消えたパラレル

①Green 

 

 

昨年度と比較して20種類の新規パラレルの追加、1種類の削除があり、19種類の増加となりました。

1箱から出現するシリアル付のパラレル数は増えていないようなので、単純にかなりの増産が行われたと予想されます。

 

そして、何よりも2012-13年度の初年度Prizmから唯一存在していたColorパラレルであるGreenが削除されました…。

 

 

はぁぁ?!?!?!

なんで?!?!?!?!?!

 

●2012-13年度のKobe BryantのGreen パラレル 

 

初年度から唯一続いていた伝統あるカラーをあえておそらく発行最終年度である今年に削除したという事実は信じられません。まだ私もChecklistの文字のみで確認しただけですので何かの冗談だと思いたいです。

 

もし、本当だった場合はCelticsファンとBucksファンとPrizm古参ファンはPanini幹部を殴りに行くことを許可します…!

 

 

パラレルの人気度について

81種類と本当にたくさんの種類のものがあり、

その価値・入手難易度も様々です。

 

パラレルで人気なものは、

①少数シリアル

②チームカラー

③ジャージナンバー

④鑑定済みで結果が高得点のもの

⑤Hobby>FOTL>Choice>Fastbreak>retail 

 

 

選手の様々な色のパラレルをすべて集めることをコレクター業界では『レインボー』と呼びます。

とても全種類集められるとは思えませんが、少数シリアルを手に入れた際には狙ってみてはいかがでしょう・・・?

 

特定の選手でレインボーを目指している方も多いので、意外な選手でも少数シリアルだと需要があることも多いです。

もし、珍しいパラレルのカードを手に入れたら積極的にトレードなど呼びかけてみるのもよいかもですね。

 

●渡邊雄太選手のPrizmレインボー 挑戦中のエインさん

 

 

投機的な要素が…?

 

今年度のRC選手は前評判でもそうでしたが、シーズン前半終了時点で改めて評価をしてみても良くも悪くも小粒です。

 

昨年は圧倒的なNo.1評価のウェンバンヤマの存在がいたため、Box価格やシングル価格がそれに大きく釣られる形で高騰をしていました。

 

一転して、2024-25年のルーキーに関しては現状チームの中心となりオールスターを目指せるような活躍をしている選手は見当たりません。そのため、Box価格などもかなり落ち込んでおり、買いやすい値段になってくると思われます。

 

これについては、もし詳しく語るならばきちんとデータなども添えた方が良いなと思っているので、やるとしたら別記事で解説します!

 

 

  Prizmのよくないところ

シールオート

➡Prizmに封入されているサインはすべてシールオートです。

Prizmの目玉はパラレルカードになるので、パラレルよりもサインカードの方が安く買えてしまう珍しい商品です。

ルーキー選手の代表的なサインカードが欲しい!という方やスター選手のサインカードが欲しいと考えている方は別の商品がおすすめです。

 

シングル購入は2025/04以降が理想!!! 

 

かつての2019-20年のトレカバブル期には目玉のルーキー選手のベースカードが数万円で取引される時代もありました。

しかし、その後ベースカードバブルはメーカーの増産に次ぐ増産、コレクターたちもベースカード収集ではなくシリアルやサインありのカード、より希少性の高いカードを求める傾向が強くなり、相場は非常に荒れました。

 

今年度のPrizmも発売直後の1-2週間程度はベースカードやシルバーにもある程度の価格はつくと予想されますが、発売後時間が経つにつれて相場はかなり下落することが予想されます。

 

 

シングル購入を検討している場合には、初動を避けて購入することを強くお勧めします。

 

特に、PrizmはFOTL/Hobby/Choice/Retail/Fat Pack/International/Blaster…とたくさんの種類のBoxが今後約2ヶ月にわたり、順番に発売されてきます。

 

シリアル付きのカード以外は無限供給されるぐらいの勢いで市場に出てくると考えてよいので、焦らず、カードの状態や価格・送料などを比較してじっくりと購入するタイミングを検討しましょう!

 

 

鑑定は厳しめ…? PSA10は50/50…?

Prizmのカードは基本的にPSA10が非常にとりやすい!

そういうイメージを持っている方も少なくないと思います。

 

しかし、それは、カードの質がとても高いという意味ではなく、素人目で見てもカードの状態の良しあしが非常に分かりやすいというデザイン性の影響も大きいかとざわは考えています。

 

・上下左右のバランスが悪くないか?

・表面に傷がついていないか?

などChromeカードで対称性を持つデザインのものが多く、ほかのカードと比較することも簡単であることなどから鑑定提出前に自分でも何となく点数が予想でき、鑑定に出すかどうかを判断することができるバイアスの影響も大きそうです。

 

 

実際にPrizm NBAに関しては、

PSAに提出されたPrizmのベース/パラレルカードのうち、2022-23年度は約47.3%

2023-24年度の約61.2%がPSA10を取得しています。

 

 

 

 

一方、Topps社の製品で同じChrome系の代表的なブランドである『Topps Chrome MLB』を比較対象としてみると、

PSAに提出されたPrizmのベース/パラレルカードのうち、2023年度は約60.0%が、

2024年度は約52.8%がPSA10を取得していました。

 

 

 

鑑定枚数はPanini社のPrizm NBAのほうが多いという結果でしたが、鑑定結果については大きなばらつきがありそうですね。どちらの会社のの製造のほうが優れているかという議論は面白そうなテーマだと思いますが、このデータだけでは様々なバイアスの影響を考慮する必要がありそうなので、何とも言えませんね。笑

 

 

とにもかくにも、実際にパックに封入されているカードは、センタリングがずれていたり、表面に傷がたくさんついていたり、ずさんな状態であったりすることも多いです。

 

折角BoxやPackを購入して当たりを引いても初期傷の多いカードだと受けるショックも大きいです・・・・。

開封される際は頭の片隅に置いておくことをお勧めします。

 

また、鑑定に出そうと考えた際にはChromeカードの傷は見えにくいものも多いため、角度を様々に変えてスマホのライトで照らしてみるなどの工夫すると傷が見えてくることもありますので是非お試しを。

 

インサートの価値はいまいち

 

Panini社のNBAカードの中にはいくつもの優れたテーマ性・デザイン性を持つインサートがありますが、Prizmに関してはインサートの評価はいまいちです。

 

今年度も『Talismen』というインサートが新規封入となりますが、その評価はいまいちでしょう…。

 

また、SoccerやRacingに封入されていた『Groovy』というインサートも新規封入されますが、こちらも特に特出すべき点はないような気もしています…。

 

更にNFLやSoccerのPrizmには『Color Blast』という超大人気インサートが封入されているのですが、NBAだけは『Color Blast』はPrizmではなく、別ブランドに封入されているため、Prizmには封入されていません。

 

既存のインサート類はあくまでもおまけ程度の認識でよいかもしれません。

 

 その中でざわ的に唯一少しだけ気になっているのは『Fireworks』というインサートになります。

 

昨年度から花火でチームロゴを現したような背景のインサートとなっており、結構かっこいいです。昨年度は横型でしたが、今年度は縦型となっており、Goodな変更だと思っています。Boxからもたくさん出現するため、Silverであれば、3000円以下でどの選手も購入可能だと予想され、お手軽なのもよい点ですね。

 

 

 

SPインサート『Prizmania』の評価は…

 

2023-24シーズンから封入されるようになったSPインサート『Prizmania』は今年も封入されます。

 

出現率は10-20caseに1枚とかなりの低確率なのですが、このアニメ調のSPインサート系は評価はほとんどされておりません…。

 

昨年度のPrizmaniaの直近の取引履歴を見てみますと、

2023-14年度のPrizmaniaに関してはwembanyama以外は1000$を超える取引はありません。選手と鑑定結果に左右されますが、200-900$というレンジで落ち着いています。

 

大体SPインサート系は初年度が少し高くなる傾向があるため、2年目となる今年はさらに低空飛行なSPインサートとなる予感がしております…。1箱10万円近い箱の目玉としてはかなり物足りないといえるでしょう。

 

 

  おススメ度

【ビギナーへのおすすめ度】

★☆☆☆☆ シングル購入推奨

 

【ベテランへのおすすめ度】

★☆☆☆☆ シングル購入推奨